ご質問
〇コミュニケーションの支援についてどのような形での支援の仕方が一番望ましいでしょうか。
ーわたし自身が人とコミュニケーションをとる場合に、
言葉の”聞き取りづらさ”があります。
学校での先生の言葉が聞き取りづらかったり、
また、聞き取ることができても意味が分からないときが、ときどきあります。
そのことで、一度耳鼻科へ行ったことがあるのですが、
聴力には問題はないとのことでした。
言葉の聞き取りづらさは、おそらくアスペルガー症候群という脳の方の特徴なのだと思います。
ですので、
(その人のタイプにもよりますが)アスペルガー症候群の場合、
わるぎはなく、先生の話が聞き取れていなかったり、意味を理解できていない場合がありますので、
もし分からなければ、ゆっくり説明してあげたり、2回説明してあげるなどの配慮があればいいなと思います。
わたしが学校生活をしていた頃には、先生の言葉を理解できていなくて怒られたことがしばしばありました。
また、「これ」、「あれ」、「それ」等の抽象的な概念が理解しづらいところがありますので、
できれば具体的なものの名前や場所を伝えてあげると、分かりやすくなると思います。
そして、本人の将来のことも見据えて、
”表情から相手の気持ちを推測する学びの場”があればいいなと思っています。
普通であれば社会生活の中で自然と覚えられることですが、
わたしの場合、表情から人の気持ちが分かるようになるまでに人よりも年月がかかっていたり、
今でもうまく表情や場の雰囲気を読めなくて、あとから気まずくなることがあります。
少し考えてみたのですが、
いろいろな方の顔と表情が写っている写真などを並べて見せて、
その人の思っていることや感情を当ててみるようなゲーム感覚で学べるようなものもいいのかもしれません。
実際におこなったことがないのでわかりませんが、決して無理のない範囲で楽しく学べるような形がいいなと思っています。