久しぶりに読書の記録。
この本は、第142回直木賞受賞作品です。
白石一文さんの作品は、ほとんど読んできたけど
最初の頃に読んだ「不自由な心」の続きを読んでいるみたいだった。
正直言って、家庭を持って誠実に夫婦や家族の絆を深めている人には
紙一重の内容じゃないかな、と思うし
「美しい物語」と思うこともないんじゃないかと思います。
さらに、生活レベルの高い人たちが主人公に並んでいるので
そういう意味ではこぶたのような一般庶民には
共感が難しいところもあるし(笑)
でも、広い意味で、こぶたはこの人の作品は好なのかな、と思いました。
この作品も含めて、この人の作品は男女の恋愛っていう印象だけど
夫婦や、結婚を前提とした男女が出てくることが多くて
なかでも不誠実な夫婦がたくさん出てくるのですが
その点にこだわりがあるのかしら、なぜだろう、みたいなのはあります。
だからこそ、結婚をしていない人には
この空気感はわかりにくいんじゃないかと思いました。
感動的な、心温まる、というお話よりも
クールで都会的な男女の悲しさみたいなのが
あまりにも淡々と描写されている感じでしょうか。
実は、白石一文さんが直木賞を受賞した、と聞いたときに
地道に作品を読んできたこぶたはすごく嬉しかったけど
自分の知る作風のものと違うタイプの作品なんじゃないかと思っていました。
でも、その予想と異なって、これまで読んできた世界感は変わってなくて・・
こういう悲しさも感動のうちに入るんだなぁと知ったというか。
うーん、やっぱり、これも切ないって感じの一冊でした。
読み終えてネットでいろんな書評をみると
この本は決して女性の視点ではない、っていう意見が時折ありましたが
私は、どうかな、そんなことはないんじゃないかなと思う。
確かに唯川恵や角田光代の小説みたいな女性らしさはないんだけど
彼の描く世界の温度の低さは、なんか、女性でも共感できてしまうし
生活の中の孤独感というか、孤立感というか、そういう低体温な日々が
不安定な心を生んでしまう、みたいなところは
男女の性別は関係がないように思いました。
こぶたも、夫婦となってからもしばらくの間
それぞれに忙しく暮らしていたので
生活のスレ違いは当たり前だったし
時間の共有が難しくて悩んだことも多かったし
そういう意味で日々の生活のトーンの低さがもたらす感情は
なんとなく理解できるところがあって
だからかな、この人の作品を読むと多少共感できる気がしてしまう。
どれだけ、自分なりのやりがいを見つけても
自由に好きなように時間を過ごしても
いっぱい買い物しても、美味しいものをたくさん食べても
心が満たされないと孤立感は無くせないんだよー、みたいな。
この人の作品では、ずっと同じようなテーマが
続いているような気がしました。
いずれにしても、こういうテーマに賛否はあると思いますが、、、
作られすぎた純愛系物語に拒絶反応があるこぶたには
どちらかといえばこちらの方が、より考えるところがあるかな。
この本は、第142回直木賞受賞作品です。
白石一文さんの作品は、ほとんど読んできたけど
最初の頃に読んだ「不自由な心」の続きを読んでいるみたいだった。
正直言って、家庭を持って誠実に夫婦や家族の絆を深めている人には
紙一重の内容じゃないかな、と思うし
「美しい物語」と思うこともないんじゃないかと思います。
さらに、生活レベルの高い人たちが主人公に並んでいるので
そういう意味ではこぶたのような一般庶民には
共感が難しいところもあるし(笑)
でも、広い意味で、こぶたはこの人の作品は好なのかな、と思いました。
この作品も含めて、この人の作品は男女の恋愛っていう印象だけど
夫婦や、結婚を前提とした男女が出てくることが多くて
なかでも不誠実な夫婦がたくさん出てくるのですが
その点にこだわりがあるのかしら、なぜだろう、みたいなのはあります。
だからこそ、結婚をしていない人には
この空気感はわかりにくいんじゃないかと思いました。
感動的な、心温まる、というお話よりも
クールで都会的な男女の悲しさみたいなのが
あまりにも淡々と描写されている感じでしょうか。
実は、白石一文さんが直木賞を受賞した、と聞いたときに
地道に作品を読んできたこぶたはすごく嬉しかったけど
自分の知る作風のものと違うタイプの作品なんじゃないかと思っていました。
