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記者/声楽屋のヨーコが綴る、サッカードイツ代表の時事情報ページ。選手やクラブの話を中心に、現地観戦記などもお届け。

ブンデスリーガ天王山対決はドルトムントが勝利。しかし、その裏には大きな課題も。

2012-04-12 | Nationalmannschaft+Ex



みなさん、Ciaoヨギです(゜∀゜)≡

12日早朝には、EURO2012開催のために早倒しになっていたブンデスリーガ第30節が行われましたが、みなさんいかがお過ごしですか?
ヨーコはもちろん天王山となる、ドルトムント(Borussia Dortmund)対バイエルン・ミュンヘン(FC Bayern Muenchen)を観戦。あまりにも凝縮した戦いの結果、ドルトムントのラッキーシュートがバイヤンのゴールを割り、1対0で一歩王者へと近づきました。



この日はスタジアムにブイ兄(ダニエル・ヴァン・ブイテン選手)の姿が。
インタビューでも順調に復調していると答え、現在この先の契約についてクラブと話し合いが持たれています。



そして天王山ということで……!!
われらがドイツのヨアヒム・レーヴ監督
(通称ヨギヨギ)も観戦に登場~♥

Vネックニットが、春の予感を感じさせますネ(^p^)



この日、シュバイニィ(バスティアン・シュヴァインシュタイガー選手)はベンチスタート。
来週行われるチャンピオンズリーグを考慮したものかと思われます。



【メンバー】
Neuer
Lahm
Boateng
Badstuber
Alaba
Luiz Gustavo
Kroos
Robben
Müller→61min. Schweinsteiger
Ribéry
Gomez→75min. Olic



いよいよ決戦の火ぶたが切られます!
あ、王子(フィリップ・ラーム選手)が……( ゜ェ゜)。oO(ケールさん…ムギュムギュいいな~)



試合は序盤から、両者一歩も引かない展開で進んで。



シュートの数こそやや上回るものの、全体的にはドルトムントにペースをコントロールされていました。



また、どちらもいつも以上に気合の入った、かなり手堅い守りを見せ合います。



そんな中、開始から早い時間に繰り出されたドルトムントのシュートをマヌ子(マヌエル・ノイアー選手)が体を張って死守!



┏ヽ(´)Э`)ノ ┓マヌ子神降臨!!o(゜∀゜o)(o゜∀゜o)(o゜∀゜)o



そして吠えるマヌ子。こ、こわい……(゜ロ゜; 三 ;゜ロ゜)



さらにこの日はゴールポストも大活躍。いくつかのシーンでゴールポストが"いい仕事"を見せるシーンも。



前半はそのまま、両チームとも無得点で終えます。



そしてこの試合、なんとマヌ子への“バナナ攻撃”が!



無数のバナナがドルトムントのサポーターから、マヌ子の守るゴールネット付近へと投げ入れられました。さすがの量に場内の関係者も苦笑い。


しかし何ちゅー画でしょうか(爆)。そもそも食べ物を粗末にしちゃだめ~!!(;`Д´)

ちなみにマヌ子は余裕のスマイルをカメラに抜かれていました。
あとのインタビューでは「バナナを投げ入れられたけど……?」という記者に対し「いままで強い雨とか降ってきたときもあったよ。バナナはなかったけどね(笑)」とこれまた余裕。
……もとシャルケならではの慣れでしょうか、コレ(爆):(゛゜'0゜';):



しかし……これはいけません!!
実はバナナとともに、こういったボールのようなものも投げ入れられていました。


表情が完全に一致する、松(マッツ・フンメルス選手)とロベ兄(アリエン・ロッベン選手)。

このまま引き分けになるかもしれない空気が漂い始めた77分、得点が動きます。



コーナーキックを経て黒゛(ケヴィン・グロスクロイツ選手)の放ったシュートが、後半から交代したロベルト・レヴァンドフスキ選手のかかとにふれ、シュートコースがわずかにチェンジ。



黒゛のコースを読んでいたマヌ子の横を通り、左隅へとボールは吸い込まれました。



この局面で1対0!
ドルトムントが貴重な先制を果たします。




しかし後半、時間がどんどん過ぎていくうちに、パワープレーを展開しているドルトムントにも疲れが見え始めます。



そんなとき、バイヤンに大きなチャンスが訪れます!!



