ぶるlog

公認を目指す職業的専門家ぶるの日々の記録

運転士と職業倫理

2005-04-27 12:33:16 | weblog
すでに91人の方が亡くなられた。
1両目にはまだ十数人が取り残されてるという。

運転士と見られる遺体も発見されたようだ。

高見運転士は以前にも何度かミスを犯していたという。
人である以上ミスを犯してしまうのは仕方のないことだと思う。
しかし、非常に許しがたいのが
オーバーランの「虚偽報告」を行っていたことである。
事故の原因であろうスピード超過で運行していたのも
乗客のためではなく処分を恐れ自分のミスを隠すために行ったもの
と思われる。

1編成で数百から千人強の乗客を乗せ、
その人々の命を預かってる運転士には、
法律によって高い倫理が求められる会計士や弁護士、公務員
といった職業以上に職業倫理が求められる職業なのだと思った。

もちろん運転士をはじめ鉄道会社で働く社員の多くは
そうした信念を持って日々の業務にあたっていると思う。
そうした人々が築きあげてきた鉄道の安全に対する信頼が
倫理観の欠けた運転士のせいで損なわれたことが残念でならない。