でも、その予想と異なって、これまで読んできた世界感は変わってなくて・・
こういう悲しさも感動のうちに入るんだなぁと知ったというか。
うーん、やっぱり、これも切ないって感じの一冊でした。
読み終えてネットでいろんな書評をみると
この本は決して女性の視点ではない、っていう意見が時折ありましたが
私は、どうかな、そんなことはないんじゃないかなと思う。
確かに唯川恵や角田光代の小説みたいな女性らしさはないんだけど
彼の描く世界の温度の低さは、なんか、女性でも共感できてしまうし
生活の中の孤独感というか、孤立感というか、そういう低体温な日々が
不安定な心を生んでしまう、みたいなところは
男女の性別は関係がないように思いました。
こぶたも、夫婦となってからもしばらくの間
それぞれに忙しく暮らしていたので
生活のスレ違いは当たり前だったし
時間の共有が難しくて悩んだことも多かったし
そういう意味で日々の生活のトーンの低さがもたらす感情は
なんとなく理解できるところがあって
だからかな、この人の作品を読むと多少共感できる気がしてしまう。
どれだけ、自分なりのやりがいを見つけても
自由に好きなように時間を過ごしても
いっぱい買い物しても、美味しいものをたくさん食べても
心が満たされないと孤立感は無くせないんだよー、みたいな。
この人の作品では、ずっと同じようなテーマが
続いているような気がしました。
いずれにしても、こういうテーマに賛否はあると思いますが、、、
作られすぎた純愛系物語に拒絶反応があるこぶたには
どちらかといえばこちらの方が、より考えるところがあるかな。

先週読み終えた、久しぶりの江国香織作品。
今の会社の先輩が読んでいると聞いて借りてみました。
舞台は福岡と東京・青山、それとフランス・パリです。
主人公の少女時代から始まって
その主人公が40歳代くらいまでになる長い人生の物語で
ある意味壮絶な、でも、誰でも物語になりそうな
これまでで最も長い感じがする江国ワールドでした。
行動力があるようで、ちょっといじけているような主人公は
福岡と東京とを行ったり来たりしながら
自分の居場所を作っていくのですが
今のこぶたにとってみると
どこか共感できるような
そんなところもある作品でした。
この作品は「冷静と情熱のあいだ」的に
辻仁成とコラボ?しているそうです。
辻氏の作品は「右岸」らしい。
次はこちらを読んでみます。

光市母子殺害事件を追った衝撃の一冊です。
あまりにも有名になってしまった光市の事件ですが
ニュースや新聞で見聞きして知っているつもりになっていました。
実際に、どういう事件だったのか。
その内容は、本当に、、ものすごく衝撃的なものでした。
これが、現実なのかと思うと、読み始めてから涙が止まりませんでした。
妻子を奪われてしまった本村さんの毅然とした姿がテレビでもよく報道されていますが
その本村さんがどうやって裁判を闘い貫いたのか
第三者の視点から、しかしかなり近いところで描かれている内容です。
たぶん・・これを読むと、誰もが本当に衝撃を受けると思うんです。
それで、それを受けて、一度は考えるべきことが
たくさんある内容だと思う、そんなずっしりと重い一冊でした。
被害者のお二人が、若い奥さんとまだ幼い女の子だったので
つい、弟たちの家族のことを思い出してしまって
もしも自分の身の回りに起きた事件だったらと
改めて本村さんの向き合うものの大きさを感じさせれられました。

今では誰もが知っているというくらいに有名なアートディレクター、
佐藤可士和さんの本を読みました。
スマップのアートワーク、キリン極生、ユニクロ、ステップワゴンなどが
彼の仕事のなかでも有名だそうです。
超・整理術。
おそらく自分で思っているだけですが、得意/不得意に物事を分けるとき
こぶたの中では、「整理」はけっこう得意なほうです。
ある程度規則的に片付いていないと、その空間にいられないタイプ。(の、しかし血液型はO型人間)
血液型が関係あるのかわかりませんが(笑)
自称:おおざっぱだけど整ってる好き。だと思います。
そこで、普段から整理整頓は心がけているけれども
第一線で活躍できる人の整理術とはどんなものかと思い、この本を借りてきました。
しかし、予想に反して?いや、予想通りなのかな、
これはお部屋のお片付けの本ではありませんでした。
空間整理についての章もありますが、情報、思考などを整理する方法を
