よくありがちな問題:
自動車で、行きは時速60Km、帰りは時速20Kmでドライブしました。さて、この時の自動車の平均時速は時速何Kmでしょうか?
・よくある答え :時速40Km
・正しいとされる答え:時速30Km
・正解 :不明
自動車で、行きは時速60Km、帰りは時速20Kmでドライブしました。さて、この時の自動車の平均時速は時速何Kmでしょうか?
・よくある答え :時速40Km
・正しいとされる答え:時速30Km
・正解 :不明
・よくある答えの考え方は、
(60+20)÷2=40
となり、これは「単純平均速度」としての概念です。
・正しいとされる答えの算出方法は、ドライブの片道距離をDKmとすると、
行きの時間:D÷60
帰りの時間:D÷20
往復の時間:2D÷【平均速度】
から、
【行きの時間】+【帰りの時間】=【往復の時間】
【加重平均速度】=2D÷(D÷60+D÷20)=30
となり、これは走行時間を加味した「加重平均速度」としての概念です。つまり、問題として「加重平均速度は時速何Kmでしょうか?」と書く必要があります。
・正解の根拠は、ドライブで目的地に着いて何もしないで直ちに引き返したとしても、引き返しのターンを瞬時にこなすことは不可能なので、時速60Km⇒時速20Kmへの減速時間が必須となり、これが問題に示されていないので、「不明」が正答です。
更に言うと、行きと帰りの道が同じ道かどうかも分からず、平らな道と高低差のある道では走行距離(走行時間)が違います。なので「ドライブの道のりは、行きと帰りが同じである」と示す必要も有ります。
それはさておき、コロナ対策や地球温暖化対策、少子化対策等々の政策に関して、所謂「政治家」の思考回路は「よくある問題」での「よくある答え」程度で、自称「専門家」の思考回路にしても精々「正しいとされる答え」です。
問題の定義が定かでないので、正しい答えなど出るはずも有りませんが、「全てはカネメで動いている」が正答なのかもしれませんω.ω
