「mRNAワクチン」 と 「ＡＤＥ」

　現在の「COVID-19対応mRNAワクチン」を接種すると、「コロナウイルスビリオン（以降、ウイルス）」の周囲にある「スパイク蛋白質（以降、トゲ）」を選択的に攻撃する抗体を細胞内で産生し、ウイルスが進入してきた時にトゲを攻撃し感染力や増殖を抑えることが出来ます。

　その攻撃は細胞外で行われ、捕獲されたトゲは抗体と共に細胞内に引き込まれて処分されます。トゲを失い細胞外に取り残された「ウイルス遺伝子」は感染力を失っているので感染症としての病原性は無いのですが、異物なので「自然免疫（白血球など）」によって処理される運命にあります。

　この「トゲに特化した獲得免疫（細胞免疫）」は非常に強力で、トゲ以外のウイルス成分に対する獲得免疫が造られる前にウイルスの無害化に成功します。但し、「ウイルス本体」の処分は専ら「体液性免疫（自然免疫）」が担うようで、処理された場合の残骸の、体に対する影響はまだ解かっていないようです。

　ここで、二つの問題点に気付きます。

①　トゲの成分が著しく変異した時には獲得免疫が無効になる。
②　獲得免疫細胞がトゲを処分する為に細胞内に戻る時、活性を有するウイルス本体も引き入れてしまう可能性が有る。

　①はオミクロン株の感染力で証明されました。但し、オミクロン株は「感染力が強いゆえに毒性は弱い」ので、コロナによる「直接の死亡者」は少なく「季節性コロナ風邪」と言えるかもしれません。感染に因る直接死の１０倍とされる関連死は「超過死亡」や「過少死亡」の統計を見る迄は分かりません。

　ちなみに「季節性インフル」の場合は、例年の「直接死は千人前後」「関連死は１万人前後」とされています。

　②を「ＡＤＥ（(Antibody-dependent enhancement：抗体依存性感染増強）」と言い、軽い風邪症状の人が突然重症化したり、死亡する例も有るようです。

　②のウイルス本体は、獲得免疫によって「トゲのついでに捕獲された敵兵」なので、体液性免疫は「戦果の横取り」と言われる恐れがあり、手出しし難く、敵兵は簡単に細胞内に入ることが出来ます。

　「抗体＋トゲ」と一緒に細胞内に引き込まれた敵兵は、処分するかどうかの確認に時間がかかり、その間に内部工作をします。

　「内部工作」をされた「元仲間のスパイ」は拡散され、同じ方法で他の細胞に転移しネズミ算式に増殖します。ところが、このスパイは知能が低いので憑りついた個体の死を招き、他の細胞と共に死滅し、違う個体に感染する事が出来なくなって収束に向かいます。

　「細胞」を利用して拡大したサヨクが、分裂し消滅するのも、ＡＤＥに似ています。

　自国を守る使命に燃えた保守政党は、時に敵国人を招き入れ、自らを窮地に立たせて国民の危機感を煽り、強権政治を行おうとします。

　ところが、敵国人の工作により細胞が感染し増殖する為、サヨクが強大になり過ぎて、保守政党の思うようには進まなくなります。こうなると、ウイルスの弱体化・自滅を待つしかありません。

　スパイとは言っても、元は同じ国民なので「スパイ防止法」が有れば工作される前に「細胞」を救う事も可能です。学生運動で多くの学生が「細胞」になり、今では「団塊の世代」と言われるようになりました。

　この「老化細胞」はもう救いようが無いので自然死を待った方が良いと思いますが、この悲劇を繰り返さない為にも「スパイ防止法」の成立が俟たれます。

　なんだか、話が妙な方向に行っていまいましたww