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[sport] 高橋尚子選手、夢の続きを(mixi)

2008-03-10 01:52:52 | スポーツ
 昨日は、久しぶりに家でノンビリできた日曜日。
 先週は足や脚が攣ったり、腰痛が出たり、立ちくらみしたりと疲れもピーク。
 殆ど1日寝ていた。

 そんな中、注目していた女子マラソンのレースが昨日あった。
 皆さんご存じの通りの結果だったが、優勝した中村友梨香選手には素直に祝福したいと思う。

 今大会、個人的にはバンコク・アジア大会での驚異的な記録樹立以来、ずっと注目し続けてきた高橋尚子選手のことばかり気になってきた。
 この4年間は、どちらかと云えば不遇の月日を重ねてきたと思う。

毎日新聞 スポーツニュース
女子マラソン:走り抜いたQちゃん、現役続行表明 名古屋
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=427616&media_id=2
http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20080310k0000m050053000c.html

 無理を押しての完走というと、先日の大阪国際女子マラソンでの福士加代子選手もそうだが、ランナーとしての意地もあるだろうし、大会に賭けてきた意気込みというものもあるだろうし、自分の生き様というものもあるだろう。安易にも、途中棄権すべきだったとはとても言えない。

 膝の故障を抱えていたというレース後の記者会見での話は、先程テレビ(日テレのうるぐす)で見て知った。その時の彼女自身の談話を聞くに、どれだけ五輪への思い入れが強かったかが伺い知れる。

 スポーツは何でもそうだけど、
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=295569681&owner_id=6703338
...でもバルセロナのロナウジーニョに関してちょっと書いたが、およそ挑戦という営みに失敗は付き物である。競技生活を長く続けていれば、身体を壊すリスク、負ける覚悟なんて承知の上で勝つために最善の準備をし、それでも実らないことが多くあるということを嫌という程味わい続けている。そんな人の方が圧倒的多数派のはず。デビューから長年成功だけし続け、引退まで一度も負けや失敗がなかったスポーツ選手など居ない。

 むしろ、今回の高橋選手のことを思えば、膝に故障を抱えながらの走りでも、2時間 40 分余りで 42.195 km 走りきれるだけの体力と技術があると云うことこそ、さすが五輪王者として賞賛すべき事だと思う。無知蒙昧な一部のマスコミ陣は、安易に惨敗などと書くのだろうが。
 「競技は結果が全て」というありがちな文言。僕は決定的に間違っていると思う。

 ネタ元の毎日新聞には、高橋尚子選手のこれまでの足跡を記した写真集がある。
 アテネ五輪の頃の絶頂期を、懐かしく思い出した。

http://mainichi.jp/enta/sports/graph/2008/takahashi0309/index.html

 高橋尚子選手の北京五輪出場は、まぁ無理だろう。
 でも、五輪には「参加することに意味がある」のだ。勝つチャンスがあれば、それに向かって挑戦し最善を尽くすことには、意味がある。勇気なるものは、人生最大の財産の一つ。

 日本を代表するマラソンランナーとして、高橋選手の存在は日本人にとって誇るべきものだし、同世代の星でもある。
 サッカーのカズ(三浦知良)やゴン(中山雅史)、プロボクシングの辰吉丈一郎選手などもそうだが(辰吉選手はプロボクシング協会の規定により既に定年で引退したが)、現役にこだわり続けるのも一つの生き方。心ゆくまで現役生活を続け、輝いて欲しいと願う。
 4年後のロンドン五輪をどうするかは、4年間の間に本人が決めれば良いこと。どんな結論が出ても、一ファンとしてその決定を尊重したいと思う。

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