エヌのブログ - 永田町激動記 & 東日本大震災記録

2011.8.30新首相誕生に伴い、≪エヌのブログ - 東日本大震災記録≫を、( ↑上記↑ )に改題

基地問題で混乱させた鳩山。今回は不信任案を混乱さす。

2011-06-05 03:21:31 | 暴かれる真実
「宇宙人」鳩山前首相の再登場
ウォール・ストリート・ジャーナル 日本版 2011/6/3 17:55


今週の政治の舞台で展開された数々の奇想天外な場面の最大のハイライトは、国内メディアが愛情を込めて「宇宙人」と呼ぶ鳩山由紀夫前首相の再登場だ。

ちょうど1年前、日本の基準からしても混乱に満ちた不完全燃焼な9カ月の末に辞任した鳩山前首相は、与党民主党の政治家の中で、もっとも政界の黒幕というに似つかわしくない政治家だ。

その彼が、今週の政治劇の主役だったことは間違いない。その目立ち方は、いかにも彼らしいおぼつかないものではあったが。

第一幕: 鳩山前首相は1日夜、菅直人政権に対する不信任決議案に賛成することを示唆した。このニュースで、不信任案の支持者らは、決議案可決の可能性が高まったと信じた。

第二幕: 2日午前、菅首相と面談、そこで首相から「どこかの時点で辞める」という曖昧な言質を得た。それを受け、前首相は満足げに不信任案へは反対することにしたと表明した。この変心が、約70人の反菅陣営の民主党議員をして、同氏とともに不信任案へ反対票を投ぜしめた。そして、不信任案は大差で否決された。

第三幕: 採決後、鳩山氏は記者団に、菅首相は「夏」には退陣すると約束したと語った。しかし菅首相とその支持者らはそんな約束はしていないと反論。2日夜には、菅首相は記者会見で、辞任は、たぶん12月か来年1月頃・・・と明かした。

第四幕: 3日朝、テレビカメラに取り囲まれた鳩山氏は興奮の余りつばを飛ばしながら「ペテン師まがいのことを首相がしてはいけない。不信任案に賛成すべきだった」と菅首相を非難した。

菅首相が鳩山氏を出し抜いて当惑させたこと自体は、それほど驚くに価しない。それより不思議なのは――なぜ多くの民主党員が、指導力があるとは思えない鳩山氏に付き従っているかだ。

記者:Jacob M. Schlesinger


最新の画像もっと見る