佐藤さんの体験をもとに書かれているものです。
すごく抽象的と思いがちなところもあるので
(やさしい文章を用いられていることもあって)
なんか、肝心なところをスルーしてしまったのではないかと
少し戻って読み直すことが何度かありました。
しかしながら、ほんの真似事ですが、デザインとか企画とか、会社の仕事で
そういう担当を受け持つ際に関わった時のことを思うと、なるほど~、と、思う内容です。
特に、企業のブランディングについて述べられている箇所について
「相手の心の中にイメージを建築する」というのが印象に残る表現でした。
私たちがメーカーや企業に、一定のブランドイメージを持ったり
そのイメージに強い付加価値を感じるのは
なんか、そういうことなのかーって、納得してしまいました。
まさに、クリエイターとか、プレゼンの機会が多い人なんか参考になりそうな。
情報の整理、という章を読んで無性にPCの中のデータを整理したくなって
久しぶりにデフラグもしたら、色々が軽々操作できるようになりました。

そのタイトルが気になって図書館の棚で1ページ立ち読みしたら
なんとなく、目が離せなくなって借りてきました。
TVで報道される「経済格差」だけではなく、その根底にある個人の「意欲格差」について
精神科医という視点から、また受験のプロとしての視点から書かれています。
読んでいると、なるほど。
こぶたには子供がいませんし、また私自身は熾烈な受験戦争というのも経験していませんが、
もしも私が将来子供を持って親という立場になったなら
こういう視点も持ち合わせて子供を導き、社会に送り出してあげないといけないのだな、と感じました。
決して、、、すべてが受験だ、学歴だ、ということではないでしょうが・・
しかし学歴を持たない=努力する方法をトレーニングしないということであれば
そのリスクを一緒に考えながら最善の道を選んであげなければならないのかな、という感じ。
親になるということは、誕生を喜んで自然にまかせて成長を楽しみにしているだけではないのですね。
改めて、実感。
それぞれのエピソードにはドキッとするようなリアリティがあります。
くだらないテレビ番組が悪影響なのだ、いうところとか
テレビ音痴な私には、個人的に結構好きな考え方でした(笑)
そうだーそうだー、そのとおりだー
嫌悪感なく読めた一冊です。

勝間和代さんの本を読みました。
今も「断る力」というストレートなタイトルの新書で話題を呼んでいますが
どれもデキル女系のイメージがある本ばかりです。
勝間さんの本は少しだけ興味があったのですが
スーパーキャリアの女性が書く本と、自分の姿が結びつかず・・(笑)
そんなこぶたが、実際にこの本を読もうと思ったのは
インターネットラジオ Brandnew-J でランチタイムに放送される短い番組、
「勝間和代のBOOK LOVERS」というラジオ番組で
彼女の語り口調を聞いたことがキッカケです。
毎週ゲストを迎えて、毎日違う本について語る番組なのですが
PCに向かいながら何気に聞いていると
昼間のラジオらしからぬ?熱烈なトークが繰り広げられたりしていて
なんか、つい、聞き流せなくなったりすることがあります。
そんなことが何度かあって、先日たまたまテレビをつけたら
NHKのトーク番組に勝間さんがゲストとして出演していて
相変わらずの熱いトークぶりにさらに彼女への興味がわきました。
図書館ですぐに借りられたので早速読んでみると
なるほど、勇気がわくような内容です。
なんだか私でも、まだがんばれる、そんな気になりました。
何も、そのまま全てを鵜呑みにして生きることはできないと思いますが
勉強法や継続する方法、実践ガイドというだけあって
色々とプラスになることが多かったです。
特に、昨年から色々と環境が変わって
新しい土地でまた暮らしていくという最中の今の私の状況において
「じょうぶな心」を持つという考えは非常に思うところのあるものでした。
自分の弱いところをついてもらうには
最適な自己啓発本かな、と思いました。

先日、東京のオフィスと業務連絡をとっていて
後輩のスタッフとの会話がちょっと横道に・・。
読書が好きという彼女が「恩田陸が好きですー」というのを聞いて
図書館で適当に選んで恩田陸の作品を借りて読んでみました。
まだ1冊しか読んでいませんが、これは!
