みなさん、Ciaoヨギです(´v`) 今回はドイツ時間5月25日に行われた、UEFAチャンピオンズリーグ決勝の模様をお届けしますね。 決戦の地となったのは、イギリス・ロンドン郊外のウェンブリースタジアム。 世間ではスペインによるクラシコ勝負が予想されていた決勝戦。ところが、いざふたを開けてみるとドルトムント(Borussia Dortmund)対バイエルン・ミュンヘン(FC Bayern München)という、史上初のドイツ勢対決となったのです。 ウェンブリースタジアムに、ブンデスリーガでおなじみのロゴがふたつ……! この日のためにドイツから駆けつけてきたサポーターたち。ドルトムントの応援のみなさん、なんだかドリフの「雷様」のようです(爆)(゜∀゜)←古い こちらはバイエルンのサポーター一家。バイエルン地方の伝統衣装であるディアンドルをアレンジした衣装をまとって。 さらに会場では、ウリちゃま(ウリ・ヘーネスFCB会長)のリアル紙お面を手にした人も! そうかと思えば、なんとこちらはくろぷー(ユルゲン・クロップ監督)の紙お面にリアルサングラスを被せたアレンジのドルサポを発見☆ ナイスアイディア!! さらにさらに、なんとユニフォーム名を「ウェン」さんと「ブリー」さんにして、並ぶと2013年になる背番号という上級者もいました(゜▽゜*) ちなみにこの日、われらがドイツのヨアヒム・レーヴ監督(通称ヨギヨギ)たちはマイアミからホテルで観戦。 選手たちも固唾を飲んで、そのときを待ちます。 試合前には黄色と赤色の戦いを模したプレビューが行われて。 両チームから兵士の姿をして登場したのは、ドルトムントのユースコーディネーターを務めるラース・リッケン氏と、バイエルンのレジェンドのひとり、パウル・ブライトナー氏! 応援する方にも力が入ります。「バイエルンのない人生に意味はない」と書いたフラッグを持つファン。 今回、コンディションが整わず出場を見送ったゲコ(マリオ・ゲッツェ選手)。観客席から試合を見守ることに。 いよいよ、選手たちが入場! 事実上の欧州ナンバーワンを決定する戦いを前に、ピッチで整列する選手たち。【メンバー:ドルトムント】 Weidenfeller Piszczek,Subotic,Hummels,Schmelzer Bender (90min.Sahin),Gündogan Blaszczykowski (90min.Schieber),Reus,Großkreutz Lewandowski 【メンバー:バイエルン】 Neuer Lahm,Boateng,Dante,Alaba Martínez,Schweinsteiger Robben,Müller,Ribéry (90min.Gustavo) Mandzukic (90min.Gomez)
握手を交わし合い、火花を散らせる選手たち。 王子(フィリップ・ラーム選手)と浪漫(ロマン・ヴァイデンフェラー選手)のキャプテン同士の握手のあと、いよいよ決戦の火ぶたが切られます。 出だしは、予想を覆すかのようなドルトムントペースでスタート。 大舞台での経験が少ないドルトムントの選手たちですが、強烈なハイプレスを仕掛けます。 そのため、序盤のバイエルンはなかなか饅頭さん(マリオ・マンジュキッチ選手)のほうまでボールを廻すことができません。 さらに早い切り返しで、次々とゴールを狙ってくるドルトムントの前に立ちはだかったのは……。 マヌ子(マヌエル・ノイアー選手)でした!! レバちゃん(ロバート・レヴァンドフスキ選手)を皮切りに始まったドルトムントのシュートを足で弾き……。 クバちゃん(ヤクブ・ブワチュコフスキ選手)のシュートもぎりぎり足でセーブ! 尋常ならざる会場の緊張感の中、神がかったセーブを連発します。
