岩瀬地区幼稚園・こども園教育研究会専門研修の講師にお招きいただきました。
今日は、小教研図工部でも好評だったパス版画を行いました。ここに、私が考案したパス版画のやり方をまとめておきます。パス版画をクッキングシートを使い、アイロンと霧吹きで転写するやり方は、私のオリジナルです。
1 版を作る
予めクッキングシートを画用紙に貼り付けます。そしてそれにパスを塗ります。クッキングシートを使うのは、熱に強いのと、パスの載りがよいからです。紙パレットやアルミ箔なども試しましたが、これが一番でした。因みにクッキングシートでもシリコン加工ものはだめです。
この時点でクッキングシートを貼り付けた裏側に図案を描いておくとよいでしょう。裏側を使うことで、転写した場合、左右が逆になりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/b5/8b4856677017d202ccead47dfea899d7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/af/85d088e89c12825f2cc9e88359c44726.jpg)
2 コンテの粉をかける
コンテの粉をかけて、彩度を落とします。いろいろ試しましたが、かけ過ぎて、まっ黒にしてしまうと、パスの色が負けて、色が出ません。うっすらとかけた方が味わいが出るようです。手がまっ黒になるので注意です。コンテの粉をかけるのも私のオリジナルで、そうすることで、色に深みが出るとともに、版画らしくなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/43/fe33b166f2253fddd7fbb2224c4b8de9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/fd/13b0dc2ef8d5252f19bf88183bc9afa6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/b5/3f24745969c2232fb2ce2b500d3aedfb.jpg)
3 形を描いて切る
紙版画とおなじ要領で作ります。今回やってみて、皆さん手がまっ黒になってしまいました。コンテがけは切ってからやったほうよいようです。画用紙を貼り付けておいたので、クッキングシートが丸まりません。
次に、スクラッチを施します。私は爪楊枝をセロハンテープで3本平らに束ねたものがお気に入りです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/3d/b9f38fa2eceee7209c3988a4394f56c2.jpg)
4 刷り
いよいよ刷りです。アイロン台に汚れてもいいように紙を敷きます。新聞紙など印刷物は、インクが写るのでNGです。次に版を置き、版画用紙を載せます。紙のツルツル面が版と接するようにします。それからココガポイントです。霧吹きで水をかけます。アイロンをかけます。水をかけることで、紙が版と密着とともに、蒸気の力でパスが溶け出します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/8e/bfee4f67260d60c810508504d8290351.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/56/db50d4833d7ece24e4bdb1f2092a7b63.jpg)
5 完成
さてめくってみると、刷り上がりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/a6/3d89600b0525376747796abec0e59dd5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/12/3f9389875420d21e6f6a7d276894df86.jpg)
皆さん手がまっ黒に汚しながらも、楽しい活動となりました。お疲れさまでした。
今日は、小教研図工部でも好評だったパス版画を行いました。ここに、私が考案したパス版画のやり方をまとめておきます。パス版画をクッキングシートを使い、アイロンと霧吹きで転写するやり方は、私のオリジナルです。
1 版を作る
予めクッキングシートを画用紙に貼り付けます。そしてそれにパスを塗ります。クッキングシートを使うのは、熱に強いのと、パスの載りがよいからです。紙パレットやアルミ箔なども試しましたが、これが一番でした。因みにクッキングシートでもシリコン加工ものはだめです。
この時点でクッキングシートを貼り付けた裏側に図案を描いておくとよいでしょう。裏側を使うことで、転写した場合、左右が逆になりません。
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2 コンテの粉をかける
コンテの粉をかけて、彩度を落とします。いろいろ試しましたが、かけ過ぎて、まっ黒にしてしまうと、パスの色が負けて、色が出ません。うっすらとかけた方が味わいが出るようです。手がまっ黒になるので注意です。コンテの粉をかけるのも私のオリジナルで、そうすることで、色に深みが出るとともに、版画らしくなります。
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3 形を描いて切る
紙版画とおなじ要領で作ります。今回やってみて、皆さん手がまっ黒になってしまいました。コンテがけは切ってからやったほうよいようです。画用紙を貼り付けておいたので、クッキングシートが丸まりません。
次に、スクラッチを施します。私は爪楊枝をセロハンテープで3本平らに束ねたものがお気に入りです。
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4 刷り
いよいよ刷りです。アイロン台に汚れてもいいように紙を敷きます。新聞紙など印刷物は、インクが写るのでNGです。次に版を置き、版画用紙を載せます。紙のツルツル面が版と接するようにします。それからココガポイントです。霧吹きで水をかけます。アイロンをかけます。水をかけることで、紙が版と密着とともに、蒸気の力でパスが溶け出します。
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5 完成
さてめくってみると、刷り上がりです。
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皆さん手がまっ黒に汚しながらも、楽しい活動となりました。お疲れさまでした。
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