ゴール付近に接近したロベ兄と、浪漫(ロマン・ヴァイデンフェラー選手)がクラッシュ。



そこでPKという同点の大チャンス!!
しかしロベ兄のキックは、見事に浪漫がキャッチします!



これはビッグプレー!!!!!!!



試合は2分間のロスタイムに。最後、時間つぶしを行っていた浪漫をシュバイニィと王子がアピールするも、今回かなり手堅いジャッジをくだしている審判はスルー。



そのまま試合は1対0でドルトムントの勝利に終わりました。



がっくりと肩を落とすチームメートを気遣う王子……(゜´ω`゜)



ロベ兄も硬い表情ではありましたが、拍手してその場を去りました。



早々に引き上げるシュバイニィに、くろぷー(ユルゲン・クロップ監督)が握手。



そして全試合が終了した時点での、現在の順位表がコチラ。
なんと3位のシャルケ(FC Schalke 04)もニュールンベルク(1.FC Nürnberg)に4対1と大量失点し、順位は上位とも変わらず。
逆に4位のメンヒェングラットバッハ(Borussia Mönchengladbach)に追いつかんとする、5位のシュトゥットガルト(VfB Stuttgart)や6位のレヴァークーゼン(Bayer Leverkusen)、そこにくらいついているハノーファー(Hannover 96)などがジワジワ追い上げを見せています。



これで勝ち点差を6に広げたドルトムント。半分マイスターシャーレに手が届きかけているかに見えますが、次戦は宿敵・シャルケとの"ルール・ダービー"がひかえ、さらにそのあとはメンヒェングラットバッハとの一戦も残っています。
勝負は何が起こるかわかりません。可能性としてはバイヤンはもちろん、シャルケにも首位奪還のパーセンテージがわずかながら残っています。

そして、なによりも今回の試合で顕著になったできごとがあります。



それは、ロベ兄がPKを失敗してしまったあとのことでした。



落胆するロベ兄のもとに、ネヴェン・スボティッチ選手が近寄り……。



挑発的な表情と身振りとともに、口に出してはいけない言葉を叫びました。

こちらがそのときの様子です。



ドイツのサッカー誌によると、唇の動きから「ろくでなし・馬鹿」をさすスラングを発したと報道されています。
正直なところ、これを画面で見たときにはあきれてものが言えませんでした。
あまりにも子供じみた、愚かな行為です。もし、同じことをバイヤンの選手が行ったら、恥ずかしくてほかのクラブを応援している人たちに顔向けできないレベルの行為です。



スボティッチ選手はセルビアの代表選手であり、ドイツ代表ではありません。
しかし、一選手の態度でチームの印象がガラリと変わることを自覚し、猛省すべきでしょう。



個人的にくろぷーの采配は興味深く、布陣やプレーも若さのあふれる、現在のドルトムントらしさが前面に出た見ごたえのあるものになっています。それだけに、今回のスボティッチ選手の行動は、せっかくの勝利に味噌がついたかたちになったと言わざるを得ません。




また、ここにきて「粗雑だけど、若いエネルギーで突っ走る」というドルトムントの、プレー以外の面における方向性についても、少し考えるときが訪れたのではないでしょうか。

もし「バナナ事件」も含め、今回のケースを“なあなあ”で収めてしまうのであれば、どんなに彼らが勝負に強くとも、マイスターシャーレを掲げる品格までは持ち合わせていないということが、自らによって露呈されることになるでしょう。



さらに今回は、もうひとつ気になることが。
それは試合中のこちらの映像。なんとドルトムントの戦列を離れているゲコ(マリオ・ゲッツェ選手)の隣に、メンヒェングラットバッハのロイス(マルコ・ロイス選手)の姿が。