切り返しを図り、早く自分たちのペースに持ち込みたいバイエルンですが、リベリちゃん(フランク・リベリー選手)らもドルトムントのプレッシャーに圧され気味に。 そんな状況の中、マヌ子はこれまたドルトムントのロイス……もとい、デッキブラシ(マルコ・ロイス選手)のシュートもパンチングで逃れます。 この日のマヌ子は、直近の試合であったブンデスリーガで4失点したとは思えない出来!! 気迫でドルトムントの攻撃を粉砕します! さらにこの日は、いつものように飛び抜けてゴールネットから離れることもなかったマヌ子。慎重にピッチの状況を見極め、冷静に対応します。 徐々に当たりも強くなっていく両チーム。 一つ間違えば、すぐカードが出されてもおかしくないプレーが展開されます。 この日、マヌ子とともに気を吐いたのが浪漫! 前半、数こそまだ目立たないもののバイエルンが繰り出す攻撃に対し、驚異的な集中力でゴールを割らせない浪漫。 前半はどちらも緊迫したテンションのまま、次々と攻防が繰り広げられて。一瞬の隙が決定的なものになるということの重みが、どちらにものしかかります。 そのまま前半は両チームとも無得点のまま終了。 後半に入り、雰囲気を立て直そうとするバイエルンですが、なかなか思うようにいきません。 そして徐々にバイエルンが自分たちのペースを取り戻し始めたとき、ついに試合が動きます。 60分、リベリちゃん(フランク・リベリー選手)がロベ兄(アリエン・ロッベン選手)にボールをつなぎ……。 ロベ兄がゴール横ギリギリまで粘ってキープしていたボールは、クリアしようとしたシュメ(マルセル・シュメルツァー選手)をすり抜けて饅頭さん(マリオ・マンジュキッチ選手)のもとへ。 それにしっかり反応した饅頭さんがシュート!!バイエルン、貴重な先制点!!!!!! このまま勢いに乗りたいところですが、思わぬアクシデントがバイエルンを襲います。 67分、ゴール前に詰めたロイスを止めようとしたダンテ選手の膝がロイスの体に。 判定はファウルによるPK。キッカーのギュンちゃん(イルカイ・ギュンドアン選手)が蹴ったボールは、マヌ子の飛んだ逆サイドへ……!68分、ドルトムント同点!! くろぷー(ユルゲン・クロップ監督)も大きくガッツポーズ!!!! 喜び合うドルトムントのみんな。いままでの重苦しい雰囲気が勢いへと転じるような歓喜が会場を埋め尽くします。 そこからは、まさに一進一退の勝負が続きます。 72分、バイエルンに三浦からのボールで追加点のビッグチャンスが。しかしここはスボ(ネヴェン・スボティッチ選手)が間一髪でクリア! 73分にはリベリちゃんと黒゛(ケヴィン・グロスクロイツ選手)にイエローカードが。 さらにカードこそなかったものの、ぶつかった際に絡んだボア(ジェローム・ボアテング選手)の足を踏みつけるレバちゃんのシーンもあり……。VIDEO ちなみにこの日のボアは、ファウルぎりぎりのアタックを食らい続け、踏んだり蹴ったりの試合になってしまいました(*。*) 両チームに残された時間はあと10分程度。
時間は刻々と過ぎていき、会場を見守る観客たちの頭に延長戦のことがよぎり始めたころ……。 その瞬間は訪れました。 89分、リベリちゃんの出したバックパスを受けたロベ兄が猛然とゴール前に。 必死に追うドルトムントのディフェンダーたちを振り切りながらかわすロベ兄。 前に出てきた浪漫の逆をついて蹴ったボールは……。 浪漫の横をすり抜けて……!! ドルトムントのゴールにコロコロと吸い込まれていきました。 ほんのわずかの時が、永遠に止まったかのように見えた瞬間……!バイエルン、勝ち越しの追加点!!!! ロベ兄も半ば放心状態のような表情で芝生に滑り込んで。バイエルン、残り時間わずかで1対2と引き離します! 間をおかず、チームメートたちが歓喜のハグで押し寄せて。 しかし、まだ残り時間が! 残り時間はロスタイムを含めて約3分……! ゆぷパパも交代枠をしっかりと使い、時計の針を進めます。 マヌ子もあと数分の時を待ち、落ち着いてセーブ。 うまく時間を使います。 そして……。 審判の試合終了を告げる笛の音が、ピッチに響き渡りました。 リベリちゃんもピッチに駆け出して……! 笛の音と同時にひざをついたシュバイニィに、みんなが駆け寄ります。バイエルン、チャンピオンズリーグ史上初ドイツ勢対決を制して欧州王者に決定!!! 印象的だったのが、試合終了とともにその場に崩れ落ちたバイエルンのみんなの姿。ロベ兄も笛が鳴った瞬間にしゃがみこみ、顔を覆ったその手と腕はふるえていました。 このとき、ロベ兄はもちろん、昨年出場した誰もが同じことを思っていたのでしょうか。 やがてロベ兄は起き上がると……。 みんなの輪のもとへ。その瞳にはうっすらと涙が。 得点を決めた饅頭さんとふたりで。 そこにみんなが加わり、ロベ兄をたたえます。 再びうずくまってしまったシュバイニィのまわりには、チームメートたちが押しかけて。