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U:Ultra Seven

U:Ultra Seven

まあ、こんな回があってもいいかな、と。

ウルトラセブンです。


調べてみると、僕が生まれていない時代の放映だったんですね。

ぼくはこれが好きで、入院したときも多分、セブンの本を買ってもらって喜んでいた。

今でも内容を鮮明に思い出せます。

入院していたところから本屋と向かいの公園が見えて、あー、あんなふうに遊びたいものだと思ったものだ。

遊ぶことはかなわないから、本屋で本を買ってもらってました。

退院してから本屋に行けたのは、うれしかった。やっぱりウルトラマンの本を買ってもらった気がする。


実際には、二週間程度が二回だったのだろうけれど、5歳児には永遠に思われた。

いや、一度は4歳児だったのかな。母が一緒に泊まっていた記憶があるし。


そして未だに大久保教習所に俺のウルトラセブンは置き忘れていて、取りに行けばあるんじゃないかな、と思う。

母が免許を取りに行っていたため、一緒に行っていて絶対置き忘れたんだと思います。

だからか、大人になって免許を取りに行ったのもなぜだか大久保教習所でした。

枚方にあるのに。


失くしてしまったので、果物を包む白い交差しているやつを赤く塗ってセブン人形にして遊んでました。

こういう「見立て」は好きで、いろいろ自分でおもちゃを作り出す人でした。


しかし、失くしたからもう一体買ってくれとは言えなかったんだろうか。


今でも「欲しいものはちゃんと全力で取りに行きなさいよ」と言われる。

遠慮しいな性格は今も続く。

多分、欲しくないと思い込めば、欲しくなくなるので、あまりいろんなことに執着がないのかな。

反面、あきらめるのは下手で一度やりたいと思ったことはやり遂げてしまう。

演劇もどうなんだろう。

創りたくないと思い込めば・・・。

よく分からん。


作品自体は多分、再放送と母に頼んでレンタルビデオで見たんじゃないかな。

松坂慶子が出ていたりしたのをよく覚えています。

あと、母がセブンはヒューマンだと言っていたことと。


僕自身、セブンはよく苦悩していたな、と。

苦悩するヒーローは新鮮で、怪獣をやっつける自分は本当に正義なのかと悩む姿は興味深く覚えています。

調べてみると、海底原人(ノンマルト)の回での先住民への侵略問題や、ギエロン星獣の回などは軍拡競争への批判も垣間見えて、人間ドラマとしても評価が高いようです。

多分、そういう原風景というか、いろんな物語を見てきたことが自分の作品を作っているんだろうな、と思う。


世の中、単純に悪だ正義だとはいえないし、一番怖いのは自分が正義だと思っている人で、そういうことに乗せられやすいのは実は若者だってことは、文化大革命の近衛兵やポルポト派、そしてヒトラーの親衛隊が物語っている気がします。

そんなことを、そして仲間の圧力に負けたとしても権力の圧力に負けたとしても決して自分の選択を誰かのせいにはできないよ、ということを、今回の戯曲では描きたいんだけど、直球過ぎるようで、「いいせりふを書きすぎる」といわれちゃいました。ので、書けない。(この時点で、誰かのせいにしている自己矛盾)

歴史だけど、城山三郎の「落日燃ゆ」の広田弘毅のような人物の話も書きたい。

いろいろ詰め込みすぎなんだろうな。


メトロン星人とモロボシ・ダンがちゃぶ台を挟んで向き合うシーンがなんだか印象に残っていて、今回調べてみていろいろ分かった。

実相寺監督作品のようだけど、小さいころに見たものって言うのは覚えてるもんだ。


僕の作品にも案外いろいろ影響が出ているのだろうな。

まとまりなくすいません。なんだか郷愁の回でした。
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