某コミュからの転載第7段。
今回は、2つの記事を無理矢理連結して、転載する。
毎度のごとく、若干の改変を施す。
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日本テレビのトヨタカップの中継で、CMに入る前に
「COPA TOYOTA IN TOKYO!」
...という台詞が入るのが定番だった時代が、かなり長く続いた。
現在、決勝戦の舞台は横浜に移ったけれど、南米各地では今も「リベルタドーレスに優勝して、東京へ行こう!」というノリがあるらしい(そんなことを、以前、衛星放送のサッカー番組で見たことがある。でも去年だけどw)。
そのトヨタカップ、6大陸の地域別王者対抗になってから今年で2回目。
今年の決勝戦も、欧州対南米だった。
バルセロナ(スペイン)vs インテルナシオナル(ブラジル)
バルセロナは、欧州南米杯時代のトヨタカップに '92 年に出場したが、(昨年の6大陸王者決定戦で優勝した)サンパウロに敗れた。監督のライカールトは、'90 年にACミラン(イタリア)で出場したときのMVP。
インテルナシオナルは、トヨタカップの前のインターコンチネンタル杯の時代を含めても、確か今回が初出場。
欧州南米杯のトヨタカップに改組されてから、5年間ほどは南米勢が優勝していた。
6大陸王者決定戦になってからも、そうなるのかな?と思わせる、今回の決勝戦の結果。
バルセロナ 0ー1 インテルナシオナル
まぁ、選手の面子を見ると、何だか“ブラジル対ブラジル”みたいにも見えたのだがw、それにしても今年の決勝戦は見応えのある、久しぶりにトヨタカップらしい試合だったなぁと、テレビで見ていて思えた。
因みに、FIFA 主催の国際大会で、開催国のチームの出場が保証されていないのが、唯一このトヨタカップ(現在の正式名称は「トヨタ presents クラブワールドカップ」だそうだが)。
ただ、今後の再改組により、日本開催が今後続くことを前提にすると、トーナメントのシードを廃止するために、出場チームを8にして、そのうちの1枠を日本のチームに与えるらしい。実質、Jリーグの王者(その場合は、天皇杯か、ゼロックススーパー杯のいずれかの勝者になるだろう)が出場するのだろうが、出来ればJリーグのチームには、アジア王者として出場して欲しいものだ。
次回、その挑戦権を持っているのは、浦和レッズと川崎フロンターレだそうな。
なお、更にもう1枠をどうするかは、全く未定とのこと。
いずれにせよ、いつか日本のチームが世界王者になって欲しいと願う。
その日は、思った程遠くない気もする。今世紀中に1度くらいはあるんじゃない?
さて、日曜日に全日程を終えたトヨタカップ。
2002 年W杯のときに、欧州地区のリーグ戦やカップ戦の過密日程が問題になった。
2006 年W杯で欧州勢が勝って、その過重な負担が少しは軽減されたのかと思っていたが、さにあらずか? やはり、バルセロナの選手達にとっては、その影響があったのだろう。彼等には辛い1ヶ月だったに違いない。
気の毒なのは、ロナウジーニョ。
サッカーがスポーツであり、勝ち負けを競う以上、敗者になる可能性はどの選手にもある。そのことを理解できない庶民やマスコミ勢の餌食になってしまっているようだ。ブラジル国内では、さぞや大変だったろうな。
そんな中で、チームを鼓舞し、勝利のために最善を尽くしたのだから、やっぱり彼は素晴らしい選手だと思うねぇ。
#別に、ロナウジーニョ1人だけが素晴らしいというつもりはないので、念のため。
厳しい日程で、体調を調えるというだけでも、本当は並大抵のことではない。
それが基本であるのは確かだが、基本的事項だからと言って易しいとは限らない。それは、受験産業でしばしば言われる“基本的問題”が必ずしも易問であるとは限らないことと同じだ。板前の世界で包丁使いが基本であるからと言って、どの包丁業も全て容易いかというと、そうではないだろう。きれいなかつら剥きなんて、誰にでも簡単にできる技ではない。
サッカーじゃないけれど、先日のフィギュアスケートGPファイナルの日本勢も、体調管理で難しいかじ取りを強いられたに違いない。まぁ、陰謀説はあるけれど、それとは関係なくとも、勝つためには体調管理が重要なのはまぁ確かだ。しかし、調子のピークを大会当日に持っていくことが如何に難しいか、それを正しく理解していないスポーツジャーナリストが如何に多いか。況んや、一般人のブログをや。
健全なスポーツジャーナリズムとは何なのか、その点について考えさせられる事件や事象に、皮肉っぽく言えば「恵まれてき」たここ数年。
選手は、スターやヒーローである前に人間である。怪我や病気を好き好んでする者は居らず、予定して怪我や病気をする者も居ない。怪我や病気及び体調不良は突発的に襲ってくるものであり、万全の対策をしていてもそれらに巻き込まれてしまう場合がある。これらのことを、我々は正しく理解したいものだ。
医学的見地からまともに考えれば、怪我や病気、体調不良に関する対策には、予防と同時に罹患後のそれも重要なのだ。
僕は、体調管理や勝つことの難しさ、両立のための努力と裏腹に健康を害するリスクを受け入れて、困難に立ち向かった選手達の勇気と熱意を讚えたいと思う。
