テレビとうさん

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「コロナ感染症」 と 「対策」

2022年08月31日 | 統計
 「病原体の陽性反応」を示した人が全員「症状」が有るとは限らなく、逆に「症状」の有る人が「その病原体の陽性反応」を示した場合は、ほゞ確実にその病原体が症状の原因と判断できます。

 近々、コロナ保険の「入院・自宅療養給付金の支払い対象者」を65歳以上などに限定するようなので、症状のない現役世代の「PCR検査」が急減し、残念ながら陽性者を感染者に計数する「コロナ感染者数世界一」は維持できないと思いますww

 それはさておき、日本の
「2022年1月から2月までの期間の超過死亡数」は、過去(2017~2021年)の同期間と比べて最も多かったようです。この時期はコロナ第6波の始まりからピーク時までに相当します。

 また、「コロナ禍全期間(2020年3月~2022年5月)」に対応する超過死亡と過少死亡の合計を調べると、

超過死亡(Cs~Cn) : 27868~125771
過少死亡(Ks~Kn) :  3407~ 52016

δ(超過死亡-過少死亡): 24461~ 73755
        (中央値:    49108)

Δ(超過死亡-過少死亡):-24138~122364
        (中央値:    49113)

Cs;予測閾値を上回る死亡数
Cn;予測死亡数を上回る死亡数
Ks;予測閾値下限を下回る死亡数
Kn;予測死亡数を下回る死亡数
δ ;(Cs-Ks)~(Cn-Kn)
Δ ;(Cs-Kn)~(Cn-Ks)

注)これらは統計上の予測値なので互いを差し引きするの妥当かどうかは分からないのですが、[δ]は最小限の死亡予測幅、「Δ」は最大限の死亡予測幅を示しています。


で、「約4.9万人」が統計上で過剰に死亡したと予測できます。この期間のコロナ死亡数は無理やり計数しても「3.1万人」なので、中央値と比べると「1.8万人がコロナ感染以外で過剰に死んだ」ことになります。この「過剰」とは、流行病などが無く通常死亡すると予想される人数より過剰という意味です。

 コロナ禍でもワクチン接種が無かった時期には、寧ろ「過少死亡(予測よりも死亡者数が少ない状態)」が発生していました。

 「超過死亡」には病死以外にも自殺や交通事故死なども含まれています。交通事故死は発生後24時間以内に死亡した人ですが、5年連続で最少を更新したそうです。但し、私には「交通事故死の減少」が「過少死亡」に含まれているかどうかは判りません。

 また、予測範囲の最小値は「-2万4138人」なので、「コロナ禍全期間」でも予測死亡数が減少した可能性は否定できませんし、逆に最大値は「12万2364人」なので、「コロナ感染死」以外に9万人が過剰に死んだ可能性も有ります。

 日本の年間死亡数は、「コロナ禍」以前から人口の1%を超える130万人以上です。また、自殺者は継続的に年間2万人を超えています。なにか「対策」の優先順位が違うような気もします。


--続く--・・・予定ww




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