YOU-PROJECT BLOG

YOU-PROJECTのウェブログです。
毎週月曜に座付き演出家松浦友が書く「演出者の眼」が掲載されます。

と:とも

2018年08月13日 | 演出者の目

聖書に「真の友はいかなる時も友であり、苦難の時のために生まれた兄弟である」とあります。

私の名前なのですが、なぜだかYOU企画もといYOUーPROJECTという劇団名なので、「友」が「ゆう」と読むと間違えられがちです。
昔まだ実家にいた頃、「ゆう君いますか?」と電話がかかってきたらそれは詐欺だという話を家族にしていました。

ただ、上記劇団名もそうなんですが、細かいマイナーチェンジをして来ていて、かつて俳優を目指していた時に、漢字は松浦友で読み方だけ、松浦ゆうとしようと思っていて、本当にごく一部にはそう名乗っていました。ちなみに文学座出身の俳優さん、内野聖陽さんも芸名を本名でなくよく読まれる方に変えられたようですね。

さらにちなみに、「友」という名前の女優さんに長野県の松本市民劇場でお会いしました。僕より若く綺麗な女性の方と同じ名前っていうのも不思議な気がしました。

加えて、私のペンネームがまたクスキユウと言いまして、処女作の主人公楠木悠(くすのきゆう)から取られていまして、これまたユウと読む人が増える・・・。

じゃあもういっそのこと「ゆう」でいいじゃないかと思われるかもしれませんが、演出家は本名でやっています。時々おどけて「自分は芸能人」と言いますが、本来は市井のしがない演劇職人みたいなイメージですので、やっぱり今までの人生経験を作品に打ち込んでいますので、やはり「とも」と名乗りたいわけです。
いっそ作家で売れたらまた違うのでしょうけれど。(今年は何本も書いて賞に応募しまくろうと思っていましたが結局二本書いて一本応募で終わっています・・・)

と、いうことで名は体を表す、と言いまして、やはり自分の名前は作っていくものだな、と思います。最後も聖書の引用です。「名は良い油に勝る」
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今週木曜日ワークショップ

2018年08月08日 | 演出者の目
結果的に2日遅れです、すいません。
昨年もやった青少年向け演劇ワークショップが枚方公園であります。
ひらかたパーク近くの枚方公園青少年センターにて、今年は大学生までOKです。
まだ定員に達していないようです。是非ともお申し込みください。

https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000019206.html
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て:手紙

2018年07月31日 | プロデューサーズボイス
て:手紙

実はYOU企画を立ち上げた当初、もっとも大きい最終目標的な企画は「手紙で綴る〜言の葉〜」という作品でした。
これがまあ、「ハーフ」という作品になったといえばなったし、なってないと言えばなってないのです。当時、僕は手紙のやり取りの小説に夢中でした。野沢尚さんの「恋人よ」や宮本輝さんの「錦繍」などです。今、漢字の正確性を期すために検索すると舞台化はもうされているようですね。
A.R.ガーニーさんの「ラブ・レターズ」という作品も朗読劇としてあるのですが、そういうのではなくて、何か言葉に想いを載せるとはどういうことなのかを探ろうとしていました。でもむしろきちんと動きながらの芝居の方が作ってても面白いし見てても面白いということで、今のようなスタイルになってますけど、こないだの「思い出せない・・・」なんかでも後半の主役のモノローグなんかは、ああいうことをかつてやりたかったのかなあ、と上演を見ながら思っていました。
さて、新作を本当に作んないと2年以上あいてしまいますね。。。
果たしてどんな作品になるでしょうか。


Tomo Matsuura
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8月9日ワークショップ(中高大向け)

2018年07月23日 | プロデューサーズボイス
さて、昨年もやりました枚方公園青少年センター主催のワークショップですが、今年は対象を大学生にまで広げ、ないようもパワーアップしてお届けするつもりです。
おそらくCDF的なことをするつもりです。
申込は枚方公園青少年センターへ
050ー7102ー3145 FAX 072ー843ー4699

<タイトル> 中高大生向け 演劇ワークショップ
「芝居体験でジブン発見!」

お芝居を始めてみたい人
学校の部活でお芝居をやっている人
演技が上手くなりたい人
お芝居に興味がある人
ぜひ、ご参加ください。

<日時> 8月9日(木)午後1時~4時
<場所> 枚方公園青少年センター(3Fホール)
<対象者> 枚方市内在住・在学の中学校・高校生・大学生
<参加費> 無料

<内容>演劇に応用可能なコミュニケーションゲームから始めて、短い演劇作品を創作体験します。と言っても、肩肘張らず、ナチュラルなものから奇想天外なものまで、ナビゲーターが参加者の皆さんと遊びながら、楽しみながら、深く広く幅のある「芝居の世界」をご案内いたします。
最初はリラックスした状態でワークショップを受けられるようにストレッチやリラクゼーションを行いますので、動きやすい服装でお越しください。

