「集合意識」 と 「自己意識」

　自分の未来を拓くには「自己意識」を陽に持ち続ける必要があると言われていて、鏡に映る自分を肯定する必要があります。但し、他人との比較優位は「自己意識」とは関係なく、独善でしかありません。

　一方、「自己意識」を陰に置くと精神が委縮し、病的な自分を作り上げることができます。「失敗は成功のもと」をを信じる人にはお勧めかも知れませんww

　「集合意識」のうち、「ハイブマインド（hive mind）」は各個体の「自己意識（個性）」が失われている状態とされていて、これは日本人の「集合意識」の特徴である「起きて欲しくない事は考えない」とは正反対の状態です。

注）「ハイブマインド」は、アリやハチの生態（超個体）を人間に拡張した概念とされますが、私は、「日本型集合意識」は「自己意識の総和」と解釈して使用します。

　「能登地震」を望んだ人が、特定アジアを含めた世界で多かったかどうかは判らないのですが、政府の地震調査委員会は「今後３０年以内に震度６弱以上の激しい揺れに襲われる確率の予測地図」を２０２１年３月に公表していて、「太平洋側」の地震確率は概ね７０％以上なのですが、能登半島を含む日本海側は３％未満です。

　最近では、「嫌なことは考えない型」の地震が「東北地方太平洋沖地震（2011年：Mj8.4：最大震度７）」「熊本地震（2016年：Mj7.3：最大震度７）」「能登半島地震（2024年：Mj7.6：最大震度７）」と、数年おきに発生したことから推察するに、対策が考えられている「関東中部沖地震（南海トラフ）」などは「（日本型）集合意識」のお陰で地震が起き難いのかも知れません？？

　地震確率３％が、確率７０％と比較した時の発生割合を「１／２３」とすると、確率３％の地域が３回続けて７０％の地域より先に大地震が起こる確率は大まかに計算すると「１／１２０００」です。同様に、確率１％と８０％が３回続けて逆転する確率は「１／５０万」となり、統計上は「あり得ない」と言えますが、実際に起きています。

　地震学者や政府が間違っているのか、或いは嘘を言っているのかは分かりませんが、若しかすると、関東・東海などの大都市を守ると言って「集合意識」を利用し、税金が食い荒らされて日本海側が犠牲になっているのかも知れません。