テレビとうさん

知識は人をバカにする。
智識はバカを人にする。
信じるか信じないかは、自分次第です。

「インフルエンザ」 と 「コロナ」 ②

2022年02月03日 | 統計
 新たに「ヒト-ヒト感染」する能力を得た「新型インフルエンザ」で有名なのが、

・1918年:スペイン風邪(鳥インフルの変異とされている)
・2009年:豚インフルエンザ(H1N1)
・2013年:鳥インフルエンザ(H7N9亜型)

で、通常の「季節性インフルエンザ」と区別されています。ただし、「新型」だからと言って毒性が強いとは限らず、「H1N1」は感染しても休養すれば治るとされていて、逆に「抗ウイルス薬」を(過剰に)投与すると耐性ウイルスが生まれる危険性があると言われていました。当時の「専門家」は冷静で適正な判断を下したと思います。

 「H1N1」に関する厚労省の
「新型インフルエンザに関するQ&A」では、

Q3.新型インフルエンザは季節性インフルエンザよりも重症化しやすいのですか。

A.ほとんどの方が軽症で回復しています。 ただし、持病がある方々のなかには、治療の経過や管理の状況によりインフルエンザに感染すると重症化するリスクが高い方がいます。特に次の持病がある方々は、手洗いの励行、うがい、人混みを避けるなどして感染しないように注意してください。また、周囲の方々も、感染させないように配慮するようにしましょう。

・慢性呼吸器疾患
・慢性心疾患
・糖尿病などの代謝性疾患
・腎機能障害
・ステロイド内服などによる免疫機能不全

さらに、次に該当する方々についても、インフルエンザが重症化することがあると報告されています。感染予防を心がけ、かかりつけの医師がいる方は、発症時の対応についても相談しておきましょう。

・妊婦
・乳幼児
・高齢者

Q10.通常の季節性インフルエンザでは、感染者数と死亡者数はどのくらいですか。

A.例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人いると言われています。国内の2000年以降の死因別死亡者数では、年間でインフルエンザによる死亡数は214人(2001年)~1818人(2005年)です。

また、直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する超過死亡概念というものがあり、この推計によりインフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されています。


と、書かれています。

 「通常のインフル」で直接的及び間接的の合計の「直間死亡数」が1万人なので、直接的は「214~1818人(平均千人)」と考えられ、間接的な「約9千人(8182人~9886人)」とは別扱いにしている事が分ります。つまり、定義によって「致死率」の算出が10倍になると言え、例年のインフル感染者が厚労省推定の「1千万人」として、

インフル直接致死率:0.01%
 〃  直間致死率:0.1%

が、「季節性インフル」の致死率になります。

 この「間接的死亡数」には慢性(基礎)疾患による死亡が含まれていて、偶々ウイルスに感染して体力を失い死亡した例なども含まれると考えられます。

 例えば、平らな舗装道路で眩暈を起こして転び、頭を打って死亡した場合は、眩暈が原因で頭を打った事が致命傷になったと言えます。決して「平らな舗装道路」が悪いのではありません。勿論、柔らかい砂の道路だった場合は死なないで済んだかも知れませんが、それが理由で日本中の「舗装道路」を「砂の道」にする事は「不経済」なので有り得ません。「経済性と人命の重さ」を秤にかけた結果です。

 日本でも「新型コロナ騒動」が継続していますが、2月1日までの過去2年間の陽性者(感染者ではない)は2,828,134人で、死亡者(陽性判断された死亡者)は18,863 人です。2022年2月1日現在での致死率を計算すると、

過去2年間の致死率:0.667(新型コロナの流行 ~ 現在)
〃 1年間  〃 :0.536(アルファー株の流行~ 現在)
〃 半年間  〃 :0.194(デルタ株の流行  ~ 現在)
〃 1ヶ月間 〃 :0.043(オミクロン株の流行~ 現在)
〃 1週間  〃 :0.058

です。

 ここでの「コロナ致死率」は「インフル直間致死率」に相当します。但し、2020年の人口統計上では「超過死亡は発生しなかった」とされているのでインフルの統計手法と違う事は明らかですが、これ以上の考察を述べると私の命の危険が危ないので、何も申しますまいww

 それでも、同じ手法でデータ取得をした場合には、期間データの傾向までは誤魔化すことが出来ません。オミクロン株が流行りだしてからは期間の「コロナ致死率」が例年の「季節性インフル直間致死率(0.1%)」よりも下回っています。

 まずは
、事実報告まで。



コメントを投稿