ナビゲーター松浦友より
「他人とモノを創るとは、他者の視点を引き入れて、未知なるワタシと出会うこと、ソコ には 何か が ある のです。」
約20年前に枚方で演劇ワークショップを始めた時に作ったコピーです。分かり合えないからこそ私たちは、言葉を尽くしてコミュニケートするのでしょう。社会で生きて行く事と演劇創作は似ています。ちょびっとかもしれませんが、エンゲキという遊びで、喜びに満ちた心という栄養剤をプレゼントしましょう。


Tomo Matsuura
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つ:積もる話

2018年07月17日 | 演出家の眼
つ:積もる話

「なんだそれ!」というタイトルですが、ちなみに先日地元の駅のモールの日本酒の試飲のできる百貨店内の場所で、出町柳の近くの蔵の方と出会い、近くの劇場に勤めていたという話をすると、なんと、演劇をされていた方だったのです。
と、言うように、私はいったん話し始めると、特に内容が演劇の場合は、とても話が長くなってしまいます。教える立場としても、演出家としてもどちらの場合でもあまり長すぎる話は好まれません。
とは言うものの、横道にそれてしまったかのような話から、作品に重要な話が出てくる場合もあり、稽古場で俳優と話したことが、今でも心に残っていることがあります。「結婚して初めて孤独を知った」と言うような話から「日常生活を大事に、家族を第一に作品を創りたい」という話など、とても興味深い話です。
こういう話をする場って大事ですし、多くの人と積もる話をしていきたいです。特に今度の稽古場では最近ずっと言っている合宿をしたいですね。2016年にやった「思い出せない夢のいくつか」の作者平田オリザさんの青春小説「幕が上がる」の映画を観てからずーっとやりたいのです。高校演劇部のお話でモモイロクローバーZさんたちが主役で、踊る大捜査線シリーズで有名な本広監督の映画だったんですが、合宿で実寸でしっかりと稽古して、映画の中でしたがグーーーっと作品が凝縮され強さを増す感じがしました。

それはさておき、今週土曜日にはYOU企画としては今年度最後の「芝居体験」があります。
一応この後は多分しばらくありません・・・。あ、でも青少年向けと、中高年向けのワークショップは多分8月、9月とあります。またお知らせします。一応、集大成、とは言っても来たメンバーの顔ぶれと話しをしてからはっきりとした内容は決めていきますが。

枚方演劇連絡会ワークショップ「芝居体験!!」2018年6月
演劇ワークショップ「台詞と身体」
7月21日(土)14時〜16時30分(受付開始10分前)
ナビゲーター:演劇ユニットYOU企画(劇団員募集中)

言葉の裏側にあるもの。あるようで見えない心、意思。
「台詞を言う」時に行う必要な作業を一つづつ解体して、
一つづつクリアにしていく。本当に「リアルな」台詞とは何なのか。
演劇の不思議に迫っていきます。

参加費:500円(中高生200円)
劇団員応募者無料(詳細は申込時にご説明いたします)

会 場:くずは生涯学習市民センター
〒573-1118 枚方市楠葉並木2丁目29ー5

申し込み・お問合せ : Eメール ws@you-project.com
 090-1713-3764(火→土11時―17時)


Tomo Matsuura
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ち:地球

2018年07月10日 | 演出家の眼
ち:地球

地球って宇宙の中の一等地だそうです。
太陽との距離、ほかの惑星との距離、衛星(月)との距離。
これ以上地球が重くても軽くても、人間の生存には破滅的になります。

軽い場合になくなってしまう、酸素と二酸化炭素の重さを考えても、人間にちょうどよい状態です。地面に生えていることの多い植物が必要な二酸化炭素の方が重くて、私たちの生存に必要な酸素が次に軽いのは本当に面白いことです。危ない気体であるアンモニアや水素は軽いのは興味深いです。

私たち演出家やスタッフも舞台装置や小道具・衣装について考える時に神さまと同じように考えます。人間が過ごしやすい、生活しやすい場所であるのと同様に、演者がやりやすい、演技に集中しやすい、そういう場所です。
小道具や装置って本当にあるのとないのとでは全然違います。私たちは実際の身体を使う芸術なので、時々野球やサッカーで公式球が変わって話題になりますが、稽古の最初から本来は、全て本番と同じものを使いたいです。
とはいえ作りながら、進化させていきたいので、また作りながら思いつくところも多いのでいろいろですけれどね。


