<令和5年度B日程 准看護師試験 第81問~第90問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2024年06月19日 | 准看合格法
問題 81  心不全患者への説明について、適切なのはどれか。 


1  「体重は毎日測定しましょう。」 

2  「むくみがある場合は同じ姿勢でいるようにしましょう。」 

3  「水分の制限は必要ありません。」 

4  「咳、痰が出ても問題ありません。」

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 1

 
1  「体重は毎日測定しましょう。」 

2  「むくみがある場合は同じ姿勢は避けましょう。」 

3  「水分の制限は必要です。」 

4  「咳、痰が出る場合があります。」


※心不全=心臓の働きが悪くなり、心臓から血液を全身に十分に送り出せない状態 病気の名前ではない

 心不全患者の体重測定=水分貯留にいち早く気付くため





























問題 82  心電図検査で得られる情報はどれか。 


1  心臓の弁の形態 

2  肺野及び胸郭の異常 

3  冠状動脈の走行 

4  調律の異常
















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・正解 4


※心電図検査=心臓の電気的な活動を調べるもっとも基本的な検査

 調律=心臓の拍動のリズムが一定に保たれている状態


















問題 83  虚血性心疾患はどれか。 


1  ウォルフ・パーキンソン・ホワイト(WPW)症候群 

2  左心不全 

3  心筋症 

4  急性冠症候群

















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・正解 4


1  ウォルフ・パーキンソン・ホワイト(WPW)症候群 =心臓の拍動が速くなりすぎる不整脈が起こる病気 先天的なもの

2  左心不全 =心臓の左側の働きが悪くなり様々な症状が出る状態

3  心筋症 =心臓の筋肉の異常による疾患の総称

4  急性冠症候群=冠動脈が詰まる病気の総称


※虚血=血が無い状態

 虚血性疾患=冠動脈が詰まることで発症する病気(狭心症や心筋梗塞など)の総称


















問題 84  腹腔鏡下手術を受ける患者への説明について、適切なのはどれか。 


1  「腹腔内に酸素を注入して手術を行います。」 

2  「気腹による合併症や偶発症は起こりません。」 

3  「開腹術に比べて傷は小さいです。」 

4  「開腹術に比べて回復には時間がかかります。」
















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・正解 3


1  「腹腔内に二酸化炭素を注入して手術を行います。」=手術に必要な視野や空間の確保 二酸化炭素は引火性および爆発性がない 

2  「気腹による合併症や偶発症は起こる可能性があります。」 

3  「開腹術に比べて傷は小さいです。」 

4  「開腹術に比べて回復には時間がかかりません。」


※鏡=カメラ

 腹腔鏡下手術=お腹に小さな穴をあけ、お腹の中の空間にカメラを入れて行う手術

 気腹=二酸化炭素で腹腔内を膨らませること

 偶発症=医療上の検査や治療で偶発的に生じる不都合な症状

















問題 85  胃・十二指腸潰瘍の患者の食事指導について、適切なのはどれか。 


1  アルコールの制限はない。 

2  糖質は胃粘膜への刺激が少ない栄養素である。 

3  根菜類は油で揚げる調理方法がよい。 

4  胃粘膜の負担軽減のため食事間隔を長めに空ける。














 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)













・正解 2


1  アルコールの制限がある。 

2  糖質は胃粘膜への刺激が少ない栄養素である。 

3  根菜類は柔らかくなるまで煮込む調理方法がよい。 

4  胃粘膜の負担軽減のため食事間隔を短くする






















問題 86  潰瘍性大腸炎の患者の看護について、適切なのはどれか。 


1  治療の第 1 選択肢は手術療法であることを説明する。 

2  便秘の有無を観察する。 

3  副腎皮質ステロイド薬の副作用について説明する。 

4  退院後は継続治療の必要がないことを説明する。
















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・正解 3


1  治療の第 1 選択肢は薬物療法であることを説明する。 

2  下痢の有無を観察する。 

3  副腎皮質ステロイド薬の副作用について説明する。 

4  退院後は継続治療が必要であることを説明する。


※潰瘍性大腸炎=大腸の粘膜に炎症が起こり、下痢や腹痛、血便などの症状が現れる




















問題 87  出血傾向とその看護について、適切なのはどれか。 


1  血小板の増加で出現する。 

2  皮下出血はみられない。 

3  口腔ケア時には歯ブラシを使用しない。 

4  出血時は圧迫止血を試みる。















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・正解 4


1  血小板の減少で出現する。 

2  皮下出血はみられる。 

3  口腔ケア時には歯ブラシを使用する。 

4  出血時は圧迫止血を試みる。


※血小板=出血を止める役割
















問題 88  輸血療法を受ける対象となるのはどれか。 


1  ヘマトクリット値 45 % 

2  ヘモグロビン濃度 6 g/dL 

3  血小板数 8 万/μL 

4  白血球数 5,000/μL 
























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・正解 2


※ヘモグロビン=血液中の赤血球に含まれ、酸素を送り届ける役割

 貧血=ヘモグロビンが少なくなった状態 成人男子で13,0 g/dL以下、成人女性で12,0 g/dL以下





















問題 89  甲状腺クリーゼの症状はどれか。 


1  徐 脈 

2  意識障害 

3  低体温 

4  便 秘












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・正解 2


※甲状腺クリーゼ=甲状腺ホルモンが過剰に作用し、複数の臓器が機能不全に陥り、生命の危機に直面

 徐脈=脈が遅くなる不整脈





















問題 90  抗がん薬の副作用について、骨髄抑制によるのはどれか。 


1  易感染 

2  口内炎 

3  脱 毛 

4  末梢神経障害














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・正解 1


※骨髄抑制=がん治療の副作用やがんそのものにより、骨髄の働きが低下している状態

 骨髄=骨の中心部にあり血液細胞をつくる組織

 易感染=免疫機能が低下し、病原菌に感染しやすくなっている状態


















<おことわりとお願い>


解説者は医療実務に関しては素人です(正看の過去問4513問を2か月間で解き、ノート8冊にまとめました。 その後准看の勉強を開始し、現在ノートは14冊目。)!


また、本試験に記載の漢字の読みがなは、省略している場合があります。


自信がない解説には?をつけています。


その他、誤解も多いかも知れません!



疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います・・・!


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!




◎本ブログは収益化していません(ぺこり)!

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