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ヒガワリテイショク

BGM:Last Dinosaur

ルールを変更する

2006-01-16 20:50:08 | 雑記
A「ゲームだ,ゲームの話をしよう.それもネットゲームの話を」
B「藪から棒にいったい何を.ゲームバランスは常に糞である,とかか?」
A「いや,ゲームが商売であるという視点からの話だ」

A「ネットゲームはその原初にあるUOから定額制を採用してきた」
B「月々いくら,ってやつだな」
A「そう,そしてこれは最大の失敗であったともいえる.
  手塚治虫がアニメの製作料金を安く設定しすぎた事に近い」

A「つまり定額払えば遊び放題だから,最も遊んでいるユーザーから金を取り損ねる.
  彼らは最も口うるさく,割に合わない存在となっていくのさ」
B「文句言ってる割に金はきちんと払うみたいだけどね.
  金を払わないことが最大の文句であることを理解してないのか,完全に中毒なのか」

A「そのシステムを打破したのがパンヤだ.ネットでやるゴルフゲームだな.
  システムはアイテム課金制.基本的にはタダだ.
  性能が良い,あるいはレアなアイテムを買うためのポイントを買わせる」
B「金を払ってアイテムを買うも自由,タダで遊ぶのも自由って事か」
A「基本的にはそうだ.ここで露見されたのが,いわゆる従来潜在していた層だ.
  時間はかけれないが金はある.短期間でも気持ちよく遊ぶために,金を払う.
  この層の存在を上手く利用したといえる」
B「つまり従来RMTでMMORPGなんかを遊んでいた層からの収益構造になったと」

A「無論,それだけじゃない.システム的にRMTができるというのは非常に重要だが.
  これによりいわゆるRMTの中国・ロシアあたりの業者問題がほぼ解決するだろうしな.
  まぁ,優越感を得るために金を払わせるという現実の商売の構造を持ち込んだわけだ.
  しかし一方ゲームを作ってる側はゲームに金をかけてない.
  課金周りのシステムや値段設定,アイテムの品揃えは完璧に練り上げてあるが,
  ゲーム自体は相当ローコストで作ってある」
B「従来のゲームの収益構造とは完璧に異なるわけか…」
A「意外と1万円分アイテムを買うとかざらにいるからなぁ.
  効率が他のゲームと段違いに高い」

B「しかし,何でこんな話を?」
A「今まで定額制だったMMOを,アイテム課金制に変更という記事を読んだからさ.
  ゲームのサービス途中でだぞ?根本的なルールを変更する程のメリットがあるのさ.
  この流れは止まらんぞ.作り手にも遊び手にも良い話だからな」
B「問題は,いわゆるニートに近い層がどこへ移動するかか.
  時間だけをかけていれば優越感が得られるゲームは縮小傾向だからな」
A「どこへ行こうと邪魔な層には変わりないのが問題だ.
  枯れ木も山のにぎわい効果ならばまだ良いのだが…」

A「まぁいいや,飯を食いに行こう.今日はデリーのカシミールカレーが食いたい」
B「基本タダでトッピング課金制にしたらどうなるかねぇ」

旧友との再会

2006-01-16 01:33:54 | 雑記
多分2年ぶりくらい.

相当ちゃらんぽらんにやってきてると風の噂に聞いた物の,なかなかどうして.
思った以上にまともな人生を送っているようでした.結構結構.
世の中は狭いようで広く,知らぬことは無数にあり,か.

ちなみに個人レベルの世界が広がりすぎるとあまりよろしくはない.
かつて神童だった子供は小学校でただの優等生になり,
中学にあがり,高校で落ちこぼれ,それを乗り越えても社会は広く…

最初の丘が山ではなかったことに気づいてしまう.本来知らなくても良いはずのことに.
そこから前にのびるあまりに長く先がかすんで見える道が見えてしまう.

十年に一人の逸材は百年紀の端役にすぎず,百年紀の英雄は千年王国のエキストラとなり,
その歴史にすら熱的死という避けられぬ運命が待ちかまえている.
そろそろ永遠が欲しくなってきただろう?