Tomo Matsuura
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た:たいぼう

2018年07月02日 | 演出者の目
あえて、ひらがなでダブルミーニングに。
待望と大望。

前者は公演ですが、相棒がずいぶんやる気になってくださっていて、たしかにもう2年ですしね。
いや、やりたいですねえ。
一つ候補の台本があるんですが、権利関係で随分お支払いしないといけないかも。
でもそれでもなお、やりたいんですよねえ。
ちょっとばかしお値段が張りますが皆さん来てくださいますかねえ。
でも、ちょっとそれをするには時間がかかるので、もう少し小さな作品をしたいんですが・・・、どうでしょうか。

後者ですが、大望としてはずっとあって、海外公演です。
実は、演劇三大都市、ロンドン、ニューヨーク、トロントを一応全部見て回ったことになります。
ロンドンはもちろん何度も訪れていますが、ようやく先日、トロント、ニューヨークと行きました。
トニー賞受賞作品「カムフロムアウエイ」を見てきました。作られたカナダで。
これは911の時、つまりアメリカ同時多発テロの時に、カナダの空港に緊急着陸した飛行機の乗客たちとカナダの小さな町の人たちとのお話で、非常に刺激を受けて、いいもの作りたいなあって思いました。
ちなみに立ち見席で、上の方どうなってんのかなとしゃがむと場内係に怒られました。
場内係と言えばロバートデニーロも出ていた「ニューヨークニューヨーク」を事前に勉強で観ていたのでデジャブでしたが、演出家だと言えば(どう証明するかですけども演出者協会の会員証かな?)実は少しやすくなるはずです。演劇関係者なんで。
トロントはでも、結局小劇場までは見学に行けませんでしたが、進出してみたいですねえ。
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そ:総合

2018年06月25日 | 演出者の目
「演出の仕事って何ですか?」と問うと、わりと監督とか、全体をまとめる、と言う話が出てきます。でも実は、その反意語である分析も非常に重要です。
演出って英語で言うとDirectorですが、その語義はdirection(指示)する人のことです。この指示を出す際に、もちろん戯曲は分析しないといけないのはもちろんのこと、出す相手である俳優のこともよくわかっている必要があります。
だって指示を受けてその通りに動いてくれていても、僕とは全く違う人ですからちがうように動くかもしれません。だから「僕が思う指示」ではなくて、僕が思った指示を一旦分析して、あるいは俳優さんに届いた時にどんなふうに受け取られるか計算して、あるいは俳優の身体で生み出されるものを分析して、しじを出さなければならないのです。
そして、もちろん観客にその全体がどのように届けられるか、今、この時代の人々がどう受け取るのか、そこも分析しなくてはなりません。
そうして分析して、調査して、指示を出して、最終作品にまとめあげる。
総合して言うと、そう言う仕事になります。
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せ:誠実さ

2018年06月18日 | 演出者の目

誠実である、何に?というと演劇を創る際に、ということです。
戯曲に、セリフに、役の感情に、スタッフに、相手役に、そして観客に。
嘘はダメです。嘘はイメージの共有を崩壊させます。

実は“せ”は責任も思っていました。英語でresponsibility。
応える能力のことです。応えるとは答える事ですし、応じる事です。
相手の言うことを無視して、あるいは戯曲の要求を無視して、あるいは演出やスタッフの要求を無視して、作品は作れません。

それは、私たちが物理法則を無視すればすぐさま死に至る野と同じです。
まだあまりうまくまとめられていませんが「作品に誠実である」ということは相当に重要なことです。
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す:好きなこと

2018年06月11日 | 演出者の目

前週の言葉にも関わりますが、僕は演劇が好きです。
演出家協会の演劇大学に初めて出席した時、先輩の演出家さんが「演劇をやる人にはふた通りある」と言われていて驚きました。好きな人と嫌いな人です。
嫌いなのにやる、というのは矛盾しているようですが、あるみたいです。どうしようもなくやってしまう・・・。

そういう方もいるのだろうなあ、とは思いますが私としては好きな方がいいだろうな、と思います。その方が楽ですし、何より人が好きなものについて語ったり、その好きなことをしている姿はキラキラしています。
それに前にも書いたように演劇を創るって困難が山積みですから、演劇への愛がなければ行き詰まってしまいまそうです。

もちろん苦しそうに、本当に苦しそうに人生をかけて、身体中の液体を振り絞って、血と汗と涙の結晶として作品が作られ、それが本当に大傑作であることもあると思います。
でも、やっぱり、人生を楽しんでいる人が描く人生がきっと楽しくキラキラしているは事実ではないかと思うのです。


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