いよいよ現地時間の28日金曜から6月6日まで、オーストリアのゼーフェルトにてEURO2020(欧州選手権)のための合宿がスタートするドイツ代表のみんな。
先週には28名の選手の発表も無事終わり、現地時間29日に行われるチャンピオンズリーグ決勝を残す選手たち以外のメンバーは、現地での集合を待つのみとなりました。
合宿に先駆け正式な背番号も発表され、いやが応にもカウントダウン気分が高まります♪
また、番号は与えられていないものの、今回はアルミニア・ビーレフェルトのシュテファン・オルテガ選手がGKの予備選手として待機措置に。
着々とEURO2020への準備が進むドイツ代表ですが、今大会期間中に合宿の中心となるのは、バイエルン州ヘルツォーゲンアウラハにあるアディダス本社の敷地内に建てられた「HOME GROUND」です。
ちなみに、こちらは2019年にアディダス社が創立70周年を記念して同敷地内に建設した新社屋の「ARENA」。
モダンな内装の社屋は総面積5.2ha! 東京ドームがまるごとすっぽり入っても、まだ余裕がある大きさです。エントランスにある136段の階段を毎日上り下りすると、1年でフルマラソンぶんのカロリーを消費するのだとか。え、社屋での行き来がすでに地獄ってどんなブラッ(ry
そんなARENA周辺が建設途中のときの様子がこちら。ARENAが小さく見えるほどの本社敷地の広さといったら!!( д)゚ ゚ 本社総面積は、なななんと東京ディズニーランドよりも広い55.5ha!! その広大な敷地内に建てられたHOME GROUNDの姿は……。
こんな感じの施設。
あれ? なんだかちっちゃい……?
いえいえ、この小さいコテージタイプの建物がエリア内に15棟設けられ、選手たちはブラジルW杯の合宿地「カンポ・バイーア」のように1棟につき4人グループで生活します(各自個室あり)。写真左側に見えるのが、プールやフィットネスジムなどを併設した3棟からなる“本館”で、ここでみんなは食事をしてくつろいだり、各国の試合を一緒に見るなどして過ごすとのこと。
さらに代表チームが利用したあとは、従業員やゲスト用の住居併設施設になる予定です。
一方、こちらは数年前のHOME GROUND建設予定地の姿。おととしの冬まで何もなかった場所でした。
そこから地元業者の協力を経て急ピッチで建設にかかり……。
当初は2020年5月の完成を目指していましたが、新型コロナの影響によりスケジュールにずれが出たものの、ようやく無事完成しました。
コロナの影響を受けたのはそれだけではありません。コロナ以前の計画では、ここでアディダスの社員たちとお茶やスポーツをするなど積極的にコミュニケーションをとりながら生活する予定でした。現在はそれらチーム外部との接触が禁止となっています(´•_•`)
そして建設に際しては、アディダスが掲げている「持続可能性」をテーマにつくられたこの施設。
メインの棟も選手が宿泊する棟も、できる限りドイツとオーストリア産の木材が使用されたナチュラルなものになったそうです。
さらに気になるのが立地の交通の利便性。同地はニュルンベルク空港から車で20分という近さ。フランス、ポルトガル、ハンガリーとの3戦はすべてミュンヘンのアリアンツ・アレーナで行われるため、スタジアムには飛行機経由で約1時間、車だと約2時間(距離約230km)程度で到着できます( ゚∀゚)و
ビアビア(オリバー・ビアホフ独代表チームマネージャー)は、施設完成の取材に対し「ブラジルW杯の時のようなチームスピリットが生まれることを期待している」とコメント。2014年の奇跡を再び起こすべく、同地での合宿に期待をかけています。
選手たちの“班分け”はまだ不明なものの、ベテラン勢復帰にはこのような側面があるのかもしれません。カンポ・バイーアスタイルを経て、再びチームが固くひとつにまとまるのか、まずは誰も離脱することなくゼーフェルトでの合宿に顔をそろえることを願っています( ´人` ).。*゚+.*.。
では、また☆☆☆☆
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女性カメラマンによる白と黒の静謐な世界で表現された、2012年のEUROの記録。 レジーナ・シュメケン著 |
Hatje Cantz Verlag Gmbh |
2014年W杯のドイツ代表を完全記録した写真の豪華装丁版。 |
Edel |
2014年W杯のドイツ代表を完全記録。 |
Edel |
2010年W杯メンバーによる写真集。 エレン・フォン・アンワース著 |
Zeitgeist Media Gmbh |