シーズンも終盤に入り、いっそう緊張感が重要となるこの時期、仮にも来季からの移籍先のチームメートであり旧知の仲とはいえ、これを目にした現チームメートの心境はいかなるものでしょうか。
正直なところ、ロイスは見た目の雰囲気からか軽い印象に映りがちで、それは彼のもったいない部分ではあります。しかし、このふるまいは何となく、ここのところ急に調子が落ちてきたメンヒェングラットバッハの内情を垣間見るような気持ちになりました。



彼らはプロのスポーツマンです。それは常にプレーや日頃の行い、人間性までも評価されるということ。 "傍若無人"と"スポーツマンシップのかけらもない恥知らず"は、明らかに別物なのです。むしろ強いチームこそ、それにふさわしい品格を備えるべきでしょうし、プロ選手にふさわしい態度やスポーツマンシップは現在のドイツ代表においても、特に重きを置かれているところです。

勝負でヒートアップしていたとしても、相手チームや選手をリスペクトし、それぞれを思いやる。この“人として当たり前の部分”が欠けていて、どうして観客を感動させるプレーができるのでしょうか。ましてやサッカーはチームで行う競技。これは、決してひとりだけの問題でないように思えてなりません。

 

今回の行為の数々は、試合内容が本当に白熱して充実したものであっただけに、非情に残念なものとなりました。
事実、このあとにはスボティッチ選手による、あわやオウンゴールのシーンもありました。
因果応報ではないけれど、自分の行いの代償のようにも感じられるシーンでした。



試合後、スボティッチ選手は自分の行動に対して反省の色もなく「みんなテンションが上がっていた。あの(ロベ兄の)飛び込みはPKじゃないだろう」とコメント。たとえ表面的な部分であっても、非礼に対してエクスキューズすることすらなく、一層失望感がつのりました、

くろぷーからも何かしらリアクションがあるかと思いきや、大金星にテンションが上がったのか、次戦のシャルケを挑発するインタビューとなりました。……似たもの監督と選手と言われないよう、このあたりの対応は本当に肝に銘じるべきだと思います。
少なくとも、前年度王者にふさわしい品格を備えることは早急な課題。その品のなさによって、いつか足元をすくわれることがないように……。



ところで問題のシーン、実際ロベ兄にはあの大歓声の中、はたしてスボティッチ選手の暴言が届いていたのでしょうか。おそらく何か言っているのはわかったのだと思いますが、滅多にない自身のPKミスにより半ば呆然としていた表情には、それをはかりかねるものがあります。

……でも。ヨーコはもしかすると聞こえていなかったのかも、と思います。
もし聞こえていたら、スボティッチ選手は
今ごろ病院へ搬送でしょう(笑)

その場でボッコボコにされて"スボコティッチ"状態必至!
むしろ無傷で帰れたことに感謝するべきだぞ、スボ!←



そしてバイヤンには、まだまだやるべきことが山積みです。
今週末には前倒しのブンデスリーガ第31節、さらに来週はチャンピオンズリーグ(CL)でホームにてマドリーを迎え討ちます。その中2日後に再び同第32節、その翌週にはスペインで再びCL、中1日を置いて同第33節。
……忙しいんです!!(´Д⊂)

だからこそ、応援も頑張りたいものです。どうかシーズン終了まで、これ以上大きなケガを誰も追うことなく、納得のいく成績をおさめられますように。
では、また(゜∀゜ )≡ 

 【おまけ】

試合開始前のマヌ子。額に汗が光ります。……額、広くなって……ない!?:(゛゜'0゜';):

そんなマヌ子が試合中に見せたトリッキーなスロー。面白いですネ☆
こういうところや、マヌ子お得意の超ロングスローからのゴールを見たいな……♥(´▽`)



あ、この咆え顔は遠慮しときます☆ギュ(〓_〓)ノ)´)Э`)=3



かわいく苦悩するシュバイニィ♥



そんなシュバイニィと王子による、不思議ポーズの瞬間。



反対側から見たら、こんなことになっていました!アワ((゜゜дд゜゜ ))ワワ!!



