テレビとうさん

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「国葬儀」 と 「国賊」

2022年09月29日 | ニュース
 自民党の党是である「自主憲法制定」よりも大アマな「憲法改正」や「特定秘密保護法」「集団的自衛権」などに反対した村上誠一郎議員が、故安倍元首相を「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」と罵って「国葬(正しくは、国葬儀)」に反対したようです。但し、本人は「記憶にない」とブーブー言っています。

 その「国賊」が率いる自民党の国会議員であった事が恥ずかしいのなら、他人に言われるまでも無く、自ら離党した方が良いと思うのですが、なかなか離党しないようです。若しかすると「恥知らず」なのかも知れません。

 この「国賊発言」に反発した自民党内の「離党勧告」声に対して、ジャーナリストらしき
金平茂紀氏が「まるで戦前のような様相」と厳しく批判したそうです。

 金平氏が、何に対して「まるで戦前のようだ」と批判しているのかは分からないのですが、少なくとも「村上氏の言論の自由を守るべき」と考えているのは間違いないようです。

 戦前に、体制に反対する人を「国賊呼ばわり」して排除したのと同様に、村上氏が「国賊だ!」と言って「安倍派」を排除しようとしている事を、金平氏は「発言の自由」として認めているのかも知れません。逆に自民党による「離党要求に対する言論の自由」は認めないようです。

 更に、どう云う訳か、
「もっとも大事なことは、今に至るまで旧統一教会がまったく自分たちが間違ったことをしたという反省がないこと。」

として、徹底的に調査すべきとも言っています。

 つまり、統一協会は間違った事をしたと云う前提での発言だと思いますが、「霊感商法」や「合同結婚式」に関して統一協会の見解は、

「日本の繁栄は、戦前の植民地政策による朝鮮半島の被害と、戦後の朝鮮戦争の特需によるもので、韓国・朝鮮人の犠牲のうえに成り立っていることから、日本から莫大な資金を持ち出すことにも、日本人が苦しんでも、良心の呵責を感じない。」

としています。金平氏は、この「言論の自由」も否定するようです。

 金平記者が、これを「間違った考え」と言うのならやむを得ませが、今までは自身が「日本のアジア侵略を批判」していて、「文鮮明とほゞ同じ主張」をしてきました。つまり、自身の「言論の自由」も自ら否定する事になります。

 ただ一つ違うのは、「初期の統一協会は反共だった」と云う事です。「国際勝共連合」が1968年に設立され、1987年頃から「霊感商法による被害」が問題になり、1987年に「全国弁連」を結成。2001年までに「統一協会」による日本人の被害総額は800億円を超えたようです。

 当時は報道機関が騒いでいました。

 1991年11月30日に、金日成国家主席が文鮮明を招聘して「北朝鮮への援助」を約束させ、金正恩(第1書記)は文鮮明が死亡(2012年9月3日)した際に「文鮮明先生は逝去したが、民族の和解と団結、国の統一と世界平和のために傾けた先生の努力と功績は末永く伝えられるだろう」と、哀悼の意を表しました。

 その頃には、文鮮明が「反共」では無い事を理解したせいか、「統一協会」に対する報道も無くなりました。
 
 ところが一転し、2021年の天宙平和連合(UPF)主催の「希望前進大会」にトランプ元大統領や安倍元首相などがビデオメッセージを送り、「安倍事件」が起こりました。

 UPFの際立った主張は「国連の二院制導入による改革案」で、現在の世界支配体制とは相いれないモノです。

 当然、報道機関は「統一協会」を再度問題視しました。これらの現象を俯瞰すると、大概の報道機関は「共産主義」「国連」「DS」に親和的だと云う事が分ります。




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