1・10・100・○○サンダー
遊戯王OCGカード、遊戯王オンライン、デュエルターミナルについて記載します。
 



私が遊戯王を面白いと思うところ。
いろいろあります。勿論、アニメも好き(コミックはあまり見ません)。

そんな中の1つは「遊戯王のテキストと場面場面の解釈」は
「法律の条文とその解釈・判例」に似ている。
というところです。

ご存知のように、遊戯王のカードテキストは「不備な点が多い」です。(おい)
OCG事務局という裁判所で解釈・判例を出してもらい、種々の場面での
カードの処理が判例として確立しています(事務局の判断はこうだった)が、
時として、どう解釈していいのか?迷うもの。新規な場面に出くわします。

例えば、これは私が先日渋谷の大会で実際に体験したことなのですが、
「SASUKE」で表側守備表示の「異次元の戦士」を攻撃した場合。
「SASUKE」は除外されますか? というものです。

それぞれのテキストは以下の通り、
SOD-JP019 忍者マスターSASUKE 効果モンスター 4 光 戦士 1800 1000 Rare
「このカードが表側守備表示のモンスターを攻撃した場合、ダメージ計算を行わず
 そのモンスターを破壊する。」

SJ2-015 異次元の戦士 効果モンスター 4 地 戦士 1200 1000
「このカードがモンスターと戦闘を行った時、そのモンスターとこのカードをゲーム
 から除外する。」
【STRUCTURE DECK-城之内編-Volume.2】

この場面で問題となるのは、SASUKEの「ダメージ計算を行わず破壊する」
と異次元の「戦闘を行った時、除外する」
ですね。

SASUKEのコントローラが表守備の異次元に対して、「攻撃する」と宣言した
場合、これは「戦闘を行った」事になるのか?
。。。流石にわからないので、ジャッジに判断を仰ぎました。(場所も渋谷でしたし)
ジャッジの判断は「異次元の戦士は効果で破壊されて、SASUKEは除外されない」
でした。

つまり、「攻撃する」と宣言したにもかかわらず、「戦闘を行った」ことに
なりませんでした。

この解釈として、SASUKEの「ダメージ計算を行わず」というのがあります。
「戦闘」=「ダメージ計算を行う」
と解釈すれば、上記のジャッジは納得できます。
今のところ、私は上記のように解釈していますが、まだ、OCG事務局に確認はとって
いません。

遊戯王では時として、このような「カード解釈理論・判例」を覚えているだけで、
デュエルの流れを有利にすることができます。(想定外の状況が起きることで、
実際、相手に動揺を与えるということになるのでしょうか。)
また、自分が解釈していない処理を相手が行った時、それが正せるか?どうか
も重要な点です。「ちょっと、待ってください。」「えっ?これはどういう解釈
ですか?」など。

納得できる処理・解釈なら良いですが、納得出来ない場合は、その場のジャッジに
判断を仰ぐことをオススメします。

以上のような感じで、カードテキストに記載されている内容と場面での処理の仕方、
解釈というのが、法律条文と裁判における条文解釈、判例に似ていて、
法律関係の仕事を少ししている私としては「大変面白い」です。

さて。。。
まだ若い人達に1つの道を与える(偉そう)ために
書きますが、ズバリ、上記のような感覚に共感できるそこの中学生、高校生の諸君!
弁護士を目指しなさい。
収入も、ステータスもある憧れの職業です。
これからの訴訟社会、社会の役にも立ちます。

遊戯王という遊びの時間を無駄にしないためにも、そのような実益ある将来に
結び付けられたら、素晴らしい事ではないでしょうか。

今日はこんなところ!勉強しろよ!


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