なんだか新しいスタイルのミステリーですね。
ちょっとホラーっぽいところも私には未知の分野。
途中まで訳のわからないまま読み進めさせられて
最後、あっという間にすとんと落ちたみたいな(笑)
他の作品も読んでみようと思います。
行動することが生きることである―生き方についての343の知恵
こんなタイトルの本を古本屋さんで購入しました。
宇野千代さんのの小説・エッセイなどの中からの抜粋した文章を
カテゴリ別に並べてある本です。
そこここに、深い意味を持つ文章が並んでいます。
読むひとによっては、唐突すぎる印象を持たれるかもしれませんが
今の私にとっては、まさに「出会ってしまった」1冊と言えそうです。
「人生は凡てのことにのぼせなければならない…
のぼせていると何事をするのにも、することに勢いがつく―。
人生の達人が書き遺した、幸福になるための343の知恵! 」
こんな解説が大げさに思わないほど勇気をもらえる一冊です。
人生って、しあわせって、私らしさって、
いったいなんなんだろうーーって
毎日毎日考えてきたこの半年でしたが
「考えても仕方がない」ということを
この本を読んで理解した感じです。
今の私にはタイムリーな出会い。
こんな言葉で背中を押して欲しかったのかもしれません。
文章を読んでいくと、宇野千代さんの使う言葉はおもしろいですね。
「すべてのことにのぼせていなければならない」なんて
才能にあふれて恋多き女性だった彼女らしい表現だと思います。
サブタイトルの「幸福になるための343の知恵」というのも
なんだか幸福になるための私自身が
そこいらじゅうにたくさんいて
複数形になっているようで(笑)
いろんなところが気に入ってしまいました。
サラリーマンをやめてしまった夫についてきて
千葉とはいえ、まるで離島のようなところへ来てしまい
私は本当にこれでよかったのだろうかーと
毎日毎日考えてきましたが
やってみて、とことん行動してみて
それからようやく過去を振り返ることができるんだなぁと
こんな生き方を選択した自分を励ましてくれる文章たちが
つまっている本でした。
幸せになるための343の知恵
こぶた、343の幸せな知恵にならねば。
こんなタイトルの本を古本屋さんで購入しました。
宇野千代さんのの小説・エッセイなどの中からの抜粋した文章を
カテゴリ別に並べてある本です。
そこここに、深い意味を持つ文章が並んでいます。
読むひとによっては、唐突すぎる印象を持たれるかもしれませんが
今の私にとっては、まさに「出会ってしまった」1冊と言えそうです。
「人生は凡てのことにのぼせなければならない…
のぼせていると何事をするのにも、することに勢いがつく―。
人生の達人が書き遺した、幸福になるための343の知恵! 」
こんな解説が大げさに思わないほど勇気をもらえる一冊です。
人生って、しあわせって、私らしさって、
いったいなんなんだろうーーって
毎日毎日考えてきたこの半年でしたが
「考えても仕方がない」ということを
この本を読んで理解した感じです。
今の私にはタイムリーな出会い。
こんな言葉で背中を押して欲しかったのかもしれません。
文章を読んでいくと、宇野千代さんの使う言葉はおもしろいですね。
「すべてのことにのぼせていなければならない」なんて
才能にあふれて恋多き女性だった彼女らしい表現だと思います。
サブタイトルの「幸福になるための343の知恵」というのも
なんだか幸福になるための私自身が
そこいらじゅうにたくさんいて
複数形になっているようで(笑)
いろんなところが気に入ってしまいました。
サラリーマンをやめてしまった夫についてきて
千葉とはいえ、まるで離島のようなところへ来てしまい
私は本当にこれでよかったのだろうかーと
毎日毎日考えてきましたが
やってみて、とことん行動してみて
