「佐藤淳構造設計事務所のアイテム」 2010-12-07 17:30:15 | 本と雑誌 同年代で、東大准教授の構造家・佐藤淳の「佐藤淳構造設計事務所のアイテム」を読む。 前半は、きれいな建築の写真で構成され、後半は、構造解析のソースコードの数式で構成されていた。この本の構成のように、構造家は、常にかけ離れた両方の思考を同時にする人なのだと思うと、尊敬する。
「ティンバラズ建築展」 2010-11-25 17:24:54 | 本と雑誌 東京で開かれた東大腰原研究室の「ティンバラズ建築展」カタログを読む。2000年の建築基準法改正で、木造で耐火建築物を建てられるようになりました。合わせて高さ制限もなくなりました。それをふまえて、本書は、都市の新しい木造建築=「都市木造」とはどんなものか、その可能性と実現性に迫っている。 「ティンバー・timber」とは、人の手によって加工された木材や製材だそうですが、実物大モデルはカタログでもかなりの迫力です。
美術手帖「SANAA」特集 2010-11-17 18:05:33 | 本と雑誌 今年、建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞した「SANAA」が特集された「美術手帖」を読む。 ユニットを組む一人、妹島和世はインタビューで「新しい物体でもあるんだけど、でも周りと溶け込んでいて、自然でもある。そういうものができるといいなと思っています。」と語っている。
「ぼくらが夢見た未来都市」五十嵐太郎 2010-11-13 21:15:16 | 本と雑誌 建築史家・五十嵐太郎の「ぼくらが夢見た未来都市」を読む。 ダ・ヴィンチから、1970年の大阪万博、今年の上海万博まで、マンガとSFまで合わせた未来都市がまとめられ、環境・情報化のあとの未来都市とは、考えせられてしまう。
『「世界征服」は可能か?』岡田斗司夫 2010-11-07 17:18:24 | 本と雑誌 「オタキング」として知られ、大阪芸大教授・岡田斗司夫の『「世界征服」は可能か?』を読む。 男の子なら、子供の頃、誰もが考えた「世界征服・制覇」の夢を、アニメや漫画を参考に徹底的に考えている。仮面ライダーから、ドランゴンボールまで、悪の支配者の分析がおもしろく、現代の自由経済とネット社会システムによる大衆が支配する社会で、「世界征服」が可能かどうか分析されている。