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高杉晋作の眠る東行庵に眠りから覚めた花菖蒲

2024年06月19日 18時26分16秒 | 菖蒲


山口県下関市の山間の静かな場所に、明治維新の発火点となった長州藩の高杉晋作が
眠る東行庵(とうぎょうあん)があります。


梅雨入り前後のこの時期に、様々な花菖蒲が東行池を彩ります。

高杉晋作は、江戸時代から明治に変わる際に武士ではなく農民などから創設した奇兵隊によって
長州藩を佐幕から倒幕に変え、島津藩とともに明治維新への橋掛かりを作った人です。

これほどのことをわずか29歳でこの世を去るまでになし得た長州の星です。

晋作は、死後奇兵隊のそばで眠るという遺言によります。
下関で晋作を世話をした「おうの(梅処)」は晋作が眠るこの地で晋作が生前「おうの」に伝えていた号の東行の名を取り
東行庵とし終生を弔ったそうです。



東行庵入り口
静かな雰囲気が醸し出されていました。


東行池の中心にある朱橋
朱色の橋の左の池には花菖蒲、右の池には蓮が咲いています。


朱橋の左手の池
緑に覆われた中の花菖蒲


朱橋の右手の睡蓮と錦鯉


左側の池を散策
左の池は一周散策できます。
朱橋の対岸から見たもので、数人の観光者がいました。
朱橋と大きな石塔のコラbが素敵でした。


同上のクローズアップ


散策路
快い木陰の中を散歩できました。


池を一周して花菖蒲と朱橋のコラボ


朱橋の右側の池


白い花菖蒲が水面に映えていました。


東行庵
この家で「おうの」は終生を捧げて晋作を弔いました。


高杉晋作の銅像
池の入り口にあり、2016年に新たにできたものです。
それまでは東行庵のある清水山(しみずやま)の頂上付近にある銅像だけで
一度行きましたが大変疲れました。
銅像の揮毫は元安倍首相です。


高杉晋作は、小説や映画やTVも気がついたものは目を通し、関係ある史跡にもかなり行きました。
その間に高杉晋作という方のイメージが私の中で、すごい人→なりたい人→とてもなれない人と歳とともに変わりました。

また、東行庵は筆者の生まれ育った場所から比較的近いところでしたが、
30年前には車もなく、今のようにナビもない時代で長く東行庵の場所がわかりませんでした。

現在の科学の進歩に感謝です。。

コメント (8)
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