どうもアメリカの軍産複合体にコントロールされている感のある与党は、今回のウクライナ危機に乗じて国防費を倍にする様です。
これに強く反対しているのは共産党と山本太郎で、軍事的対立構造の中に組み込まれるコトを懸念していました。
なるほど確かに、日本は島国なので外のイザコザとは距離を置け、ロシアや中国が自発的に「マトモな国」に成るのを待つのも賢い選択でしょう。
しかし、火事はどう飛び火するか予想が出来ないのも事実で、それに備えて国防費に投資するのも一理はあります。(私は反対ですが)
一部の右翼などは、今が北方領土を取り戻す千載一遇の好機だと街頭演説しており、私は斜里の民宿にあるゴムボートで国後島(くなしり)に行きたいと常々思っているので、少し応援してしまいました。
でもやはり、そんな無責任なコトを言えるのは実際に国の舵取りをしていないからで、北方領土を制圧するのは造作もないコトでしょうが、それがどんな衝撃をモスクワに与えるかは計り知れません。
ひっとしたら、第一次ロシア革命の時の様に政権がひっくり返り、民主的な国に生まれ変わるかもしれませんが、それは武力に拠ってではなく良識に依って成されるべきでしょう。
そうして初めて、ソ連邦の残骸である「北」や「中」の国にも民主革命の火が付き、それはSNSを通じて世界中から支持を集めて成就されるコトでしょう。
前置きは以上としまして、本題のSDGsに入らせて貰います。
まずは世界人口を現在のレベルに成長させた化学農法について、善く紹介しているコラムを紹介します。
これまで論じて来た微生物農法(EM農法)というのは、この化学農法のデメリットを保全する目的で行われ、土壌生態系の劣化を防いでそれを向上させます。
この詳細については、以前に書いた「120の妙なる法」のスタートで詳しく述べましたが、ザックリ言うと土壌の微生物叢に「シントロピー(蘇生の法則)」を起こさせる農法と言えます。
「シントロピーの法則」という本は、琉球大学の比嘉教授によって福島復興支援のチャリティー本として書かれ、私はこの一冊千円の本(数十万部売れた)の収益で雇われて働きました。
しかしこの本にはまだ未達成のゴールが多く述べられており、それらを保全したいという気持ちをブログで語って来ました。
またこれ程コントラバーシー(論争を呼ぶ)な本も他に無く、そこには真の「SEGs」を達成するコトの難しさが忍ばれます。
しかし農業に於ける「持続可能な発展のゴール」を明確に示しているのも確かで、様々な利権にコントロールされた社会でこうした「新しい価値」が論争を生むのはむしろ当然と言えます。
この「持続可能な農業」は私の物語の一貫したテーマで、それは古代に於いても達成できるので次回作ではより力を入れて描くつもりで、現代に対するアンチテーゼ(対立命題)にしたいと思っています。