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オメガねこ

知識は人をバカにする。
智識はバカを人にする。
信じるか信じないかは、自分次第です。

「単純平均速度」と「加重平均速度」

2025年08月15日 | 暇つぶし
 よくありがちな問題:
自動車で、行きは時速60Km、帰りは時速20Kmでドライブしました。さて、この時の自動車の平均時速は時速何Kmでしょうか?
・よくある答え   :時速40Km
・正しいとされる答え:時速30Km
・正解       :不明


・よくある答えの考え方は、
(60+20)÷2=40

となり、これは「単純平均速度」としての概念です。

・正しいとされる答えの算出方法は、ドライブの片道距離をDKmとすると、
行きの時間:D÷60
帰りの時間:D÷20
往復の時間:2D÷【平均速度】
から、
【行きの時間】+【帰りの時間】=【往復の時間】
【加重平均速度】=2D÷(D÷60+D÷20)=30

となり、これは走行時間を加味した「加重平均速度」としての概念です。つまり、問題として「加重平均速度は時速何Kmでしょうか?」と書く必要があります。

・正解の根拠は、ドライブで目的地に着いて何もしないで直ちに引き返したとしても、引き返しのターンを瞬時にこなすことは不可能なので、時速60Km⇒時速20Kmへの減速時間が必須となり、これが問題に示されていないので、「不明」が正答です。
 更に言うと、行きと帰りの道が同じ道かどうかも分からず、平らな道と高低差のある道では走行距離(走行時間)が違います。なので「ドライブの道のりは、行きと帰りが同じである」と示す必要も有ります。

 それはさておき、コロナ対策や地球温暖化対策、少子化対策等々の政策に関して、所謂「政治家」の思考回路は「よくある問題」での「よくある答え」程度で、自称「専門家」の思考回路にしても精々「正しいとされる答え」です。

 問題の定義が定かでないので、正しい答えなど出るはずも有りませんが、「全てはカネメで動いている」が正答なのかもしれませんω.ω


「近衛文麿」と「石破茂」

2025年08月13日 | 暇つぶし
 「近衛文麿」に対する、井上成美海軍大将による人物評。

・あんな、軍人にしたら、大佐どまりほどの頭も無い男で、よく総理大臣が勤まるものだと思った。言うことがあっちにいったりこっちにいったり、味のよくわからない五目飯のような政治家だった。

・近衛という人は、ちょっとやってみて、いけなくなれば、すぐ自分はすねて引っ込んでしまう。相手と相手を噛み合せておいて、自分の責任を回避する。三国同盟の問題でも、対米開戦の問題でも、海軍にNOと言わせさえすれば、自分は楽で、責めはすべて海軍に押し付けられると考えていた。開戦の責任問題で、人が常に挙げるのは東条の名であり、むろんそれには違いはないが、順を追うてこれを見て行けば、其処に到る種を播いたのは、みな近衛公であった。




 「石破茂」については、本文無しω.ω


 なめられてたまるか!

「少子化」と「女性の社会進出」

2025年07月14日 | 暇つぶし
 北海道新聞の「イチから!検証(2025/7/8)」によると、

・2020年の国勢調査では、子供のいない割合は「共働き世帯:34%」「専業主婦世帯:39%」で、専業主婦世帯の方が寧ろ子供がいない割合が高い。
・18歳未満の子供が二人以上いる多子世帯の割合は、共働き世帯の方が多い。

そうで、これをもって「女性の社会進出と少子化には、関連根拠が無い」と決定づけていて、この検証をイチから検証しますω.ω

 常識では、失われた30年を考慮すると「子供が生まれたら、一人の収入では生活できないので、共働きにならざるを得ない」との結論になると思います。なので、因果関係としては「子供が多くなるほど、共働き世帯がが多くなる」となり、その結果として「専業主婦世帯の方が子供がいない割合が高い」となります。

 原因と結果を逆にして検証した気になるのが「文系脳」で、検証結果は間違いでないかと常に考えるのが「理系脳」です。「軍隊があるから戦争が起こる」も似たような主張で、歴史に学ぶと「戦争に対処するために軍隊を整備する」となります。

 最近では、「高齢女性は子供を産めない」と発言した人に対して、「女性に対する人権侵害だ」とか「出産適齢期はあるが、産むか産まないかは個人が決めることだ」といった批判が出ているようです。

