YuHiのブログ

ザッカーバーグにとって misinformation (ワクチンの) とは何か? 

最近、巨大グローバルSNSが軒並みワクチン被害者の声を封じ込めようとする動きが激しくなっています。
グーグルは検索アルゴリズムを変更し、ワクチンの被害については検索しにくくしました。
Pinterest では 彼らが反ワクチンとレッテルを貼った内容は一切掲載できなくしました。

そしてフェイスブック(FB)のザッカーバーグは、ここにきて反ワクチンを取り締まると宣言しました。

ところで
10月23日に米国議会の金融サービス委員会にザッカーバークが呼び出され、今後彼が展開していく予定の仮想通貨についての質疑応答がありました。

Hearing of the Financial Services Committee. October 23, 2019

https://youtu.be/QdUlyUAFMpc

その際に、FBにおける「発言の自由」について、共和党議員であるPosey氏が質問をする機会がありました。

そのやりとりを和訳します。
(以下、Zはザッカーバーグ氏、PはPosey議員 です)
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まず、Posey議員が今やFBは我々の生活にとってなくてはならないものであると前置き。
ザッカーバグの様々な挑戦を歓迎し、このヒアリングに来たお礼を述べます。
その後質問を開始します。

P 「残念なことに、FBがスピーチを検閲しているという噂があります。 

ワクチンについての自由なやりとりを取り締まると聞いて、失望しました。 
私はこども・成人のワクチンが不要なものだとは思いませんが、リスクについてのオープンでざっくばらんなコミュニケーションも必要だと感じています。

ワクチンを打つか打たないかは、誰もが十分な情報を得、そこから自主的に決断するものです。

リスクがあるからこそ、政府はワクチン傷害補償ファンドを作り、今までに40億ドル以上をワクチンの被害者に支払ってきているのでしょう。
この支払いの記録こそが、ワクチンにはリスクがあることを示す明確で説得力のある事実です (注1)。

またワクチンのリスクについての医学的研究もあります。 

一方、議会の中にはワクチンのリスクは存在せず、間違った情報から女性を守るために、FBは警察よろしくワクチンの情報を取り締まるべきだと主張した議員がいました(注2)。

ザッカーバーグ氏は発言の自由を尊重すると言いました。
今後もFBをワクチンの利点とリスクについてオープンに話し合う場としていただけますか?」

z 「ご質問ありがとうございます。
人々が自由に発言できることを非常に重要視していますし、自由な発言の場を提供するというのはFBの基本理念です。

一方で、デマ(misinformation)が拡散されることを防止してほしいとしばしばユーザーから注文を受けます。

そこで、我々は身体に害を及ぼす可能性のあるデマ(misinformation)を集中的に取り締まることにしようと思います。
その中には健康アドバイスも含まれ、数ヶ月前騒ぎになった・・・

P 「(ザッカーバーグを遮り)時間が無いので本題に戻りましょう。
あなたはワクチンが100%安全で、地球上の誰にも害を及ぼさないものだという自信があるのですか?」

z 「地球上の誰も100%確実などといえる人は言ません。
しかしワクチンの接種は重要であるというのは、「科学的合意」です。」

P  「あなたは、FBは自由な発言の場を提供することを信じていると言いました。

つまり、あなたと異なる意見であっても発言の機会が与えらるべきということではないのですか?

40億ドル以上の賠償金が、4000人以上のワクチンの被害者に支払われています。
であれば、人々はワクチンに関する様々な情報を手に入れ、その中からふさわしい情報を選択すべきではないでしょうか?」

z 「私もそう思います。
ですから、間違ったことであってもFBに掲載することを禁止してはいません。

しかし、ワクチンは別です。
反ワクチン(anti-vaccine)(注3) 的な内容を投稿したり議論したり、といったことを禁止しようとは思いません。
しかし、そういったグループに参加することを促したくありませんし、グループを推薦したくありません。

ユーザーがこういったグループに参加することを推奨するのは止めさせ、意欲を削ぎたいのです。」

P 「わかりました。ではどのように削ぐのですか?」

z「いくつかの手法があります。

例えば、誰かが反ワクチン的サイトに繋がる言葉を入力して検索をかけると、そこでそういったサイトを推奨しないようにします。
具体的なグループ名を検索して、それが上がってこない様にはしませんし、ブループに参加することは阻止しませんが、FBが積極的に参加を推奨することはしません。」

P 「このポリシーで傷つく人の多くは、お子さんがワクチンの副反応を被って障害者になった親ごさんです。
私は、我々は、あなたも私も、この方たちにそんなに簡単に背を向けるべきではないと思っています。

もし統計をご覧になったら、あなたはひどい間違を犯していると思います。
if you look at the statistics I think you’re making a bad mistake.」

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注1:昨日ご紹介した公的資料に掲載されていた 
「米国ワクチン傷害補償プログラムによって被害者に支払われた賠償金の金額」



同じく、「被害の訴訟件数」



注2:民主党のアダム・シフ議員だと思われます。SNSに反ワクチンの検閲の強化を注文しました。今、別の事件で注目を浴びでいますが。

注3: ザッカーバーグは、臆面も無く反ワクチン(anti vaccine)という言葉を使い、間違った情報でも発言を許しますと言っていることから、彼がレッテルを貼るところの反ワクチンは、FBで間違った情報(misinformation)を流しているという確固たる信念があるようです。

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