今回は、2つの記事を無理矢理連結して、転載する。
毎度のごとく、若干の改変を施す。
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日本テレビのトヨタカップの中継で、CMに入る前に
「COPA TOYOTA IN TOKYO!」
...という台詞が入るのが定番だった時代が、かなり長く続いた。
現在、決勝戦の舞台は横浜に移ったけれど、南米各地では今も「リベルタドーレスに優勝して、東京へ行こう!」というノリがあるらしい(そんなことを、以前、衛星放送のサッカー番組で見たことがある。でも去年だけどw)。
そのトヨタカップ、6大陸の地域別王者対抗になってから今年で2回目。
今年の決勝戦も、欧州対南米だった。
バルセロナ(スペイン)vs インテルナシオナル(ブラジル)
バルセロナは、欧州南米杯時代のトヨタカップに '92 年に出場したが、(昨年の6大陸王者決定戦で優勝した)サンパウロに敗れた。監督のライカールトは、'90 年にACミラン(イタリア)で出場したときのMVP。
インテルナシオナルは、トヨタカップの前のインターコンチネンタル杯の時代を含めても、確か今回が初出場。
欧州南米杯のトヨタカップに改組されてから、5年間ほどは南米勢が優勝していた。
6大陸王者決定戦になってからも、そうなるのかな?と思わせる、今回の決勝戦の結果。
バルセロナ 0ー1 インテルナシオナル
まぁ、選手の面子を見ると、何だか“ブラジル対ブラジル”みたいにも見えたのだがw、それにしても今年の決勝戦は見応えのある、久しぶりにトヨタカップらしい試合だったなぁと、テレビで見ていて思えた。
因みに、FIFA 主催の国際大会で、開催国のチームの出場が保証されていないのが、唯一このトヨタカップ(現在の正式名称は「トヨタ presents クラブワールドカップ」だそうだが)。
ただ、今後の再改組により、日本開催が今後続くことを前提にすると、トーナメントのシードを廃止するために、出場チームを8にして、そのうちの1枠を日本のチームに与えるらしい。実質、Jリーグの王者(その場合は、天皇杯か、ゼロックススーパー杯のいずれかの勝者になるだろう)が出場するのだろうが、出来ればJリーグのチームには、アジア王者として出場して欲しいものだ。
次回、その挑戦権を持っているのは、浦和レッズと川崎フロンターレだそうな。
なお、更にもう1枠をどうするかは、全く未定とのこと。
いずれにせよ、いつか日本のチームが世界王者になって欲しいと願う。
その日は、思った程遠くない気もする。今世紀中に1度くらいはあるんじゃない?
さて、日曜日に全日程を終えたトヨタカップ。
2002 年W杯のときに、欧州地区のリーグ戦やカップ戦の過密日程が問題になった。
2006 年W杯で欧州勢が勝って、その過重な負担が少しは軽減されたのかと思っていたが、さにあらずか? やはり、バルセロナの選手達にとっては、その影響があったのだろう。彼等には辛い1ヶ月だったに違いない。
気の毒なのは、ロナウジーニョ。
サッカーがスポーツであり、勝ち負けを競う以上、敗者になる可能性はどの選手にもある。そのことを理解できない庶民やマスコミ勢の餌食になってしまっているようだ。ブラジル国内では、さぞや大変だったろうな。
そんな中で、チームを鼓舞し、勝利のために最善を尽くしたのだから、やっぱり彼は素晴らしい選手だと思うねぇ。
#別に、ロナウジーニョ1人だけが素晴らしいというつもりはないので、念のため。
厳しい日程で、体調を調えるというだけでも、本当は並大抵のことではない。
それが基本であるのは確かだが、基本的事項だからと言って易しいとは限らない。それは、受験産業でしばしば言われる“基本的問題”が必ずしも易問であるとは限らないことと同じだ。板前の世界で包丁使いが基本であるからと言って、どの包丁業も全て容易いかというと、そうではないだろう。きれいなかつら剥きなんて、誰にでも簡単にできる技ではない。
サッカーじゃないけれど、先日のフィギュアスケートGPファイナルの日本勢も、体調管理で難しいかじ取りを強いられたに違いない。まぁ、陰謀説はあるけれど、それとは関係なくとも、勝つためには体調管理が重要なのはまぁ確かだ。しかし、調子のピークを大会当日に持っていくことが如何に難しいか、それを正しく理解していないスポーツジャーナリストが如何に多いか。況んや、一般人のブログをや。
健全なスポーツジャーナリズムとは何なのか、その点について考えさせられる事件や事象に、皮肉っぽく言えば「恵まれてき」たここ数年。
選手は、スターやヒーローである前に人間である。怪我や病気を好き好んでする者は居らず、予定して怪我や病気をする者も居ない。怪我や病気及び体調不良は突発的に襲ってくるものであり、万全の対策をしていてもそれらに巻き込まれてしまう場合がある。これらのことを、我々は正しく理解したいものだ。
医学的見地からまともに考えれば、怪我や病気、体調不良に関する対策には、予防と同時に罹患後のそれも重要なのだ。
僕は、体調管理や勝つことの難しさ、両立のための努力と裏腹に健康を害するリスクを受け入れて、困難に立ち向かった選手達の勇気と熱意を讚えたいと思う。