西野朗氏がタイ代表の新監督に、U-23代表も指揮
サッカータイ代表監督に就任する西野朗氏(2018年7月2日撮影、資料写真)。(c) Odd ANDERSEN / AFP
【7月2日 AFP】タイサッカー協会(FAT)は1日、同国のA代表とU-23代表の新監督に、昨年行われたW杯ロシア大会(2018 World Cup)で日本代表を決勝トーナメントに導いた西野朗(Akira Nishino)氏を招へいすると発表した。
FATは、「西野朗氏がA代表とU-23代表の監督を兼任することに合意し、主要大会の出場を目指すことになった」とのコメント文を発表した。
64歳の同氏は、2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)に向けたアジア予選で「戦象(War Elephants、A代表の愛称)」を指揮。
また、U-23代表の指揮官として、今年フィリピンで開催される東南アジア競技大会(SEA Games 2019)と来年のAFC U-23選手権(AFC U-23 Championship 2020)に臨む。
FATは近く西野氏と共に記者会見を開く予定であるものの、広報担当者は詳しい契約の内容や期間については明らかにしなかった。(c)AFP
大坂に3連勝のプチンツェワが自画自賛「よくやった」、ウィンブルドン
テニス、ウィンブルドン選手権、女子シングルス1回戦。勝利を喜ぶユリア・プチンツェワ(2019年7月1日撮影)。(c)Adrian DENNIS / AFP
【7月2日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)は1日、女子シングルス1回戦が行われ、カザフスタンのユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva)が四大大会(グランドスラム)3勝目を目指していた第2シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)を7-6 (7-4)、6-2で涙の初戦敗退に追いやった。
ウィンブルドンの女子シングルスで上位2シードまでの選手が初戦敗退を喫したのは、2001年大会でトップシードだったマルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)以来の出来事となった。
これが初めてのセンターコートだったプチンツェワは、その丸い形に驚いたとは言いながらも、まったく気圧されることなく2週間前のネーチャーバレー・クラシック(Nature Valley Classic 2019)に続いて大坂から金星を挙げた。「よくやったし、素晴らしい戦いだった」「すごくうれしい」と喜んだ。
ロシア生まれで24歳のプチンツェワは、グラス(芝)コートに慣れてきたとしながらも、最も得意と感じているのはクレーコートだとしている。
また、これで大坂に対しては3戦全勝。しかし、過去に好成績を収めていたことが、有利に働いたわけではなかったとして「毎試合が勝負であり、どうなるか分からないというのが正直なところ。全力を尽くすこと、それに尽きる」と話している。(c)AFP/Pirate IRWIN
三国志ゆかりの襄陽城を行く 湖北省襄陽市
【7月2日 Xinhua News】中国湖北省(Huibei)襄陽市(Xiangyang)にある襄陽城は、長江の最大の支流、漢江中流の南岸に位置し、前漢時代の紀元前201年に建築が始められ、2000年以上の歴史を持つ。三方が水に囲まれ、一方は山に面しており、防御が容易で攻略は難しい。三国志では蜀漢の武将、関羽(Guan Yu)が曹魏(Cao Wei)の軍隊が守る同城に攻め入ったことで有名。
襄陽城は全長7322メートルで、城壁上部には4000余りの垛堞(城壁の上にある凹凸のある小さな壁)が設置され、城壁の周囲の堀は最も広い場所で250メートルある。保存状態の良い十大古城の一つに数えられている。(c)Xinhua News/AFPBB News
国家一級保護動物のベンガルスローロリス、夜の町に出現 雲南省
警察に保護されたベンガルスローロリス(2019年6月26日撮影)。(c)Xinhua News
【7月2日 Xinhua News】中国とミャンマーの国境沿いに位置する雲南省(Yunnan)隴川県(Longchuan)で26日午後10時半頃、中国の一級保護動物ベンガルスローロリスが街路樹にいるのを市民が見つけ人だかりとなり、通報を受けた同県自然資源公安局が出動するという珍事が起きた。
同局の警察官、況雲輝(Kuang Yunhui)氏によると、保護されたベンガルスローロリスは健康状態もよく、後日自然に戻すという。
同種は、国内では主に雲南省と広西チワン族自治区、国外では東南アジアに多く生息している。(c)Xinhua News/AFPBB News
水田がキャンバスに、種類異なる稲使い描く巨大アート 中国・瀋陽
中国北東部の遼寧省瀋陽の水田に描かれた映画『タイタニック』のワンシーン(2019年6月30日撮影)。(c)STR / AFP
【7月2日 AFP】中国北東部の遼寧(Liaoning)省瀋陽(Shenyang)の水田に、異なる種類の稲を使って描かれたアート作品が出現した。
作品には映画『タイタニック(Titanic)』のワンシーンや天安門広場(Tiananmen Square)を描いたものをはじめ、中国建国70周年を祝うものもあった。(c)AFP
*上記はAFPBBNEWSの記事から引用しました。
*今日の一言
この貧困、自己責任だもの 格差認め自民支える若者たちの声を聴く!
