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作家の演出性

以前、この逆の演出の作家性という話をしました。真逆にはならないのですが、思い出してタイトルに。
この話については、私の劇団が日本の小劇場で一般的な劇作と演出が同一という方式ではなく、サローヤンやシェイクスピアなどの戯曲に演出が挑むということで、元来ある戯曲をやるけれども演出家の作家性が滲み出てくる、というはなしであした。
でも作家として書いてみると、演出として考えることが多い、という話です。
作家だからといって読み手のことを考えずにただ書けば良いわけではなく、飽きずに読ませる工夫、話を継いでいく努力が求められる、という話です。
自分でもびっくりするほど素材が必要です。以前書いたように複数の素材が。
その中には自作が含まれていて、それこそ演出として自分が好きな要素を抽出していく必要があったりもします。

とはいえ、ほんの少しのよすががあれば、どれほどでもデタラメが書ける、そんな自信があるにはあるのですが。
でもそうやって書くには、自分の演出性というようなもの、読み手に対するサービス精神のようなものを呼び覚ます必要があるのです。
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