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ぽっぽぶろぐ
まだまだ謎の田園主婦・ぽっぽ(水須ゆき子)です。
題詠blog2008参加中。
073:トランプ
2006年09月30日
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題詠100首
掘りごたつでトランプなんかやめませうくすくすくすぐる親指の先
072:箱
2006年09月29日
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題詠100首
小さき稲架いくつも並び箱庭の田も稲刈りを終える虫の音
071:老人
2006年09月28日
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題詠100首
穏やかに老人臭は籠もりたり体育館を叩く秋霖
070:章
2006年09月27日
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題詠100首
詰襟の腕に喪章はなお余り片刃のごとき甥の顎先
069:カフェ
2006年09月26日
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題詠100首
今ならば黒酢カフェーで逢いましょう袖口折りしジャンパーの君
068:報
2006年09月25日
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題詠100首
訃報から流るる風を放たむと窓を開ければ羽族なきやむ
067:事務
2006年09月24日
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題詠100首
本当に大事な本は事務室の床にあります。─町立図書館─
066:ふたり
2006年09月23日
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題詠100首
いつもいつもひとりとふたりをただよってみんないくのねおいけのむこう
065:鳴
2006年09月22日
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題詠100首
注連縄の水あおあおと鳴神の上人は猛き頸を持ちおり
064:百合
2006年09月21日
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題詠100首
そのせつな閲覧室は蒼ざめる鬼姫百合の雄蕊を断てば
063:オペラ
2006年09月20日
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題詠100首
オペラ座の夜やわらかに擦り切れてフレディ・マーキュリーの白タイツ
062:竹
2006年09月19日
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題詠100首
竹馬が得意だったと痛風の足をさすりて舅黙しぬ
061:注射
2006年09月18日
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題詠100首
注射針いくつしずめて新緑の声を矯めるかわが静脈は
060:韓
2006年09月17日
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題詠100首
美しい鈴の名を持つ義姉でした韓国料理は雨の酸辛さ
059:くちびる
2006年09月16日
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題詠100首
台風の日の青空は池に似て雲跳ねるたび濡れるくちびる
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