それからようやく過去を振り返ることができるんだなぁと
こんな生き方を選択した自分を励ましてくれる文章たちが
つまっている本でした。
幸せになるための343の知恵
こぶた、343の幸せな知恵にならねば。
今日は、朝から雨の千倉です。
どんより暗いし、冷たい空気だし、そこへ雨が降って
とても9月とは思えない感じ。
こぶた家は、昨夜から羽毛ふとんを出してしまいました。
あまりにもひんやりするので
ホットカーペットも出してしまおうかと思うほど。
我が家の犬と猫は、それぞれに与えられた小さなホットカーペットの上で
同じような姿勢をして丸くなっていました。
すっかり秋、ですねー。
さて、こぶたは、このところずーっと
精神的にキツイツライというような・・
もんもんとした日々が続いていて
何がそんなにブルーなのか、ツライのか
自覚できないままどんよりしていました。
そんな感じで秋のお便りもできなかったのですが、、、
先日、ある1冊の本を読んだことがキッカケで
なんとなく、自分のもやもやが晴れてきたように思えます。
栗を食べたり、さんまを食べたり、食欲の秋も満喫していたのですが
それより何より今年は読書の秋?がヒットしたのかな。
そのキッカケになったのは
「田舎暮らしができる人、できない人」玉村豊男(集英社新書)
という、そのまんまのタイトルの新書です。
私が、何か、どこか、すっきりしていなかったのは
私自身が、都市での生活と田舎での生活の根本的な違いを
ちゃんと理解できていなかったからだと思いました。
私は群馬県生まれだし田舎生活を知らないわけじゃない、と
思っていたのですが・・
いつの間にか都市の生活が自分の基準になっていたみたい。
自分の基準と、今目の前にある現実とでは
いつになっても、どうやっても平行線で
決して交わることがないんです。
当たり前のように思えるその事実を
私はこの本を読んで、改めて納得することができました。
自分で納得してみると
私がもやもやするのは当然のことだったことがわかりました。
東京生まれ、東京育ちの夫のほうが馴染んでいるように思えたのは
彼はその違いを最初から覚悟して自覚していたからだと思います。
そう思うと、なんだか自分の至らなさに情けなくなってしまうのですが
まだまだそんなものなんですね。
この本のなかで
・第四章「スローライフは忙しい」
・第五章「田舎暮らしの意味するもの」
この2つの章が、私を納得させてくれるような内容でした。
今、現実に起きていることは一体何なんだろうという
疑問も消えていったように思います。
小説もいいけど、こういう新書で導かれることもあるんですね。
読書はやっぱりいいな、と思いました。
どんより暗いし、冷たい空気だし、そこへ雨が降って
とても9月とは思えない感じ。
こぶた家は、昨夜から羽毛ふとんを出してしまいました。
あまりにもひんやりするので
ホットカーペットも出してしまおうかと思うほど。
我が家の犬と猫は、それぞれに与えられた小さなホットカーペットの上で
同じような姿勢をして丸くなっていました。
すっかり秋、ですねー。
さて、こぶたは、このところずーっと
精神的にキツイツライというような・・
もんもんとした日々が続いていて
何がそんなにブルーなのか、ツライのか
自覚できないままどんよりしていました。
そんな感じで秋のお便りもできなかったのですが、、、
先日、ある1冊の本を読んだことがキッカケで
なんとなく、自分のもやもやが晴れてきたように思えます。
栗を食べたり、さんまを食べたり、食欲の秋も満喫していたのですが
それより何より今年は読書の秋?がヒットしたのかな。
そのキッカケになったのは
「田舎暮らしができる人、できない人」玉村豊男(集英社新書)
という、そのまんまのタイトルの新書です。
私が、何か、どこか、すっきりしていなかったのは
私自身が、都市での生活と田舎での生活の根本的な違いを
