goo blog サービス終了のお知らせ 

Re-Set by yoshioka ko

■奇妙なことばかり

 この国の危機管理はいったいどうなってるのだろう。警視庁から漏れた対テロ関連の内部情報と尖閣列島での中国漁船追突ビデオのことである。

 警視庁の内部資料は、これは大いに問題がある。イスラム系の人間であったり、イスラム系の男性と結婚しただけの日本人女性であったり、つまり容疑者にも当たらない普通の人々を聴取し、それを記録した調書がそのまま漏れているのである。それらを読めば、警察の狙いも透けて見えてくるが、それ以上に(警察の聴取に協力した)普通の人々が、聴取内容の他にも、実名、家族構成、住所、連絡先まで記入され、いかにも容疑者のようにも見えてくるのだ。

 誰が何の目的でネット上に流したのかは今のところ不明だが、明らかに悪質な行為である。それに比べ、もう一つの尖閣ビデオのほうは悪質性がないだけに、Youtubeへの漏洩は、ある意味共感を呼ぶのかも知れない。もちろん、海保の人間であったり検察関係者であれば、政府が公開しないと公言している以上、国家公務員法の守秘義務違反の疑義はあるだろうが、いずれにしてもどっちに非があるのか、白黒をつけるのは、この事件以降の日中関係を見れば、むしろ公開は当然と、というべきだろう。むしろ政府の対中国外交がなぜ及び腰なのかのほうが、奇妙に映るのである。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ニッポンの政治」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2021年
2012年
人気記事