シュバイニィったら、なんだかくろぷーに気に入られてる!?( >д<)イヤァ-ン!!



最後は超カッコいい王子の画像で……♥



……と思っていたけれど、やっぱりコレでしょう(笑)!
本日の「リベ・コレ」は……見えそで見えていませんネ~!! 残念!←え


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4 Comments

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ヨーコさんの気持ちよ~くわかります(`ε´) (タロ)
2012-04-13 14:57:39
彼のロッベンへの態度は酷すぎましたね(>_<)
スポーツ選手として絶対にしてはいけないことだと思います!
あと、ロイスのことも同感です!
きっとファンは心を痛めていると思います(>_<)
なんだか色んな意味で残念な試合でしたが、バイエルンには気落ちせず残り試合も全力を出し切ってほしいですねε=ε=┏( ・_・)┛
返信する
私も同じく・・・(;一_一) (ちよちよ)
2012-04-13 16:53:55
ヨーコさんこんにちは。

この試合、ニュースで見ました。
ドルに日本人選手がいるからニュースで流れたのでしょうが、得点シーンとロベさんのPKシーンだけでしたので、まさかこんなことになっていたとは全然知りませんでした。

ヨーコさんと同じ気持ちです(>_<)
特にサッカーは大人気スポーツで、それこそ皆から常に注目され憧れの的ですよね。 だから余計にこの選手の振る舞いはにショックでした。 
勝負は勝たないと意味がない、そうかもしれませんがそれだけで済ませてほしくないとも思うのです。
返信する
ロッベンは悪くない。アイツは悪い。 (Bridge)
2012-04-14 20:27:58

CLではこんなチームでさえもドイツの代表として見られますもんね…

スボティッチをDFB?は罰しないんでしょうか…
"差別的発言"じゃなければ何を言ってもいい訳ではないですよね!
返信する
考えさせられる試合でした。。。 (ヨーコ(゜∀゜))
2012-04-15 06:21:17
☆タロさま
PKが不満であれば、ジャッジにくってかかればいいよって思っちゃいました☆ それをあんな行為で晴らすというのは、スポーツマンとして失格といえると思います(´Д` )<残念……。

・*:.。. .。.:*・゜゜・*☆(〓_〓)I ̄凵 ̄/I{Θ_Θ}(´)Э`)☆・*:.。. .。.:*・゜゜・*

☆ちよちよさま
おそらく、ダイジェストなどでこの映像を流すメディアは日本にはないでしょうね。勝負も大事だけど、選手である前に人間として大切な部分を忘れてはいけないと思うのです(゜∩゜)グスン

ちなみに31節のシャルケとのダービー戦では、残り時間わずかの時点でスローイン前のシュメルツァーが靴ひもを結び、時間稼ぎをしてイエローカードをもらいました。ドルトムントはこの試合も勝ったけれど、そんなことをして得た勝利に胸を張れるのかなぁ、とまたまた残念になりました。

・*:.。. .。.:*・゜゜・*☆(〓_〓)I ̄凵 ̄/I{Θ_Θ}(´)Э`)☆・*:.。. .。.:*・゜゜・*

☆Bridgeさま
そうですね、もし来季にドルトムントがCLに残ったとしても、いまのままのおろかな行為をするのかな……と心配になっています。少なくとも、ブンデスリーガ上位代表クラブとして欧州で戦うのであれば、それにふさわしい品格を備えるべきだと思います。こういった行為が許され、まかり通ってしまえば、ブンデスリーガ全体のマナーが悪いという印象につながってしまいかねません。

DFB、本来であれば呼び出&厳重注意でもおかしくないと思います。ドルトムントは差別発言をした過去もありますので、クラブ代表者・当事者への罰則はあってしかるべきです。まずもってバナナの投げ入れは危険行為ですものね。もしかすると数日中にDFBから動きがあるかもしれませんので、チェックしていきたいと思います☆
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