みんながシュバイニィに声をかけます。 約1年前のあの日から、371日。 同じ決勝戦だけれど、この日、すべてが変わりました。 そして、昨年のバイエルンのように崩れ落ちたのはドルトムントも同じ。がっくりとひざをつく選手もいれば、その場に仰向けに倒れ込む選手も。 あと一歩で世界の頂点に届かなかった気持ちが押し寄せる選手たちの胸中は、察するに余りあります。 そんな気持ちをみんなで乗り越えてきたバイエルン。シュバイニィもようやく笑顔をみせて。個人的には一番熱かったロッベリーのハグ!!(爆) マヌ子の喜びテンションは相変わらず。ダンテともジャンピング・ハグ! さらにゆぷパパともハグハグ!! マヌ子の歓喜の間にも、選手たちはそれぞれの表情をみせていました。なぜかユニを脱いで感極まるティモさん(アナトリー・ティモシュチュク選手)。 悔し涙を流すのはシャヒン君(ヌリ・シャヒン選手)。 やがて、選手たちは互いの健闘をねぎらい合いに……。ロベ兄とくろぷーもハグ。これだけ白熱した決勝戦になった立役者たちが、お互いねぎらい合います。 ……さすがにくろぷー、若干灰になりかけていますが…… (゜Д゜lll)))) 一方、バイエルンのみんなは徐々に勝者の実感がわいてきた模様。 ようやく、1年かかってみんなで頂上へと上り詰めました……!! 王子もガッツポーズで声をあげて。 そしてシュバイニィは、歓喜のチームメートの中で顔を覆っていました。 1年前のあのときと同じように……。 昨年はPKの失敗のあと、ユニフォームで顔を覆ったシュバイニィを王子が支えに行きましたが……。今年は、ふたりで前を向いて。 胸を張って表彰へと向かいます……!! まずは準優勝となったドルトムントのメンバーにメダルが授与されました。 続いて、さまざまな人々から祝福を受けてメダル授与への階段を上るバイエルンのみんな。 それぞれ、メダルをわたされて最高の表情を見せます。 シュバイニィに声をかけているのはDFBのニールスバッハ会長。 さらに、ドルトムントファンと公言しつつも、シュバイニィのファンでもあるアンジー(アンゲラ・メルケル首相)がふたりをたたえます。 そしていよいよこのときが!ビッグイヤーがバイエルンのみんなの頭上で輝きます!! 実は王子がカップを掲げる際、慌てて中央の場所に戻ってきたシュバイニィ(爆)。間に合ってよかったね! 重さ約8kg超のカップが高々と掲げられて。 選手側から見ると、こんな感じ! シュバイニィが慌てて向かっているのがお分かりになりますか?(*´艸`) 感極まったのか、リベリちゃんの目にも涙が……。゜(゜^o^゜)゜。 選手たちは交代しながらビッグイヤーを掲げて。三浦(トーマス・ミュラー選手)はマヌ子に肩車され、一番高い所から掲げたー!! その様子を拍手でたたえるドルトムントのみんな。 素晴らしい戦いを繰り広げた両チームに勝敗という大きな違いが生み出されたものの、どちらも最高かつ最善のプレーで観客を魅了したことに変わりありません。 そしてゆぷパパもビッグイヤーをガッシリと掲げて。 さらに選手たちは、ウリちゃま(ウリ・ヘーネスFCB会長)にもカップを。少しとまどいながらもビッグイヤーを手にしたウリちゃまがひかえめに掲げると、みんなから大きな声援があがりました。 それでは、メダルと……。 ビッグイヤーを手にした、みんなの歓喜の様子をお届けしていきましょう! まずはマヌ子。 なんだか何かの物体のようになっているマヌ子(笑)!つか、どこのホラー映画だーーー!? (爆) シュバイニィはこんなに重いカップを持ち、飛び上がっちゃってる~!! 前から見るとこんな感じです(笑)☆VIDEO こちらは両チームの試合後の様子がわかる動画です。 王子もはっちゃけたファニーフェイスを~♥(//∀//)<キャー!!勝利のキラッキラーム~~~!!! 移籍1年目にしてビッグイヤーという素晴らしい栄誉を手にしたはびぃ(ハビエル・マルティネス選手)も、メダルをくわえてポーズ! 軽々と片手でビッグイヤーを持ち、ピースサインを見せるリベリちゃん! 笑顔で家族へのメッセージをこめたアンダーシャツを手にするブイ兄(ダニエル・ヴァン・ブイテン選手)。 アラバたん(ダビド・アラバ選手)もメッセージインナーを身につけていました(゜∀゜) そしてまだリハビリを続けているトニ(トニ・クロース選手)もビッグイヤーを手に、貴重な腹チラ(&下着チラ)を!! そしてビッグイヤーにキスした王子は……。