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DAY×DAY

デイ・バイ・デイ
俳句 書評 音楽 映画

♪EL&P

2013-10-02 13:32:29 | 日記
エマーソン・レイク&パーマー。

1970年ロンドンで結成。
当時、すでに実績があり、それぞれが高い評価を得ていた人気の3人が集まり、
スーパーバンドの呼び声が高かった。

ドラムスがカール・パーマー、
ギター、ベース、ヴォーカルは
グレッグ・レイク、
そしてキーボードのカリスマ、
キース・エマーソン・のトリオ編成や。

斬新なアブローチやけど、当時、最新のテクノロジーやった
「ムーグ・シンセサイザー」の触れ込みばかりが先行していた。


そんな状況のなか、1972年の甲子園球場ライブを見た。

折しも、「春の嵐」で暴風雨となってしまった。
楽器とはいえシンセサイザーはコンピューターなので屋外ライブはリスクが高く、あえなく途中中止になった。

ナメやがって、と思ったが払い戻しうけた記憶がない。
たしか天災地変は免責となっていたように思う。

今考えると、観客もプロモーターも経験不足やったんやろう。
無様な騒動になってしまった。

なんかシラケてしもて、こいつら(EL&P)キライになった。

日本人なめる、よくない。

/ 橋本 吉亨

ネアンデルタール脳

2013-10-01 01:13:07 | 日記
認知症のことを考えたとき気がついた。ただし科学的根拠は全くない。

ボケ予防のために脳を活性化させるにはどう心がけたらいいか。
僕なりの発見があった。


運動がいいと聞き、夜のウォーキングを始めた。
夏、暑いので日没後に出ようと思い立ち、夜道の歩きが習慣になった。

涼しいし風が気持ちいい。だけどそれだけではない爽快感があって、やみつきになった。

ずにのって、どんどん時刻を遅くしていった。

次第に「恐怖」に慣れて、午前2時に鴨神社の鳥居をくぐるという暴挙までするようになったんや。

恐怖は動物の根元的な感覚で、身を守るためなくてはならない感情や。

「恐怖」を感じたら生き延びる術を「記憶」から引き出してきて生存行動に結びつける。

このプロセスが、ぼくのあたまの中で何回もおこり、脳(特に原始脳)の活性化にええんやないかと考えたんや。

同じように、好き、おいしい、びっくりする、楽しい、感動する、きもちいい、きれい、と何回も感じることが脳の老化を遅れさすかも知れんな。

……

おかげで、かどうか判らんけどちょっと原始脳が冴えてきたような気がしてる。
ネアンデルタール並に。
あはは(^○^)


/ 橋本 吉亨

鴨神社

2013-09-30 18:29:33 | 日記
創建は不明、となってるけど、千年以上前の「延喜式」という書物に記載があるから、千年を越す歴史のある古社であることは間違いない。

隣接地にある「加茂遺跡」には弥生時代から縄文時代にまでさかのぼる集落跡がある事から、その頃から祈りの地であったかもしれない。

これは相当古い神様や。

太古、暴れ川であった猪名川も、この丘までは削らなかったんやろう。東側は高台になっていて、千里丘陵まで見渡せる。

ここは、ぼくのウォーキングコースの最遠ポイントで、約5.6キロの地点にある。自宅から往復11キロ、約1時間40分の距離にある。

ここで気が付いたことがある。
鎮守の森の機能についてや
鬱蒼とほの暗い参道から眺むと、
奥に見える社殿に陽がさして、
スポットライトが当たったように浮かび上がって見えるんや。

犯しがたい空気を感じ、珍しく謙虚なきもちになっている。

これは計算された演出で、古く木々が繁るほど神々しさは増すやろう。

計算された陽光の演出が敬虔な信仰をふかめる。

薄曇りの天候と日暮れ前の絶妙のタイミングやったことが「気付き」につながった。

祈りを集める施設としての神社の意味合いが、
理屈ではなく脳に直接に見えた瞬間や。

/ 橋本 吉亨

ブルー・ベルベット

2013-09-29 23:55:17 | 日記
監督デビッド・リンチ。
こういう映画は、彼しか創れない。
人間の層心理とか性癖とかコンプレックスを描かせたら、このひと、天下一品やな。

まず冒頭。
高い俯瞰から一件の家の庭先にカメラが降りてくる。で、なんとカメラはそのまま地面に潜っていく。

え、と思うよな。
変な虫とかムカデとかうざうざ。ぞわっと身震いさせる、これがデビッド・リンチの手口や。
「こら、普通とちゃうな」
ここでも、近親相姦とか同性愛とか普通に描かれる。
中でも、主演のカイル・マクラクランは強烈な性癖を持っていて、青いベルベットを見ると
異様に興奮する。(^^)

貴婦人のドレスならもちろん、テーブルクロスでも即座に興奮し陶酔する。

大二枚目俳優のカイル・マクラクランやで。
日本で言うたら三浦友和タイプや。
想像するだけでヘンやろ?
デニス・ホッパーはところ構わず「Fuck you」を連呼しながら、しばいてくれって言うし、
いよいよヘンやろ?

ゲイやレズビアンは普通やし、世の中全員変態みたいな映画や。
いや、変態ってゆうたら侮蔑になるか。

「倒錯」。
あほほど倒錯してる。

ただし、ただしや。

この人の映画の色彩感覚は目をみはる程すばらしい。
ベルベットの青は言うに及ばず、空のきれいさ、雲の白さ芝生のみずみずしさ。

さらにボビー・ビントンの主題歌の不似合いな甘さ。
ただの変態映画でない証に、この映画のプロットは、
あの「ツインピークス」で展開されブレイクする。
ツインピークス見たひと、色の綺麗さ、感じませんでした?
時節柄、夜長の楽しみに
TUTAYAへGO!

/ 橋本 吉亨