生きる意味も価値も失い,神は殺され,人類は停滞を余儀なくされているこの時に,
我々はいかに楽しむべきか.まだまだ課題は多そうだ.

ヒアリング三昧

2006-01-12 05:47:16 | 雑記
何故か卒論とバイトの仕事増大時期が被っている.
バイト料の再交渉を春になったら行うべきな気がしてきた.
料金固定で業務形態が謎なのは色々不味そう.
もっとも,丁稚みたいなモンだと思ってるのでかなり納得はしているのだが.

内容としては企業へ出かけて上司と相手がしている話をひたすら聞いてるのだが,
時代の最先端を突っ走ってる感がすばらしい.農業重要.
工学と農業どっちも最先端に触れられるとか希有な経験であることよ.

研究室では5月のフロリダ行きが決定.査読の結果が異様に良かった.
キレモノ助教授恐るべし.どうせなら本番も自分でがんばってくれんものか.
しかもそれから帰ってきて一週間で国内発表が決定.鬼か.うむ,鬼だな.

しかし,毎度我ながら実に運が良い.運が良すぎる.
大局的な運は良いがその分些末な運は悪い気がする.
下駄の歯が折れて階段から転げ落ちたし.3段ほど.

体はほぼ無事で,足の爪が少し割れた程度ですんだのだが
階段から転げ落ちたのは初めてなので大変びっくりした.吃驚.
ちなみに下駄は接着剤で修理したら驚くほど頑丈になった.
もう片方が今度は折れないかとちょっとびくびく歩いてたり.

経験に勝る学習なし

2006-01-12 02:14:03 | 雑記
もっとも,それ以外の学習なんて座学しか思いつかないが.

ここしばらく卒論ほっぽりだして理研でMRIいじってたり.
卒論は果たして間に合うのやら.人ごとのように言ってみる.
まぁ世の中たいていのことは何とかなる.経験上.

それはさておき,MRIをいじくってるとMRIの仕組みがわかる.
MRIの原理は結構複雑で,一応座学で本を読んで理解したつもりだったのだが
人に説明するのが厳しい,という程度の理解だった.

それは理解といわない,というツッコミは置いておいて,
実際いじると操作方法だけでなく装置の構成や,
原理に関する部分もかなり理解できる.

経験から言わせてもらえばたいていのことは実際やらないと覚えられない.
言って,やって見せて,やらせる,というのが教える手順の最適解だという
昔からの伝統がヒジョーによくわかる.

ちなみにうちの研究室は基本的には勝手に勉強してやれ,である.スィビアー.

人間は皮膚呼吸する?

2006-01-11 01:17:32 | 雑記
理系の東大生であるうちの研究室で訪ねて回ると,見事全滅であった.
どうやら人間は皮膚呼吸をしているのが常識らしい.
最近一番驚愕した「非科学的常識」というヤツなのだが…
勿論,人間の皮膚にそんな機能はない.あるのは両生類だけである.

マイナスイオンの文字を見るたびに笑いがこみ上げてくるのだが,
どうしてこんな非科学的な常識がまかり通っているのだろうか.
ある意味日本の宗教は科学教であるはずなのだが.

教育段階で,些末な知識じゃなくてもっと根本的な科学の視点を教えるべきだと思う.
当然,セットになる「科学を疑う目」と「科学を養護する立場」込みで.
まぁしかし,盲信につけ込んだ商売はずいぶんボロくて美味しいんだろうなぁ.
ほぼどの大企業もマイナスイオンを売り物にしてる時代だし.

こだわらない

2006-01-09 11:21:32 | 雑記
最近,思考停止することが多い.
その際のキーワードは「まぁいいか」である.

昔は思考をスパッと打ち切れず(あるいは,打ち切らず)
脳の隅にいつも何かをいつも置いてある感じだった.
バックグラウンドでとりとめもない思考を処理してる感じか.
固い食材を弱火でじっくり煮込むとたいてい美味くなるのと一緒だ.

