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チャニング・フライ「ステフィン・カリーのレガシーは2020-21シーズンで決まる」

2021-01-04 22:45:29 | バスケットボール 和訳

今回は記事の和訳です


 

 

ウォリアーズで12シーズン目を迎えるにあたり、ステフィン・カリーはこれまでにない領域に入ろうとしています。

 

ウォリアーズの王朝は昨年崩壊し(ウォリアーズは2019年のNBAファイナルに敗北、2019-20シーズンはチームを長年支えた主力メンバーが去り、カリー自身も怪我で離脱したチームはリーグ最下位の15勝50敗を記録した)、2020-21シーズンはウォリアーズにとって全く新しい時代となります。スプラッシュブラザー(カリーとチームメイトであるクレイ・トンプソンはスリーポイントシュートを得意としており、シュートが入った後のネットが水しぶきのように跳ね上がることから、2人合わせて「スプラッシュブラザーズ」と呼ばれるようになった)のクレイ・トンプソンがいない今、カリーの一番の相棒はアンドリュー・ウィギンスとケリー・ウーブレ・ジュニアとなります。今年カリーはチームをどこまで導くことができるのでしょうか?

 

グラント・リフマンの”Dubs Talk”の最新エピソードの中で、NBAで13年活躍したベテランかつ“Talkin’ Blazers”の共同ホストであるチャニング・フライが、今シーズンがカリーのレガシーにとってどれほど重要であるかを話しました。

 

 「今年は、彼が(怪我をする前と同じレベルで)プレーできるかどうかではなく、オールスター級の選手がいなくとも試合に順応しチームメイトたちを良くすることができるのかという点で多くの疑問がある。」とフライは語りました。「僕はそれを見れて興奮しているんだ。彼にはそれができると思う。ウォリアーズのカルチャーもそれを手助けするだろうし、スティーブ・カー(ウォリアーズの監督)は選手たちを適切な状況に置くことができると思う。

 

 

フライは2016年のNBAファイナルでシーズン73勝(9敗)を記録したウォリアーズを下して優勝したクリーブランド・キャバリアーズの一員でした。次のシーズンにケビン・デュラントがウォリアーズに加わり、チームは3年連続でファイナルに進み2つのタイトルを獲得しました。

 

しかし、偉大さにはそれを批判するものが伴います。 今シーズン、ウォリアーズは2勝3敗とスロースタートを切っているためカリーが批判の的となりました。フライは、カリーがスーパースターのサポートがなくとも勝つことができることを証明する必要があると言いました。

 

「ウォリアーズはチャンピオンシップを勝ち取った。それだけが重要だと思う。」とフライは語りました。 『でも結局は、僕はこのことを外野から言っているだけだと思うし、それは前に獲得したあらゆることを貶めているように見える。ウォリアーズのカルチャーを奪うことにもなる。ウォリアーズが彼なしで帰ってくるまでは、「まあ、5人も殿堂入り確実の選手がいなきゃな…」って感じだ…。これが問題であり不公平でもあるけど、ステフは果たして今ウォリアーズを引っ張れるのか?」』

 

(からケビン・デュラント、ドレイモンド・グリーン、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン)

 

比較のために例を出すと、レブロンジェームズは異なる状況下でそれぞれ10回自分のチームをNBAファイナルに連れていきました。確かに、レブロンはマイアミ・ヒートでクリス・ボッシュやドウェイン・ウェイドのような殿堂入り選手と一緒にプレーしましたが、クリーブランドキャバリアーズにいた時はスター選手が全くいないこともあったのです。フライによると、カリーは2013年からクレイ・トンプソンやドレイモンド・グリーンと一緒にずっとプレーしてきたというメリットもあります。

 

「彼は同じ仲間、3人のアミーゴ(友達)がいた。今は何年目だ、6、7年かな?」とフライは言いました。 「多分それより長いのかな、合ってる? だからブロン(レブロン)にはジェームズ・ジョーンズを除いて、4年以上(カリーのように一緒にプレーした)チームメイトはいなかった。僕にとってはステフは、選手、ファン、メディア、誰から認めてもらう必要もないんだ。彼は2度MVPとなり、NBAの歴史上で最高のシューターであり、3度チャンピオンに輝いた。彼は受けるべきすべての称賛を受けている。カリーが今しなければならないことは、状況があまり良くない場合でも、彼が勝者であることを周りに示し続けることだけだと思う。」

 

 

いずれにせよ、カリーとレブロンはこれまでプレイした中で最も偉大な選手の2人後世に残るでしょう。しかし、カリーが強豪ぞろいの今年のウエスタンカンファレンスでウォリアーズを突出させることができれば、彼の長い殿堂入りのレジュメに新たに書き足されることになるでしょう。

 

 「2015年、2016年のチームとは違うから、彼はこのチームで勝つとはっきりさせる必要がある。」とフライは言いました。 「でも彼がこのチームを勝利に導き、毎晩競争力をつけることができれば(カリーのレガシーは確固たるものとなるだろう)。」

 

 


日本時間2020年1月4日の対ポートランド・トレイルブレイザーズ戦、カリーは自己最多の62得点を記録し、137-122でウォリアーズは勝利しました。

 

試合後カリーは、今シーズンのウォリアーズのスロースタートに対する自身への批判の全てをモチベーションにしていると語っています。

 

ケビン・デュラントが去りクレイ・トンプソンが怪我で離脱している今、カリーは真価を発揮しウォリアーズを勝利へ導けるのでしょうか。

これからの活躍が楽しみです。

 

それでは失礼します。


引用元:

OGPイメージ

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