四季の大山を歩く

鳥取県の西部島根県よりの山、大山(だいせん)を四季折々に歩いた記録です。

竜巻のように叩きつけてくる凄まじいブリザードに八合目で撤退しました 2017年12月24日 その2

2017-12-28 23:04:44 | 四季の大山を歩く
暴風雪の大山 その2
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やがて左手の元谷の向こうに三鈷峰が見えてきた。
真冬にあそこへ登る途中、あまりの雪の多さに引き返したけど、駐車場で地元の方に「この時期三鈷峰は
雪崩の巣なので 入ってはダメですよ。死にますよ。」と叱られた事がある。
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スキー場の向こうに日本海が微かに見えている。
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ようやく五合目に来ました。
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山の神さんはどなたか地元の方が掘り起こしてありました。
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ここで トレッキングポールの保護カバー「石突きプロテクター」を外しました。アイスバーンの路面で
ゴムが滑りだしました。ストックを雪面に突き刺して 安全に歩きます。
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元谷ジャンクション到着です。登山口と山頂(弥山)のちょうど中間です。
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元谷方面を覗き込むと、ゴーゴーと風の音がしています。先ほどまであんなに静かだったのに。
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歩いていると、突然頭上を雪雲が上から吹き下ろし始めて 日本海はみるみる霞んで行きます。
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樹木がまばらになりました。もう直ぐ六合目避難小屋です。
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雪雲は轟々と吹き下ろしていますが 突然日が差してきました。
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六合目に到着です。皆さん完全武装です。避難小屋は完全に露出していますが もう少し雪が多くなると
雪に埋ります。
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三鈷峰の写真を撮っていたら
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轟音と共に吹き下ろした雪雲で たちまち隠れてしまいました。
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更に登っていきます。山頂方向は 雪雲が渦を巻き、轟音がしています。
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冬季の一番の難所に来ました。ツルツルの急斜面です。転倒滑落したら人生が終わりです。
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ポールをたたんで収納し ピッケルを出しました。
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登っていくと、山頂方向は 雪雲が渦を巻いています。同時に強烈なブリザードが吹き下ろして
体にたたきつけられて 倒されそうになりました。いよいよ暴風雪圏内に入りました。
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誰かの芸術作品を見ながら 一歩一歩慎重に登ります。
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ようやく七合目到着です。暴風雪は凄まじく何回も倒されました。
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暴風雪の大山 その3へ続く
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竜巻のように叩きつけてくる凄まじいブリザードに八合目で撤退しました 2017年12月24日 その3

2017-12-28 23:04:29 | 四季の大山を歩く
暴風雪の大山 その3
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この方は「上は風が酷すぎるから、危険なので引き返してきました」と下りていかれた。
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弥山方向から雪雲と風が渦巻いて轟音と共に下りてきた。
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斜面の雪を巻き上げながら、渦を巻き下へ吹き降りていく。風をまともに食らうと 息が出来ません。
フェイスマスクとサングラスの上から雪がたたきつけてきます。
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急斜面を一歩ずつ登っていきます。
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横を見ると急斜面なのが分かると思います。
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登山道を一歩でも外れると 突き刺したピッケルが手もろとも 雪面に埋ります。
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竜巻の様なブリザードが次々に上から降りてきて
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轟音と共に渦を巻きながら 下へ降りていきます。
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この看板はたしか八合目付近の看板のはずです。
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轟音と共に雪を巻き上げながら 体に叩き付けるブリザードに何度か倒されました。
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ブリザードにかき消されて トレースは完全に消えてしまいました。
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この木製の手すりとロープは確か山頂へ続く木道手前の登山道に設置されています。
ひょっとしたらもう木道部分に入ったかも知れません。
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上から一人降りてこられました。何か仰っていますが 風の音でかき消されて聞き取れませんでした。
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風と風の谷間を突いて 少しずつ登ります。
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しかし上からは次々に強烈なブリザードが吹き下りてきます。
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そのたびに体を伏せて差し込んだピッケルにしがみ付いていないとずり落ちます。
アイスバーンの急斜面から落とされたら終わりです。
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伏せながら左側の元谷を見ると 吹雪でほとんど見えません。
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撤退します。これ以上進んでも ブリザードは激しくなるばかりで危険です。
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下りるのも危険です。ピッケルを突き刺して それで体を確保しながら一歩ずつ確実に降ります。
絶え間なく強風が 背中を押すので倒されたら恐ろしい事になります。
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暴風雪の大山 その4へ続く
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竜巻のように叩きつけてくる凄まじいブリザードに八合目で撤退しました 2017年12月24日 その4

