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YUKI - OMOLOLA

MY DAILY LIFE

ぽりてぃかりー・これくと

2020年11月12日 09時10分56秒 | Weblog
先日の記事(勝手に認定!コロンちゃん)で、優性遺伝・劣性遺伝の話に触れました。異なる遺伝子が2つある場合、発現しやすい方が優性、しにくい方は劣性です。例えばアゴの形。片方の親が大きいアゴ(優性)を持ち、もう一方の親が平均的なアゴ(劣性)の場合、子供も大きなアゴになりやすく、劣性の平均的なアゴになりにくい。マブタもそうで、二重の親と一重の親の組み合わせでは、子供は二重(優性)になりやすい(なりやすいだけで100%そうなりません。ちなみに私の父は一重、母は二重。そして私は劣性遺伝の一重)。二重が優秀と言うのではなく、遺伝的になりやすいということです。

私の頃は学校で「優性・劣性」と習ったのでそう書いたけど、古くから「優劣」という字が誤解と偏見を招くとの議論があり、「顕性・潜性」に置き換えようとの意見もある。遺伝子に優劣はないのに、優れている・劣っているとの偏見を持たないようにさせるポリティカリー・コレクトの観点からみたいで、すでに両方併記された教科書もあるらしいわ。

ポリティカリー・コレクトといえば、過去にも伝染病を感染症に、痴呆症を認知症に、精神分裂病を統合失調症にと言葉の置き換えがあった。保育士も昔は保母さんって言ってたしなぁ。昔の映画でも「当時の社会を忠実に表現~」と、言葉遣いに対しておことわりテロップが入るものがある。魚の標準和名についても、日本魚類学会が「メクラ、オシ、バカ、テナシ、アシナシ、セムシ、イザリ、セッパリ、ミツクチ」の9つの差別用語を新規に名付けないこととし、従来の名前には改名すべきものもあると考えてるそうです。

そうそう、ある小学校ではあだ名禁止っていうニュースも見たわ、へぇ~!すべて「~さん」呼びで統一だから、低学年では「あだ名って何?」と言う子もいるそうな。もちろん酷いあだ名をつけられて本人が嫌がってるのなら、そのあだ名は止めるべきよね。ただ、長い名前のショウザブロウちゃんを短くしたショウちゃんっていう愛称も使わないんだろうか。あっ、苗字にさん付けでしたわね。失礼。

毎日ダラダラ過ごして行動力・思考力も日々衰退の一途にいるワタシ。せめて発する言葉は、ポリティカリー・コレクトに盲従するだけではなく自分でも十分に考えてからにしたいと思います。