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Re-Set by yoshioka ko

■小沢流の改造計画

 民主党の顔となった小沢一郎氏は、自らが変わらなければならない、と記者会見でいい、さらにこう述べる。

 「日本人も日本社会の仕組みも、もう少し自立した合理的・論理的要素を採り入れていくべきである。自分は情に棹をさして流される方なので、政治の決定には感情を挟んではいけない、と言い聞かせている。マスコミのみなさんに対する態度も、ブッスとしていないで笑うとか、そういう変身も心がけなければならないと肝に銘じている」
 
 小泉首相は、小沢さんは変わったと思うか、という記者の質問に、「人間というものはなかなか変わらないものですよね」などと述べている。

 自分自身を変える、ということはなかなか難しいことである。小沢氏がこういう言葉を使ったのも、この5年間の小泉政治がもたらしたものがあったからなのだろう。

 政治家小沢氏にこれまでつけられてきたイメージは、「剛腕」であり「壊し屋」であり「裏技」であり「密室」だった。しかし日本の政治の姿も大きく変わった。党首討論にしても、小泉首相の一日一回のぶら下がり会見にしても、「表技」の世界が政治の世界でも当然の事となった。

 そういう変化を承知の上で真剣勝負ができるのであれば、日本の政治も少しは緊張感あるものに変わっていくだろう。政権を獲ることこそが改革だ、といかに叫んでも、民主党を取り巻く環境はまだまだそんなに甘いものではない。

 しかし、小沢党首自身が変わり、民主党が変わり、自民党政治との対抗軸を鮮明にし、そして国民にきちっとした説明責任を果たしていくような政党に成長していくのであれば、民主党議員の不祥事始め偽メール事件などで窮地に陥った民主党にとっては、願ってもない党首選だったといえるかも知れない。
 

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