むかし、むかし。
さほど字を読めない大工が目がよく見えなくなり、釘を打つのもなかなか苦労していた。
しょうがなくて薬屋で目薬を買ったが、説明書の「めじりにつけるべし」を「女じりにつけるべし」と読んでしまった。
変だとは思ったが、いち度ためそうと家に帰り、居眠りをしていた女房の尻をめくると、ここかな、ここかなと目薬をつけていた。
先ほどふかしたさつまいもを食べ、うたた寝をしていた女房は、こそばゆいのと連動して、こらえきれず屁をたれてしまった。
目が悪いものだから、覗き込むようにして目薬をつけていた男の目の中に、目薬が霧状になってふりかかった。
びっくりした男が目をパチクリさせながらひとこと言った。
「なるほど、目薬とはこのようにしてつけるものなのか。」
な、な、なにこれ!
まさかにぃ~!
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