深夜。東京・銀座のブランドショップ。華やかな服やカバンが並ぶ、客の消えたフロアに作業服を着た男たちが集まってきた。モップを構え、日が昇るまでに床や壁を磨き上げる。アルバイト代として支払われるのは、5時間で約7千円。朝方、スーツを着た人の波に逆らって、寮に戻る。バイトの同僚と2人部屋。コンビニやスーパーで買う弁当とビールが「唯一のぜいたく」だ。
中村克利さん(36)は、そんな暮らしをして6年になる。地元・徳島市の高校を出て塗装業に。山口県の自動車工場でも働いたが、リーマン・ショックのあおりで雇い止めになり、東京へ出てきた。「自分は貧困層だと思う」と言う。東京五輪後にいまの仕事が減り、もしクビになれば「ホームレスかも」と不安が消えず、ハローワークにも通っている。
その中村さんの投票先は自民党だ。「この先どうなるかわからない。自民が引っ張っていれば、よくはならないけど悪くもならない」と言う。
総務省の調査によると、2018年の非正規雇用は10年前と比べ350万人あまり増え、約2120万人となった。働き手に占める割合は約38%と過去最高の水準にある。背景には、バブル崩壊後の雇用情勢の悪化や自民党が進めた規制緩和などがある。
格差の拡大や貧困を、政治の問題とは感じないのか、と尋ねた。
「仕方ないって思う。自分がこうなったのは自分が考えた結果だから」。返ってきたのは、そんな答えだった。「政治のトップを長い間できるのも、才能や能力があるからでは?」
生活や格差について意識の構造変化が起きている。
社会学者らが全国の1万人以上を対象にした10年ごとの大規模な調査によって、1995~2015年にかけて、生活に不満を持つ層が自民への支持傾向を強めたことがわかっている。
さらに早稲田大の橋本健二教授(社会学)の分析によれば、「格差が広がってもかまわない」と考える人の割合は、この10年で各所得層で増えた。しかも増加率は貧困層で最も高く、貧困層の約4人に1人は、我が身にふりかかる不利益を受け入れている。そして貧困層の4割は自己責任論を肯定する。
自民支持、格差拡大の容認、自己責任論、貧困層……。調査からは、これらの間に一定の関係が結べる。
本当だろうか。東京や福岡のハローワークで声をかけた。
埼玉県戸田市の無職男性(33)は「国に責任ですか。そういう考え方もあるんですね」。東京都世田谷区のアルバイト男性(31)は「世の中にあれこれ言う前に自分を鍛えなきゃ」。いずれも自民の支持だと答えた。
もちろん、暮らしへの不満を政治にぶつける人もいた。では、野党に投票するのかと尋ねると、大半が首を横に振った。
奨学金を子どもに代わって返済するのがきついという福岡県香春町のパートの女性(53)は「政権は代えたいけど、野党の公約が実現できるように思えない」と残念がった。公約に財源の裏付けまであって、政権担当能力に期待できる政党があれば投票したいのに――。「結局いまの政権が続くのなら、選挙に行く意味ってあるかな」
これ以上転落しないようにと願いながら、自民に引き寄せられていく。見えてきたのは、そんな現実だった。
*上記は朝日新聞デジタル版の記事から引用しました。
*今の若者は覇気がない。兎も角人のせいにして生きていこうとしているし、何かに頼れば生きていけると思っているし、とすれば今の生活に満足するなら自民党がいいと、何とも情けない人生感であって、こんな人間は生きてゆく価値がないが、そんな人間に夢を与えることの出来る政党でないと、日本は今のままでは潰れてしまう!これでは少子高齢化に益々拍車がかかってしまう。