 正しくは「個体差は有るが、出産可能で適齢期の女性以外は子供を産めない」です。これに対しても「子を産む事だけで女性の価値を決めるのか?!」と騒ぎ立てる人もいるようですが、このように反発する人は「出産には価値が有る」と認めている事に成り、「出産できない男性には、その価値も無い」と主張しているとの解釈も可能になりますω.ω

 あくまでも、「高齢女性は子供を産めない」は、その前後の文脈からして「単なる事実(神が成した事)」の説明であり、論評の対象外です。但し、これが「真実(人が正しいと思う事)」ならば、医学の進歩と共に高齢女性や男性も子供を産めるようになるかも知れません。反発したいのなら、それからでも遅くは無いと思います。



「飼い猫」と「飼い人」

2025年06月29日 | 暇つぶし
 「ノラネコ」と入力すると「野良猫」と変換されますが、私には猫が野を良いと思っているかどうかは判らないので、ここでは「野ら猫」と書きますω.ω

 「野ら猫」は、人を見つけても自分の餌を持ってきて人に与える事は無いと思います。一方、「飼い猫」の場合は、たまにお土産(鳥や鼠などの遺体ω.ω)を持って帰ってきます。野生ネコが自分より上位にある猫に、捕まえた獲物を差し出すことは無いと思うので、おそらく猫にとっては「ヒトは自分(ネコ)より下位にある」と考えていると思います。

 親猫が子猫に餌の取り方などを教え育てるように、その猫は人に飼われている「飼い猫」ではなく、「飼い人」としてネコがヒトを飼っているのだと思います。

 猫は、シモから食事の世話まで人がしてくれるので、そのお礼として外出した時に「お土産」を持ってきてくれると考えるのは甘く、親猫は子猫に餌を与えるように、飼われている人に「餌」を持ってきますω.ω

 「飼い猫に手を嚙まれる」のも、猫の人に対する躾です。「飼い犬に手を噛まれる」のはかなり痛いのですが、飼い猫の場合は優しく嚙んでくれます。親が子を躾けるのに似ていて、おそらく猫は人を躾けているのに違いありませんω.ω

 但し、「野ら猫」の場合は人を躾ける気は無いようで、嫌な人間が近づくと容赦なく噛んだり引っ搔いてきます。それでも、躾が可能な人間だと思った場合には「猫なで声」で近付いてきて人を躾け始め、人の家を乗っ取ることになります。

 運よく「飼い人」を見つけたネコは、最終的には病院代や食事費をヒトに負担させ、後は葬儀代の心配もなく余生をのんびり過ごしますω.ω


「智」と「知」

2025年06月05日 | 暇つぶし
 私は「知と智の違い」について、簡単に言うと、「智」は物事を考える能力を意味し、「知(智の書き換えでない時)」は単に物事をしっているだけと解釈しています。

知る  ;見聞きした事を覚える。
理解する;道理が分かる。
理会する;道理・真理を悟る。
智る  ;曰(いわく)を理会する。

 勿論、宗教家からすると、「考えが浅い」と言われるのは分っています。

 「あなたは神を信じますか?」と問われた場合、私は「なにそれ?!」と答えます。例えば、目の前にある消しゴムを指して「あなたは消しゴムを信じますか?」と問われた場合と同じ答えです。

 若しもその宗教家が、そこにある「消しゴム」と同様に神の実在を信じているのなら、他人に対して「神を信じますか?」と訊かないと思います。何故なら、宗教家によっては「神の存在」は現実であり、他人の意思が入り込む余地は無いからです。但し、信者を増やすために「カネメで勧誘」しているのなら話は別ですω.ω

 「カネメ」の場合は、知識がモノを言い、マニュアルを総て覚えている「宗教家」が相手ならば、素人の知識では対抗が出来ません。そこで役立つのが「智識」です。私は「知識」が殆どないので、ブログ記事も8割がたネット検索に頼っていますω.ω

 ネットにしても新聞にしても、その記事の「序文(起)と結論(結)」を先に読み、「補強文(承)と反論文(転)」は予め推測してから流し読みします。かように、じっくり読まないので「知識」は増えませんが、世の中の動きは「智識」として残ります。

 但し、自分の記事は「起承転結」の順に書いて行き、結論に落ちなければボツとなって「書きかけ記事」としてUSBメモリーの肥やしになりますω.ω

 それでも、待ち受けていたかのように事件や政治の失態が起こり、序文と整合性が取れた結論(オチ)を得る事が出来、「肥やし記事」が復活する事も多いです。