高々と掲げたぁ~~~ \(^o^)/ さらにシュバイニィと一緒に掲げ、笑顔でポーズ! 思えばバイエルンの地でサッカーを始めたふたりが……。 一緒にプレーし始めたのは16年前。 ユースで頑張り、頭角をあらわしてきたティーンのふたりは、当然のようにバイエルンでプロの選手になることをめざします。 そしてプロになり、今季が10周年という節目の年。 これまでにもクラブはもちろん、代表としても数々の試合で苦楽を共にしてきました。 “Golden generation”と呼ばれながらも、国際的なビッグマッチでは、あと一歩のところでその栄冠を取り逃がしていた彼ら。 今回の決勝へのチャレンジが、3度目の正直。「これを取り逃がすと正直、次はわからない」と王子がコメントするほど、そのプレッシャーは計り知れないものだったのでしょう。 昨シーズンは心機一転で臨んだタイトル争いの決戦において、ことごとくシルバーに輝くという結果になったふたり。 昨年のCL決勝を「残酷」と表現した王子。しかし、そのくやしい思いがふたりを、そしてチームを成長させたのは間違いありません。 そしてその結果が、いまここに……!! 「本当に自分たちが黄金世代となるのであれば、何か大きなタイトルを獲らなければと思っていた。人々の記憶に残るということは、そういうことだ。だからこそ、ようやく一緒にタイトルを祝うことができてうれしい」と答えた王子。本当に、本当によかった……!! 。゜(゜´∀`゜)゜。 そして、この勝利をきっかけにドイツ代表でも大きな進化が望めるようになったであろうことは、言うまでもありません。 頂上決戦で勝てたという自信と、そのために自分たちがあきらめず立ち向かえたこと。何よりも最高峰の舞台で勝利の味を体験する経験が得られたのは、彼らにとって非常に大きな財産になったのではないでしょうか。 さて、こちらは勝利の喜びを現在療養中のバド(ホルガー・バドシュトゥバー選手)のユニを持ってアピールするみんな。 今季最大の勝因は、このチームワークにあったということは疑いの余地もないでしょう。 高い能力を持った選手たちが集まったクラブ。その中でそれぞれ、チームのために自分の力を発揮し貢献してきたことが、今季の強さの根源になったことは間違いありません。 ひとえにそれは、昨年の屈辱を晴らすため。そして……。 今季を最後にバイエルンから勇退する、ゆぷパパへのはなむけの気持ちとパワーも相乗効果を得たのではないでしょうか。 あらためて今季のチームワークのよさが、サッカーという“ひとりではできないスポーツ”の本来の魅力や素晴らしさを体現した、といっても過言ではないと感じます。 個人的にはチームワークに加え、理想的な補強が形をなしたこと、さらにローテーションなどで気持ち的にも体力的にも、メリハリをつけられたのがよかったのではないかと思います。 また、ロッベリーが大きなケガで離脱することがないスケジューリングだったのも見事。ゆぷパパの采配は、試合中以外にも如何なく発揮されていたのだと思わされました。 また本来、経験値や層の厚さ、今季の勢いを鑑みた時点でバイエルンがやや優勢だったにもかかわらず、就任以来わずか数年で若手をまとめあげたくろぷー。 土壇場での采配に関してはキャリアのあるゆぷパパが一枚上手だったようにも見えましたが、くろぷーの真価が発揮されていくのはこれからが本番だ、とも思わせる内容でした。 少し涙ぐんでいる王子。このあとザマーはん(マティアス・ザマーFCBスポーツディレクター)と一緒に、シュバイニィと涙のハグが行われていました。゜(っ゜´ω`゜c)゜。 思えば、過去にドルトムントが欧州制覇をしたときのメンバーであるザマーはんが、今度はバイエルンとして同じタイトルに向かい合うというのも、何か不思議な因縁を感じさせるものがありますね。 そして試合後、UEFAからのマン・オブ・ザ・マッチにはロベ兄が選ばれました☆ 最後には花火がスタジアムを包んで。 バイエルンにとって、この大一番を制したことは、これからの試合にも大きな糧となることでしょう。本当におめでとう!! SUPER BAYERN!! では、また☆\(〓_〓)/\I ̄凵 ̄I/\(´)Э`)/\(+▼皿▼)/\(`L_` )/