

見た目は一緒だが、SeymourDuncanのピックアップに
換えてある。
TokaiLS-100イニシャルD号のピックアップ交換した。
SeymourDuncanの APH-1b alnico II proをネックに、
SH-PG1パーリーゲイツをブリッジに取り付けた。
ストックは、Tokai'57PAFmodel。こいつはなかなか
良いピックアップであったが、どうしてもSH-1のような
切れが出ない。で、Duncanに換えた。
ヴォリュームポットにはバイパスコンデンサーが付い
ており、ただでさえ狭いキャビティが一層狭く、作業
環境が悪い僕の部屋では、結構大変だった。
また、ESPのピックアップカバーがどうしてもしっかり
入らず、じっくりカバーを調整してはめ込めばよいの
だが、取り付ける作業を優先した。
取り付けてしばらくは、キャビティの蓋を開けたままにして、
ハンダし直せるようにして試し弾きをした。
音については、ハンダ付けして二日ほどでソルダーが馴染
んで本領発揮である。時間が経つにつれて、良い感じ鳴る
ようになってきた。また、先述のように、カバーが浮いてい
るので、ピックアップの面が、必ずしも適切な位置ではない、
などがあるので、ピックアップの位置と、ポールピースの位
置決めに時間をかけた。
APH-1は、SH-1のフロントより丸みのある音だが、けっして
非力な音ではなく、意外とファットな面がある。
当初、雰囲気ではTokai'57PAFmodelと「ちがわんなー」と
感じたのだが、やっぱキレなのである。キレがあるけどコク
がある。某社のビールではない。パーリーゲイツのような
じゃじゃ馬と良くマッチするのである。単独で弾いた場合
美しいトーンとサスティーン(古い表現やなー)があるが、
オープンな音ではなく、モッとしている・・が、良いんである。
アコースティカルというか。Tokai'57PAFmodelと較べると、
ハイを感じないが厚みと輪郭があり、ドライブを駆けても、
濁らず、自然に減衰する。音量を落とした場合、もさもさせず
に良い感じなのだ。また、HUMANGEARのクライオSMTVとの
相性は良い。
パーリーゲイツはなかなかのじゃじゃ馬で、調整に手間
取った。第一印象はキンキンペキペキと最悪の音で、
前オーナーが取り付けてすぐに外したというのが理解で
きた。こちらも、ポールピースとピックアップ位置の調整
を何度か試行し、とりあえずこの辺かなと言う調整まで
持ってきた。Gov'tmule"Don't Step On The Grass Sam"
のギターリフの音の様な、ギラギラした太い音に近い音
が出せるようになった。心配なのは、スタジオレベルまで
の音量で弾いた場合、キンキンペキペキしないかだが、
まあ、杞憂だろう。ただこのPG-1の場合、やはりTREBLE
の調整には気をつける必要がありそうだ。