このワークで初心者の人に伝えたいこと、そして経験者の人にもわかってほしいことは共通していて、
①意外に“思う”だけで伝わることもある←俳優が考えていた設定があっていた場合
②観客は勝手に面白おかしく想像して楽しんでくれる←まったく違う場合
という二点です。
初心者にとっては、「本当に舞台にいつもと同じように居るだけでいいよ」ということを伝えたいですし、
経験者の方には、「セリフや小道具といった武器がなくても、表現はできるんだ」ということです。
もちろんそれ以外にもたくさんの発見があると思います。
これは本当に俳優にとっては根源的なワークです。
ふつうは台本があって、関係性の決まった相手役がいて、さまざまなことをやらないといけない、と思いますし、
世間のイメージもそうですが、これは「作らない演技」なのです。
「何もしない」というのが案外難しいようで、これにてこずる人は手こずります。
あまりにつらいと、勝手に舞台から出てしまう人もいるのです。
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