リチウムイオン (Li-ion) 電池

発端は iPod なんですが, 最近リチウムイオンなどの充電池を内蔵している機器ばっかですよねー.
でも, 頻繁に充電すると劣化も早いとか, 毎日充電すると劣化するとか, 充電しながら使用すると劣化するとか...
噂はいっぱいありますが, 実際どうなのかを調べてみましたー.
って, 言っても, ググった情報からのみの考察ですが.

最近, 身の回りのいたるところに存在する充電式の電池を総称して二次電池と呼ぶそうです.
私が良く使うものには, 単三乾電池の代わりによく使用するニッケル水素の充電池と, ノート PC はもちろん, 携帯電話やデジタルカメラ, そして iPod 等に入っているリチウムイオンの充電池があります.

さて, このような電池方式 (?), こんなん我々使う側には良くわかりませんし, 知る必要も無いのかもしれません.
でも, 知っておくと, ちょっとした注意をするだけで電池の寿命が延ばせるかもしれません.

■先に結論
注意点は, 意外と単純.
携帯や iPod (リチウムイオン電池) を使用する時に, 以下に気をつけます.
・高温になる場所に放置しない.
　車の中や, ストーブ・エアコンの近く, コタツの中

・満充電時間を極力減らす
　最短でも 3 日に 1 回くらいの充電にする
　私の携帯の使い方では 3 日くらい充電しなくても全然大丈夫です.

で, 単三・単四型のニッケル水素充電池では, 以下に気をつけます.
・全ての容量を使い切ってから充電する.
　ちょっと減ったくらいでは充電しない
　頻繁な継ぎ足し充電はしない

■リチウムイオン電池
携帯を毎日のように充電していると一年くらいで持ちが悪くなっちゃうなんて良くある事.
でも, ちょっと待って下さい.
リチウムイオン電池って充電回数と寿命は関係ないらしいです.
いや, 正確には関係あるんですけど, 何回フル充電したかが重要らしいです.
これでも, 言葉が悪いですね.
例えば, あるリチウムイオン電池に 100 の容量があるとします.
このリチウムイオン電池を 0 の状態から 100 の状態にしたら 1 回の充電と数えるとの事です.
つまり, 80 の状態から 100 にした場合, それはまだ 0.2 回なのです.
そして, ニッケル水素電池のようなメモリー効果 (後述) が無い!
おー, ユーザーにとってはこの上ない電池なんだそうです.

でも, 一週間に一度充電するのと毎日充電するのとでは, 明らかに寿命が違います.
何故でしょう ?

その答えは, リチウムイオン電池の弱点にあります.
弱点はいろいろあるようですが, 私たちユーザーが気をつけられる項目は 2 つ.

(1) 高温環境
　車の中に置きっぱなしにするなんてもってのほか
　急激に劣化するらしいです

(2) 満充電状態
　毎日充電すると満充電状態にある時間がほとんどですね
　満充電状態が続くと急激に劣化するらしいです

って事らしいです.

だから, 例えば携帯電話で充電しながらゲームなんて最悪なんじゃ ?
ゲームって, ずっとやってるとホンワカあったかくなってきます.
それだけ, ガンガン頑張ってるって事でしょうか.
で, 電池が比較的早く減ってしまうわけですが, すぐ充電される ?
満充電になる ?
ゲームやってるからまた減る ?
の繰り返し ?
熱と満充電状態という 2 大悪を同時に召喚しちゃってるわけね.

■ニッケル水素電池
乾電池と同じ形で販売されているものがオーソドックスです.
私は, 自宅のマウス (VX Revolution) に使用しています.
コイツ, ちょっと減ったと思ったらすぐに充電って言うような事を繰り返すと最悪らしいです.
メモリー効果っていうらしいんですが, 同じような継ぎ足し充電を繰り返していると, そのちょっと減ったところを覚えちゃうらしいです.
で, そこまで減ったらもう電池容量無しと勘違いしちゃうみたいな感じらしいです.
つまり, 使える時間が少なくなっちゃう.
でも, この場合, リフレッシュっていうのをやるとちゃんと (?) 復活するらしいっす.
これは, 強制的に全容量を使い切るみたいなイメージでしょうか ?
ま, 細かいことはどうでもいいですが, 要は…

・使い切ったら充電する

って事が基本なんでしょうね.

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参考文献
[1]アップルの「バッテリー」
[2]ベイサンの「リチウムイオン電池の基礎」