で,ふと気づいたらその頭の隅のスペースが空いてない.
日々のスケジュール管理とかにそのメモリが使用されてる感じ.
もっとも,「煮込むべき食材」が最近あまり見つからないからかもしれないが.

中学・高校でため込んだ食材は,あらかた煮込んで食ってしまったんである.
それは血肉となり現在の私を構成しているわけだ.
教育,それも未成年の時の教育がいかに重要かがわかる話だなこりゃ.
まぁ,自分で自分を教育していたんだろう.教師という職業は今でも好きじゃない.

話がそれたが,そこら辺の影響もあってか最近あまりこだわらない.
いろんな事を妥協しているともいえるし,柔軟になったともいえる.

大局的な生き方としてはこだわらないことはきっと正しい.
正しいの定義は勿論自分にとって正当である,ってことだ.
この方向性で行くのは,いわゆる「ただ生きる」的な道だろう.

だが,どうだろう.一抹の不安がある.
鋭さを失った刃物が用をなさないように,自分が鈍化していくことは心苦しい.
自分がこだわるべきポイントを見つけることが急務なのだろう.

昔のジェミニのCMが

2006-01-07 04:02:01 | 雑記
大変すばらしい.刮目せよ.
http://2st.dip.jp/carmovie/src/up2382.wmv.html

今このCM流したら爆発的にヒットすると思うのだが.
当時みたいにスタントでやれ,という贅沢までは言わないので
せめてCGでこういうCMを流してほしい.

…とここまで書いて「アミノ式」のCMに発想としては近いのだ,と気づく.
やっぱ未知の動きでの驚きってインパクトでかいなぁ.

生まれて初めて

2006-01-07 03:38:52 | 雑記
ペルー料理を食ったのだが美味かった.以上.
なんというか,味の組成が理解できない料理だった.
でも美味い.油脂でストレートな旨さを出してるのが基本のようだが,
味と香りの成分を重層的に使用している感じか.

特徴:コリアンダー.とにかくコリアンダー山盛り.
素人にはお勧めできない.ちなみに私も昔は苦手だったのだが,
タイ料理とか中華でずいぶんなれたので今は余裕.

あと店のおばちゃんがペルー語しか話せないのはかなりビビル.
内装・客層と相まって非日本感全開.
場所が藤沢なので行く機会はないだろうが,新たな味に出会えた良き日であった.

御挨拶

2005-12-31 23:01:45 | 雑記
今年は人生でもっとも忙しく、もっとも他人に世話になった年でした。
この場で申し訳ないんですが、厚くお礼申し上げます。

来年も色々迷惑をかけるかと思いますが、まぁ一つヨロシクと言うことで。
あと年賀状を書くとくるぶしがカサカサになる病なので年賀状とか書きませんので、
関係者各位は届くことを期待しないでください。\e

対話形式ってどうよ

2005-12-27 02:18:53 | 雑記
A「ということで対話形式にしてみたんだが,これのメリットは何かな」
B「いきなり仕様変更するなよ.まぁ,書きやすさが上がるんじゃないかな」
A「何で対話形式は書きやすいんだ?」
B「会話をエミュレートするからだろう.文章を練らなくても読める文章ができる場合が多いし」
A「なるほど,一理ある.いい加減ABじゃわかりにくいんで鈴木と佐藤にでもしてみるか」

佐藤「対話形式の問題はキャラの構成だな.キャラをたてて会話を書かないと読んでいて面白くない」
鈴木「つまりボケとツッコミか.王道だな.ベタとも言うが」
佐藤「研鑽され続けたから王道なのだよ,鈴木君.ああ,この名前を呼ぶ表現は良いね」
鈴木「互いの呼び名でキャラを立てるのも王道だな.いっそさっちゃんとか呼んでやろうか,ん?」
佐藤「勘弁してくれ.ところでそろそろ腹減ったな,飯食いに行こう.なか卯のハイカラうどんが俺を呼んでいる」
鈴木「なるほど,オチをつけやすいのは実に大きなメリットだな」