晴れときどき、サボリ気分!

主に東京。散歩・食べ歩き・最近自炊・お酒・映画・アートが好き。私的ゆるメモ日記。

『冷たい熱帯魚』園子温監督の残酷映画

2012-02-26 | 観=映画


ららぽーと豊洲にある
ユナイテッドシネマ豊洲にて
2011年心に残った映画アンコール上映!
とゆーステキなイベントがあるのでいってきました!
なんと、期間中は1000円で観賞できるのでお近くの方はぜひ!



2月25日(土)~3月2日(金)
『英国王のスピーチ』 『冷たい熱帯魚』




当時グロくてエロくて、後味わるすぎってレビューに
ビビリすぎて観ることができなかった
『冷たい熱帯魚』COLDFISHをM師匠を誘って勇気を出してみにいってみた。





1993年に起きた埼玉愛犬家殺人事件をはじめとするいくつかの
猟奇殺人事件からインスパイアされたという。
死と暴力に満ち溢れた本作は、その衝撃度からR-18指定を受けた、
真の大人のエンタテインメント。


もう、暴力とかグチャグチャ系って嫌だよー
とかいいつつツブツブいいながら観賞。

最初に言います。


ラストで泣いたよ、私!

そりゃ泣くだろ。
...アタシ涙腺ゆるすぎ?

「命をかけ父から娘に教えた人生」とゆー遺言なのかなぁ。




2009年1月14日水曜日午後9時11分。
どしゃぶりの雨の中を一台の車が走っていた。
車内には、小さな熱帯魚屋を経営する社本信行(吹越満)とその妻、妙子(神楽坂恵)の2人。
娘の美津子(梶原ひかり)がスーパーマーケットで万引きしたため、店に呼び出されたのだ。
その場を救ってくれたのは、スーパーの店長と知り合いの男、村田幸雄(でんでん)。
村田は同業の巨大熱帯魚屋、アマゾンゴールドのオーナーだった。
帰り道、強引に誘われ、3人は村田の店へと寄る。そこには村田の妻・愛子(黒沢あすか)がいた。
村田は、美津子にアマゾンゴールドで働くように勧め、
翌日から美津子は女子従業員たちに交じって勤務をスタートさせる。
継母である妙子が嫌いだった美津子は、住み込みで働く“新生活”を素直に受け入れていた。
しかし、無力なのは社本だ。恩人である村田の強引さに引っ張られるばかりで、全く為す術がない。
しかも彼はアマゾンゴールドの裏側で、恐るべき事態が進行していることをまだ何も知らなかった。
数日後、村田に“儲け話”を持ちかけられ、呼び出された社本。
そこには顧問弁護士だという筒井(渡辺哲)と、投資者のひとり、吉田(諏訪太朗)がいた。
門外漢の高級魚のビジネス話に大金融資を逡巡していた吉田だったが、
堅実そうな社本の存在も手伝い、契約書に押印。だが直後、吉田は殺される。
愛子が飲ませたビタミン剤に毒が入っていたのだ。
「俺に逆らった奴は、みんなこうなっちまうんだよ」と社本を前に吠える村田。
豹変した村田と愛子に命じられるまま、社本は遺体を乗せた車を運転し、
山奥にある怪しげな古小屋に辿り着く。
村田と愛子は、風呂場に運んだ死体の解体作業を慣れた手つきでやってのける。
細切れにされた肉と内蔵が詰め込まれたビニール袋、そして骨の灰。
何も知らない妙子と美津子を人質に取られた社本は、それらの処分に加担することになる。
やがて社本は、村田の暴走と共に地獄を体験してゆく……。




最初から、うさんくさいクセのある村田。

あやしいよねーけど、強引。
社本は「NO!」っていえないよね。

けど、妻の妙子も一回なんかあったからって
村田側の人間になっちゃうって、どーなのさ?コレ。
どんだけ救いをもとめてるんだ!って話し。

娘も娘。家にいたくないから
ココでフーターズみたいなカッコで働くのかい!


そして村田の波にのっかり事件へまきこまれ共犯になってしまう。
気づこーよ!てか気づいていても引き返せない社本。
アタシ、こーゆー男とは絶対につきあわない!

「ボディを透明にする」って、、、、
インスパイアされた事件で同じこと言ってるらしい。
モノは考えようってのはコレなのか?

村田と愛子の解体の手際のよさが職人技。
「○○持ってこい!」「あいよ!」みたいな。
なぜか笑える。


最期は、、、
社本くん、ちょっと痛いよ。って、、館内で笑いがおこったから。


ラストの父、社本が娘に
「人生は痛いんだ!」ってとこ。
なんかヤラれたよ。

ちょっと刺して、痛さをわからせる。
アレって、愛だよね。
社本らしい、愛情表現だったのかな。

言葉じゃ伝わらないなー
ま、観てみてよ。

ビビっていたグロのシーンは薄目で
あまり見ないようにしてたので大丈夫でした。
いきなりグチャ!とかゆー不意打ちシーンじゃなかったから助かった。
途中退席されて帰ってこない人いたなー


主役の社本は吹越満。
ワハハにいるときから好き。
哀愁ただよう演技、よかったです。
最近では影あるネッチョリした役はまってますね。

でんでんって園監督シリーズみて変わったよ。
怖い役はまってる。

黒沢あすかは話し方、声が好き。
私もあんな感じの声をもちたい。
最近、みなかったけど上手いな!イイ。

監督夫人の神楽坂恵。
いつも同じトーンの演技?話し方。
ま、味っちゃー味か。



上映時間: 146分
冷たい熱帯魚 - goo 映画
冷たい熱帯魚 - goo 映画



館内、でんでんくらいのオジサマばっかり。
中高年に観てもらいたいって園監督の気持ちが届いてますねー
てか、神楽坂さんのオッ○イ目当てか?

中高年男性が事件にひっかからないために
見にきたに違いない!

マナーよい人が多くて上映中は静かで優秀でした!


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初!【モスカフェ】 | トップ | 『英国王のスピーチ』ラスト... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
崩壊家族は園作品の定番 (Kはん)
2012-02-28 16:49:45
お久しぶりです

『ヒミズ』のトコにもコメント入れさせて頂きました

園作品の定番は崩壊家族と父殺しと云う、(この作品ではでんでんが父的存在説が有力)園子温監督自身に大きなトラウマがあるかのような金太郎飴的なテーマなのです(ラストのミツコのセリフも強烈な父殺し)

でんでんのキャラクターはあそこまで突き抜けると逆に笑いに転化しますね
「ボディ」ではなく「ボデー」ですしw

ミツコ演じる梶原ひかりは園監督次作『希望の国』でも重要な役に起用されたそうです
少し宇多田ヒカル似ですね

個人的に園作品でいちばん凄いと思うのは
『紀子の食卓』です
中々レンタルで置いてるトコ少ないですが、機会あれば是非!!
あ、『愛のむきだし』も


http://blog.goo.ne.jp/p7s/

Kはん

.
返信する
Kはんさま (四葉)
2012-02-29 13:50:59
「ボデー」ですね!っていきなり思い出し笑い!

そういえば、どれも「崩壊家庭」ですね。
おー!父殺しですか。他にも同じようななストーリーも。。
なるほど、園監督を知れば、もっと映画が面白く観れそうです。

「愛のむきだし」は観なくちゃですね。笑

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

観=映画」カテゴリの最新記事