手術室で整形のドクターから声を掛けられた
「君、ベースするんだってね。」
学校にいたころ、病院のドクターたちがバンドをしているのは知っていたので、それ関係かなと思った。
「良く、ご存じですね。ベース、してはいます。
(ただし、決して上手くないと言う旨を含みたかった)
ロックやパンクみたいなものですが…。」
「ロックかぁ。
ジャズは弾ける?」
んな、無茶な。
「ジャズは、弾いたことはありません。
(聴いたこともないけどね。
強いて言えば、ラジオのアヴァンティーのBGMくらい…)」
「簡単な、スケール(リフだったかもしれない)くらいなら出来るでしょ」
「(なんのこっちゃ。)簡単なのなら出来ます。(言っちゃったよ)」
「じゃ、後は練習次第だな」
なんだ、このおっさん、乗り気か?
ただ、悪い気はしない。
病院の仕事は詰まんないし閉鎖的だから、ドクターたちと交流をもてば視野が広がるかなとも思える。
何より、彼らと付き合うと、美味いものが食べれそうな気がする。
(前回の病棟でしたバーベキューに出た肉の質からの連想)
ただなぁ、「さ、弾いてみろ」と言われて、赤っ恥かくのは必至だからなぁ。ていよく断わった方がいいのかなぁ?
まぁ、手術室の研修も今週いっぱいだし、しばらく彼と会うことも無くなるだろう。
それでも、コンタクトを取ってきたら、きっと本気なんだろうなぁ(上から目線)。
その時は、やぶさかでない。
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