自転車と山歩き around 北摂

主に北摂周辺のサイクリングと山歩きの記録など

薬師寺 東塔修理現場見学、東塔水煙降臨展、正倉院展

2013-11-11 | その他
ネットのニュースで、薬師寺東塔の修理現場を見学できる事を知った。
見学会参加は抽選だったが、応募してみると当選したので、土曜日に
正倉院展と合わせて行くことにした。

奈良なら自転車で行きたかったが、ずっと風邪気味だったこともあり、
今回は電車で。

薬師寺東塔は平成21年から解体修理が始まっているそうで、完成は
平成31年春。ずいぶんと時間がかかるんやな。


今回以前にも見学会が行なわれており、今回は3回目だそうだ。
前回は7月に行なわれたようだが、全然知らなかった。

今回の見学会は土日の2日間数回に分けて行なわれ、各回50人が参加。
当選した見学会は10時からの回。少し前に集合場所に行くと、用意
されたヘルメットを被り、係員の後に付いて修理現場へ入る。

修理の施工者は、民間のゼネコンではなくて奈良県だそうだ。

修理現場の1Fでは、間近に東塔の軒の組物を見ることができる。
部材には説明板が添えられていてわかりやすい。


次に5Fに登り、屋根の解体現場を見学。


最後に最上階に登り、上から修理現場を俯瞰。


心柱の上半分は抜き取られていて、白い布に包まれて奥に置かれている。
枡や肘木も解体されて置かれている。
近くで見ると、さすがに痛んでいる部材も多かった。

修理現場ではTVカメラも入っており、インタビューを受けている人もいた。


見学会終了後は、東塔水煙降臨展へ。
取り外された水煙が展示され、間近で見学できた。


近くで見ると、所々に鍍金が残っているのが見える。
この機会を逃すと、こんなに接近して見ることもできないだろう。

実は、薬師寺に入る時に東塔水煙降臨展も含めた200円増しのチケットを
買っていたのに、修理見学会に参加しているうちにどこかで紛失していた。
改めて東塔水煙降臨展だけのチケットを買うつもりで料金を見ると、500円。
う~ん500円か・・・あきらめようかな、とセコい思いで迷っていたけど、
この機会を逃すと後悔すると思って買い直すことにした。

買う前にダメ元で係員に「チケットを紛失してしまったんですけどね~」
と言うと、係員は信じてくれて、そのまま入場させてくれた。
係員の方、ありがとうございました
感謝の意味も込めて、必要以上の時間をかけてじっくり見学させてもらいました。

薬師寺を後にして、バスで奈良公園に向かう。

正午に近い時間だったからか、正倉院展への待ち時間は15分ほど。
正倉院展へは20数回目かな。
これといった出展が無くても、毎年正倉院展には行くことにしている。
今年の出展は、・・・まあまあかな。
漆金薄絵盤が目玉だったみたい。陳列台から間近で見学するための行列は45分待ち
だったが、あまり魅かれる感じでもなったので、並ばずに少し後ろから見学したけど、
う~ん、並んでみる程なんかな・・・?
個人的には、平螺鈿背円鏡が良かったかな。

正倉院展の見学後は、奈良国立博物館の平常展を見学。
すると、家人から早く帰るようにメールで指示されたため、早々に退館。

興福寺の境内を通り、五重塔・三重塔を一瞥して帰宅。




疲れて、帰りの電車では熟睡してしまった。
やっぱり今回は電車で来て良かった。

家に帰って、夕方のTVニュースを見ていると、薬師寺東塔修理現場見学会
のニュースも放映されていた。
じっくり見たけど、自分は映っていなかった。ちょっと残念。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高野三山 | トップ | 指が・・・ »
最新の画像もっと見る

その他」カテゴリの最新記事