2017-12-28 23:03:52 | 四季の大山を歩く
暴風雪の大山 その4
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一歩ずつ確実に ステップを切り、下山していきます。途中写真を撮る余裕はありませんでした。
必死に下山を続けて ようやく六合目まで下りてきました。
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避難小屋の中で 遅い昼食にしました。誰も居ません。おにぎりとカップ麺を食べてようやく一息つけました。
もう2時を回っています。
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小屋から出て三鈷峰を見ると 雪雲に覆われて見えません。
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さあ下山しよう。背中からは ますます風は強く押してきます。
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少し下りたら 灌木地帯に来ました。少し安心です。滑落しても掴まる木があるからです。
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分岐に来ました。当初の予定では ここから元谷の行者の道を降りるはずでした。
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少し歩いて元谷を覗き込むと 元谷は風が轟々と吹き荒れています。登るときよりは明らかに
風は下まで降りてきています。今日はこのまま夏山登山道を下りる事にしました。
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五合目まで下りて 山ノ神さんに無事のお礼を言いました。
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森に下りてきました。もう安心です。
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上るときは無風状態で 静かな森も一変して 息も出来ないくらいの強風が 時々したから吹き上げてきます。
強風で森は轟々と音を立てています。
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ブナの木の間から 屋根が見えてきました。
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阿弥陀堂まで降りてきました。
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阿弥陀堂の屋根が新しくなっています。
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桧皮葺を新しくしたのです。外壁も汚れが落とされてきれいになっています。
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南光河原の小屋の脇を通り
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駐車ジヨウに無事帰着しました。
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元谷にかかる橋の補強工事のシートが 強風で千切れそうにばたばたとはためいています。
強風はここまで下りてきていました。登山開始時には無風状態だったのに。
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山頂方面は黒い雪雲に覆われて何も見えません。駐車場も強風が吹き荒れていました。
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歩いた記録です。山頂付近の木道の石室分岐の直前で引き返しています。
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高度と距離の記録です。標高1650メートル前後で引き返していました。グラフの線がギザギザになっているのは初めてですが
竜巻ブリザードにたたきつけられ続けていた所為でしょうか。
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http://yochanh.sakura.ne.jp/shimanetotori/index.html
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真夏の暴風雨の大山を歩きましたが、高山植物が満開で 風雨に揺れていました 2017年8月25日 その1

2017-08-30 14:41:44 | 四季の大山を歩く
8月24日、25日は 島根鳥取両県とも雷注意報、強風注意報が出ていました。昨日も北陸、東北は
激しい雨で、大曲花火大会の河川敷が洪水で流されて大騒ぎになっていました。
朝起きると、松江市は曇り空、予報では曇りのち晴れになっていました。今日しか空いた時間が無いので
大山へ向いました。
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真夏の暴風雨の大山 その1
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予定のコースです。夏は弥山は人だらけなので歩きにくいので 三鈷峰ばかり歩いています。
今日は天気が良くないので 弥山も人が少ないだろうから 夏山登山道で弥山へ向います。
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南光河原駐車場は 予想通りガラガラです。道路は濡れていますが雨は止んでいます。
こんな悪天候の日には 宝珠尾根から三鈷峰は避けたほうが無難です。
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元谷は厚い雲が流れています。今にも雨がふりだしそうです。風はそんなにありません。
午前9時15分スタートです。
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駐車場奥の近道を行きます。
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この小屋は何の小屋なのか 地図にも載っていません。避難小屋にしては麓にあります。
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立派な石段の道です。積雪期しか歩いたことが無いのでびっくりです。
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夏山登山道に出ました。
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夏山登山道も石段です。
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立派な道です。ここも 積雪期しか歩かないので こんな立派な道に 驚きました。
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石段は 阿弥陀堂まで続いていました。
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それから上は普通の山道です。
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細かい雨が振り出しました。高度を上げて 雨雲の中へ入ったのでしょうか。
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厚い雲が流れて回りは見えません。
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上から2組が下りてきました。カップルと親子連れです。聞くと6合目避難小屋あたりは風が凄くて
怖いので下りてきたそうです。上は荒れているようです。
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5合目『山ノ神」到着です。
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山ノ神さんに 安全祈願していきます。
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元谷分岐です。
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帰りはこちらへ下りる予定です。
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このあたりまで来ると 冬の雪が凄いので 大木はもうありません。
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もう直ぐ避難小屋です。
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6合目避難小屋です。中へ入り ゴアテックスのジャケットをして出して着ました。
ここから上は風を遮る物が無くかなり体温を奪われそうです。
小屋の前でワイワイ騒いでいる大学生らしき3人は 半袖半ズボンでスニーカーという軽装です。
あれでは危ないなあ。まあ少し勉強すれば良いでしょう。
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元谷は分厚い雲の中で いつもはここから見える三鈷峰は全く見えません。
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次第にガレ場の急登になります。
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今年の3月の残雪期に猛吹雪でホワイトアウト状態の時に 足元が見えず 転落して阿波や滑落しそうになったのは
このあたりでしょうか。
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真夏の暴風雨の大山 その2へ続く
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真夏の暴風雨の大山を歩きましたが、高山植物が満開で 風雨に揺れていました 2017年8月25日 その2

