遙か3感想。黒龍の神子、梶原 朔ちゃんです。
全編を通じてネタバレ、勘違い・記憶違い・思い込み、独断と偏見が入り乱れていますのでお気をつけください。
八葉が終了したので、今回からその他の攻略キャラクターについてポツポツ語って行きたいと思います。
梶原 朔(かじわら さく)
黒龍の神子。白龍の神子である望美の対にあたる。武家の娘であるが、現在は出家して尼僧になっている。梶原 景時の妹。
異世界の戦場に放り出された望美と最初に出会う人物の一人です。
頼朝の命令で怨霊を封じる為源氏の軍に同行していたものの、はぐれて怨霊に囲まれてしまった所に望美と出会いました。白龍の神子は怨霊を封じる事ができるけど、黒龍の神子は怨霊の声を聞く事ができるのが固有のジョブアビリティらしいので、実際単独では戦力になりづらいんですよね。頼朝様は何を思って命令したんでしょうかね?戦場における対景時の人質要員だったんでしょうか…?
白龍と違い黒龍はすでに消滅してしまっているものの、神子としての力はほどほどに残っているようです。
黒龍の神子としての経験があるので、望美と子供姿の白龍見て、龍神と神子ペアであることを早々に察知。完全に電波発言を繰り返す白龍の通訳をそつなくこなすなど、現状説明や源氏軍への引き合わせに大きく貢献します。最初に出会ったのが貴女で本当によかった。
大人びた印象で、基本的におしとやかで芯が強いしっかり者という、ザ・大和撫子という雰囲気を持っています。
対の存在である望美に対しては非常に友好的。その他八葉に対しては一歩下がりつつもしっかり信頼関係を築いている様子です。
その反面、兄である景時に対しては非常に辛辣で、望美と景時の対面の後、「兄はあの通り調子が良いだけの小心者なのであまり信頼をしないほうが良い」と単独でチクリにやって来たのには大いに引きました。しっかり者の朔からすると、景時のお人よし具合や曖昧さは情けなく見えるんでしょうね。それ以外にも面と向かって妹だからいえる不遜発言を繰り返すので、梶原兄妹のやりとりは本当に見ていてほのぼのします。本当はその言葉の裏には兄に寄せる信頼と愛情がある…と…信じたい…。
さて、朔は現在尼僧という立場にあります。
その経緯たるやダイナミックな物でありまして…。彼女を神子に選んだ黒龍(やはり力を失い人の姿になっていた)と大恋愛の上結婚したものの、黒龍は力を失ったままその直後に消滅してしまい、悲しさのあまり未練を断ち切る為に尼僧になったという事でした。
尼僧という立場でありながらなのか、尼僧で自分恋愛沙汰に縁遠い立場になったからなのか、望美の恋愛事情に対しては近所のおばちゃんかなんかかの様に介入を繰り返します。まだまだ恋愛トークしたいお年頃です。
朔としては望美に対しては譲がお勧めの様です。朔から見ると、譲は望美と共にこちらの世界にやってきた幼馴染ですし、最初のうち朔は将臣くんの存在を、聞いていはいるもののあまり実感できないと思うので、妥当と言えば妥当でしょうか。譲が望美を気遣い続けているのに、当の望美がほぼ無反応な様を見ていると、自然と譲を応援したくもなるんでしょうね。
基本的に望美の親友・サポートキャラという立ち位置にいる朔ですが、彼女にも個別ルートがあります。
今まで静かに物語の脇に存在していた彼女が、突如黒龍への思いを爆発させ、ご存命の白龍と望美がいちゃいちゃしている様に理不尽に激昂して軍を飛び出すという、プレイヤー側が完全に呆気に取られる展開が続きます。もう本当黒龍への未練タラタラ。「私と黒流が夫婦の契りを交わした翌朝に黒龍は消えてしまったの…」というせんでいい非処女アピールまで飛び出す始末。朔ルートのときだけちょっと人格変わってませんか??頭の中が黒龍の事でいっぱいです、恋愛のこと意外考えられません状態になってしまい、もうお前尼僧やめろとしか言えない状態になりました。
そしてそんな朔をフォローしてラスボス撃破し、一瞬だけ復活した黒龍にご挨拶を済ませた後、朔と友情を確かめ合うエンディングが訪れ…ると思っていたのですが、朔のエンディングは、ひたすら朔と生まれ変わった黒龍がいちゃつくという内容でした。驚きだよ。
「こっちはこっちで上手くやってるから、貴女も元気でね」と言われているような気持ちになりました。
乙女ゲームでの対女の子エンディング(グッドエンド)で、まさか他人の恋愛を指を加えて見るだけという事態になるとは夢にも思わず。良い経験をさせていただきました。くそう!(泣いてる)。
最後悪口みたいになりましたが、朔の事好きです…。
時期未定ですが、次回は龍神・白龍の予定です。