
写真は左馬
7月22日(木)
明日休みだけど、どこか行けるかな。
(あら、明日休みなの、んじゃーどこか行かなくちゃね。)
どこか行くと行ってもなー、行くあてもないしなー。
(どこでもいいじゃない、ブラリとあてなどなくても。)
そーだよな、どこか行こうか、ブラリと。
(そーだよ、そーだよ。)
ところで、おまえ、陰の声。今回は軽快に喋りまくっているけど、ずいぶん出番が多いんじゃないか。
(あーら、そうかしら、たまにはいいんじゃないかしら。いつも陰に居るんだもの、少しくらいはネ。それに、ヘンデクとセブランの会話みたいだし。)
なになに、そのヘンデクとセブランと言うのは?
(えーっ!「不思議の国の千一夜」知らないの?)
知らん。
(知らなくてもいいけど、神馬ヘンデクと王子セブランのお話しよ。)
へー、じゃー私が王子セブランね、そしておまえがヘンデク。
(まーぁ、あなたは王子もどきゼフランね。)
じゃーおまえは神馬もどきベンテクだよ。
(うんうん、それでもいいか。で、どこ行く?)
そうだな、キスミー。
(なに、それ。)
あれ、「人間の証明」見なかった?
(ガー ~~ ン! 何十年かまえの映画でしょ!)
うん、うん、霧積に行こうか。
母さん、ぼくのあの帽子どうしたでせうね?
ええ、夏碓氷から霧積へいくみちで、
渓谷へ落としたあの麦藁帽子ですよ。
7月23日(金)山形県寒河江市
道の駅さがえチェリーランド
ベンテク「ところで、なんで山形なの?」
私「まー、いろいろあらーな。」
今日もまた暑いな、、、
店主「ニーサン、ソフトクリーム、イカガ?」
おおーソフトクリームだ、いくらだ、200円か、いいじゃん、いいじゃん。
ところで、この店の人、どーしても日本人に見えない。
ヨーロッパ系のような顔つきしてるけど、話す言葉は、まるっきり日本語だ。
ベンテク「まるっきり日本人だたりして。」
店主「バニラがイイカイ? ハイドウゾ、オオモリダヨ。」
宮川大助、花子の漫才の大助のように、「あー、うー、」言ってるうちに押切られた。
ベンテク「ちゃんと喋ったら! ほんと、だらしない。」
私「うるせーい、私は外人には弱いんだい。」
ポッケットの中の小銭を捜しながらソフトクリームを受取るように取ろうとしたが、ヨーロッパ系店主もソフトクリームをもったまま手を離さない。
互いが、ソフトクリームを持ったまま手を離さない。
これは、事件だ! 難事件だ!!。
ベンテク「毛利小五郎探偵に来てもらう、それともコナンくんがいい?」
いやいや、ここはひとつ
大岡越前守様(おおおかえちぜんのかみさま)御出座~~。
越前「さて、そのほう達、お互いにソフトクリームを持ったまま手を離さず、自分のものと主張しているというが、それに相違ないか。」
「それでは、お互い手を離さず引張り合い、勝った者を持ち主といたそう。」
私「お奉行様、それではあまりにもソフトクリームがかわいそうです、私には出来ません。」
越前「そうか、出来ないか。」、「ソフトクリームを両方から引張り合ったら、ソフトクリームがかわいそうと申すか、そのほうのソフトクリームをいたわるその気持ち、越前は良く分かるぞ。」、「そのほうが誠のソフトクリームの持ち主じゃ、それで良いな。」、「ただし、200円をキチッと払うようにな。」
私は200円をヨーロッパ系に渡した。ヨーロッパ系は手を放した。
これにて一件 落~~~~着~~~~~~~~っ!
さて、道の駅、山形のお土産さがさなくちゃ。
ベンテク「お土産っていっても、自分以外に誰かに買ったことあるの?」
私「ない。ここ最近ない。」
んーん、なにがいいかな、食べものはいらないし、、、
あーっ、これがいい、「左馬」。
ベンテク「なんなのこの左馬って。馬がはんたいだよ。」
私「これはね、縁起物なんだよ。」
私「馬は、ふつう人がひくけど、これははんたいだから、馬が人をひいて来る。ということで、お店のとこでは良く飾ってあるんだよ。左馬は山形が本場なんだよ。」
ベンテク「でも、ここ天童じゃないよ。寒河江だよ、寒河江!。」
ギクッ!
私「ははは、君こまかいこと気にするな。はははは、さすけねぇ~~~~っ!」
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