オメガねこ

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「人生」 と 「寿命」

2020年12月12日 | 統計
 日本人の平均寿命は85歳くらいです。85歳の平均余命は8年くらいなので、85歳の人が「コロナ騒動」で1年間家に閉じこもり、誰にも会わず、したい事を我慢をすると、無事に8年間の余命を全うできるかもしれません。この場合、本人にとってみると、「生体余命は8年」ですが「活動余命は7年」になります。

 勿論、我慢する事が「人生そのもの」の人にとっては「余命8年間の我慢人生」を全うしたと言えるので目出度い話ですが、余生を好きな事をして暮らしたいと思う人にとっては「余命8年の内の1年(12.5%)」を奪われる事になります。

 何れにしても、これを決めるのは85歳の本人であり、科学的根拠を示さない「医師会」や「為政者」ではありません。余生の12.5%を無駄にするのと、確率的に感染して死亡する損失の、何方を受け入れるかは「個人の自由」と云う事です。外出を規制されて、「いつまでも引っ込んでたら死んじゃうよ!」と解放を願う老人の意志も大切な「人権」と言えます。

 
2019年の85歳の統計データでは、「人口:男 32.7万人、女 53.6万人」「死亡率:男 8.2%、女 4.7%」から、「死亡数:男 2.7万人、女 2.5万人」で、85歳の年間合計死亡数は 5.2万人(6.0%)になります。

 「武漢肺炎」での85歳の死亡数が分らないので、80~89歳の死亡数は851人(12月12日まで)から推定して平均値の「85人」が「武漢肺炎による85歳の死亡数」とすると、年間死亡数の「0.16%」です。

 つまり、通常の感染対策をして例年と同じ活動をしても、99.84%は例年通り生きられ、85歳の全員が人生の12.5%(1年間)を無駄にすると、85人(0.16%)が救われる(かも知れない)という事です。「かも知れない」と言うのは、85人の内「通常死亡率6.0%」から、5人は「武漢ウイルス」に関係なく死亡するからです。

 人生の12.5%を失うのと 0.16%の確率で命を失うことの比較で、何方が当人の「得」になるかは個人の運しだいですが、確率論では 78倍 の差があります。

 但し、「12.5%の人生を失う」のは自分で決断できますが、「0.16%の不運」が誰になるかは自分では決められません。




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