2017-08-30 14:41:24 | 四季の大山を歩く

真夏の暴風雨の大山 その2
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8合目到着です。
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ここから木道が始まります。凄い風雨になりました。
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木道は続きますが土砂降りになりました。ゴアのジャケットを着てて正解です。
あの半袖半ズボンの若者たちはどうするのでしょうか。見てみたいものです。
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このあたりは「大山キャラ木」(イチイの木の変種で 大山固有種)の純林で国の天然記念物になっています。
それに木道からこの中へ落ちたら上がってこれません。厳冬期には8メートル以上の積雪で この原生林へ落ちたら
もう終わりです。過去何人も遭難されました。
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山頂避難小屋到着です。12時15分、ちょうど3時間かかり 標高差1000mほど登ってきました。
気温は18度です。駐車場は24度でした。朝高速道を走っていると30度を越えていたのに。
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避難小屋入口のコンクリートの階段の隙間になにやら見覚えのある花が咲いています。
大文字草です。凄い根性やなあ。
風雨が凄いのでとりあえず避難小屋へ避難します。
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避難小屋の中は 以外にも沢山の人が避難しています。15分ほど休憩してお昼ご飯を食べました。
私と入れ違いに 私と同年齢のジーちゃんバーちゃんグループが出て行きました。
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驚いた事に 避難小屋の中に 売店が出来ていました。恐るべし。材料はどうやって運ぶのでしょうか。
ヘリコプターで 一度にまとめて運ぶのでしょうか。昔はこんな売店はなかったけどなあ、
尤も私がこの小屋に来たのは 積雪期、残雪期に 屋根まである雪の上を歩いて2回の屋根の窓から
梯子で入ったことが何回かあるけど 雪の無い季節にここに来たのはずいぶん前だなあ。
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休憩後に 山頂へ。弥山から剣が峰へは 縦走禁止です。
行くなと書いてあるのに無理して行き ナイフリッジで前進も後退も出来ずに 助けを求めたり
滑落する人が後を絶ちません。支那語と朝鮮語で書いてありますが 遭難するのはみな日本人です。

シナ人は見たことありませんが、朝鮮語を話す人たちは マナーが非常に悪く困ったものです。
プサンからフェリーで境港に着き バスで登山口へ来て登山して ゴミや糞尿を撒き散らして帰ります。
朝鮮半島からは 来ないで欲しいけどなあ。心斎橋筋商店街で 大声でわめきながら 痰唾を吐き散らす
シナ人のように嫌われ者です。私が夏山の弥山に来ないのは 朝鮮半島の人間が多いからです。
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弥山到着です。12時45分、出発して3時間半です。雨は小降りになりましたが 風は相変わらず凄い。
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弥山の山頂標識です。いつもはこの先に剣が峰が見えますが今日は何も見えません。
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7合目付近で 大きな荷物を背負い、喘ぎながら登っている若者を抜かせてもらいました。
その二人連れが到着しました。喘いでいます。何を背負っているのか聞くと 20リットルの水の入ったポリタン
でした。山岳部のトレーニングだそうです。
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下山は 周回遊歩道で石室へ回ります。
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一面の風露(大山では四国風露と読んでいますが 白山風露ではないでしょうか)が風雨に揺れています。
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ビン洗いのブラシのような晒菜升麻の群生が 風雨に揺れて千切れそうです。
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大山伽羅木の原生林の中を歩きます。
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梵字池です。大山山開きの時にはここで 神事が行われます。
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石室です。屋根スラブはかなり崩落しています。
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石室内部です。大神山神社の奥宮なので 大国主と山の神を祀っているのでしょう。
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更に遊歩道を歩き続けると
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このあたりで登ってきたウッドデッキに 合流します。
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さあ下山します。風がきつくて どんどん体温を奪います。
あの半袖半ズボン、スニーカーの初心者は登ってこれたのでしょうか。
その辺で倒れていなければいいのですが。とにかく 風が強く寒い寒い。
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このポイントは 晴れていれば弥山から剣が峰への 鋭い稜線が眼前に迫り 素晴らしいビューポイントなのですが。
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南国九蓋草の実が ちぎれるように風に震えています。
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急降下を続けていると 次第に風が遮られるようになりました。
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真夏の暴風雨の大山 その3へ続く
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