ここでまた、物語に因んだ歌シリーズで3題描きます。
今回は「青き歌」「静かな歌」「希望の歌」の3題とし、それぞれ日本語の歌3首、英語の歌4首にします。
さっそく歌に入らせて貰い、オープニングナンバーはスピッツの「タンポポ」とします。 これはとても青々しいデビュー・アルバム「スピッツ」の中でも特に青く、日本のロックシーンでは珍しいヘビーなベースを響かせたバラードです。 ラブ・ソングとしても味わい深く、現代の若者の心に届く歌です。
次曲はジュディマリの「ドキドキ」にし、これは例によって「旧統一教会」のカラオケ-コンパで歌いました。 周りはみな10才くらい年下で、女の子も多いなか歌うのはかなり緊張しましたが、「青き日の思い出の歌」となりまた。
青き日々に私がよく聴いてたのはイエモンで、中でも「NAI」は格別の青いと思います。 若い頃はまだ何も持たず、だからこそ愛と希望を抱けると謳っています。 この考え方は仏教の「空」に通じ、ロックでそれを表した才能は大したモノと言えます。
アメリカを代表する「青き」アーティストはディキシー-チックスで、特に1000万枚超えのセールスを記録した初期のアルバムから「Goodbye Earl」を挙げます。 これはDVを振るう恋人に復讐する歌で、物議を醸しましたが女性の圧倒的な支持を得ました。
ピンク・フロイドのデビュー・アルバムのオープニングナンバー「天の支配」も「青き歌」で、これは「青との争い」を唄っています。 それはどうやら「宇宙を制覇したい」と云う欲求との争いみたいで、私もそんな欲求に捕らわれた記憶があります。
「blue」というタイトルの歌ではサラ・マクラクランが有名です。 これは grass (草)について謳っているので「T Free」にも入れられます。 アカペラがメインの「静かな歌」でもあり、彼女はこうした歌を多く創っております。
締めはビートルズとし、彼らのメジャーデビュー前の曲で一番有名な「I Got a Woman」を挙げます。 これはアメリカではビートルズの代表曲に成っていますが、この粗削りな「青き歌」は日本ではあまり評価されません。 しかしジョンの才能が最も発揮されている歌と言え、ラストアルバムの「ロックンロール」に通ずるモノがあります。