エレキギター弾きの徒然日記

ウェスに、デュアン・オールマンに、スティーブ・レイ・ボーンに、ロベンフォードに、そしてGov't Muleしびれる日々

HIGH&MIGHTY/GOV'T MULE/ガヴァメント・ミュール

2007年01月21日 21時59分07秒 | Weblog

ガヴァメントミュールの新作・・と言っても
2006年8月にリリース。



前半は小気味よいハードロックで押してから、
中盤以降、レゲエラップ風、カントリー、
バラード有りと前作の構成を踏襲している。
が、しかし、バドカンやツエッペリン風の
ハードロック、ブルースロックなど全体的に
元気でノリが良く明るい色調に彩られている。
前半はまさしくバドカンの再来・と言った感じ。
素直にかっこいいです、はい。

前作DEJAVOODOOは、特に後半がリリカルで
やや暗く、好みの分かれるところだろうけれど、
このアルバムはロック大好きには文句なしで
受け入れられるだろう。
ウオーレン節は健在で、彼のギタープレイと、
レスポールの音を存分に堪能できるはずだ。
MATT ABTS(DRUM)、DANNY LOUIS(KEYBOARDS)
の二人との息も最高で、タイトな演奏が全編を
貫いている。
また、前作から固定した思われるBASSのANDY
HESSも、ヴォーカルを取るウオーレンをサポート
するもう一人のギタリストとして多彩なベースプレー
を聴かせてくれる。

ミュールのアルバムを聴いていると、ウオーレンは
ロック小僧だったのだろうなとつくづく思う。
サザンロックだけでなく、ソウルミュージック、ビートルズ、
リトルフィート、バドカン、ツエッペリンなど、ロック
小僧なら「みーんな聴いて大きくなった!」(ふるい!)
ミュージシャン達を敬愛してやまない彼の曲作りが良く
伝わってくる。

僕は前作DEJAVOODOOは大好きだが、初めて
ミュールを聴く人には迷わずこちらをお薦めする。