たいてい、しりとり→連想しりとりっていうのが一連の流れで、ここで座って今やったゲームにどんな意味があるのか考えてもらいます。
俳優志望の人相手や、演劇初心者の人向けのワークなんで、単純に感想を聞いたり、どうしたらうまく言葉が出てくるだろう?って聞いたり、
しりとりと連想しりとりの違いや、ゲーム中に気づいたことなどを聞きます。
ついついあまり出てこないんですが聞いちゃうのが、どうしてこのゲームをやったのか、
どこが演劇の足しになるのか、みたいなことを聞きます。
なんでしょう、演出家って種明かしがしたくてしょうがないんだろうか。
いや、たぶん、自分でも新しい発見や知見、興味深い気づきを求めているのだと思います。
同時に俳優志望の相手や、これから舞台作品を作るワークショップだったりすると、「意見交換が重要だ」という話をします。
自分の感じる感覚の差異やどうすれば共同作業がうまく行くのかを考えるということ自体が創作の現場では必要とされていて、
それを言語化する能力、努力がなければいい作品にはなりえないこと。
そして、巷にあふれる“言葉にできないこと”でまとめてしまわないように。
“言葉のチカラ”を信用できない人は、この仕事は言葉を用いてしか表現できないし、商売道具だし、やめておいたほうがいいかもって言います。
若く幼い子ほど「言ってもわからない」と言ってすべてを投げ出しがち、というか
コミュニケーションを放棄しがちな気がするからです。
ここは割りに強い言葉を使うことが多いです。
創作の現場ではそこのところの体力がものすごく重要だからです。
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