ちゃんと理解できていなかったからだと思いました。
私は群馬県生まれだし田舎生活を知らないわけじゃない、と
思っていたのですが・・
いつの間にか都市の生活が自分の基準になっていたみたい。
自分の基準と、今目の前にある現実とでは
いつになっても、どうやっても平行線で
決して交わることがないんです。
当たり前のように思えるその事実を
私はこの本を読んで、改めて納得することができました。
自分で納得してみると
私がもやもやするのは当然のことだったことがわかりました。
東京生まれ、東京育ちの夫のほうが馴染んでいるように思えたのは
彼はその違いを最初から覚悟して自覚していたからだと思います。
そう思うと、なんだか自分の至らなさに情けなくなってしまうのですが
まだまだそんなものなんですね。
この本のなかで
・第四章「スローライフは忙しい」
・第五章「田舎暮らしの意味するもの」
この2つの章が、私を納得させてくれるような内容でした。
今、現実に起きていることは一体何なんだろうという
疑問も消えていったように思います。
小説もいいけど、こういう新書で導かれることもあるんですね。
読書はやっぱりいいな、と思いました。
久しぶりに林真理子の本を読んだ。
図書館で新刊と出ていたので、なんとなく。
タイトルからして、フランス料理に関係する内容かなぁと思って
期待して読み始めたんだけど・・。
ちょっと??な。
んー。なんなんだろう。
なんとなく、ミクニ氏とか、それ以前に渡仏したあたりの
フランス帰りのシェフをモデルにして
20年・・30年・・そのくらい前のトウキョウを舞台にしている様子。
その当時、トウキョウのフランス料理界に起こっていたかもしれない・・
というような、お話のようだ。
↑以前勤務していたホテルのシェフから聞いた話しを思い起こすと
なんだかそういう感じがしたのだけど個人的な感想です・笑
物語の主人公は、フランス帰り・若手凄腕シェフの妻となり
パリに念願のフランス料理店をオープンさせる。
ミシュランの星を獲得し、東京の支店の経営も波に乗っている・・
という日々だが、50歳を超えて突然夫から離婚したいと言い出される。
それだけでも大変なのだけど、主人公の生い立ちは波乱万丈で
地方の富豪の妻、2児の母という立場を捨てて
ひとりトウキョウへ出てきており・・という感じで
そんなに頑張って夫のために朝から晩まで働いて
最後は夫の恋人に子供ができたからって捨てられてしまうの?
・・と、いう感じ。嫌われ松子の林真理子版なのだろうか?
テンポはよいけど、何を言いたかったのかわからない本だったかも。
っていうより、、、
んー。だったら、夫のために働いてもどーしょもないじゃん
って思えてしまうような、そんな内容だったので
農家のヨメ1年生としては、モチベーションが下がる内容だったかな。
図書館で新刊と出ていたので、なんとなく。
タイトルからして、フランス料理に関係する内容かなぁと思って
期待して読み始めたんだけど・・。
ちょっと??な。
んー。なんなんだろう。
なんとなく、ミクニ氏とか、それ以前に渡仏したあたりの
フランス帰りのシェフをモデルにして
20年・・30年・・そのくらい前のトウキョウを舞台にしている様子。
その当時、トウキョウのフランス料理界に起こっていたかもしれない・・
というような、お話のようだ。
↑以前勤務していたホテルのシェフから聞いた話しを思い起こすと
なんだかそういう感じがしたのだけど個人的な感想です・笑
物語の主人公は、フランス帰り・若手凄腕シェフの妻となり
パリに念願のフランス料理店をオープンさせる。
ミシュランの星を獲得し、東京の支店の経営も波に乗っている・・
という日々だが、50歳を超えて突然夫から離婚したいと言い出される。
それだけでも大変なのだけど、主人公の生い立ちは波乱万丈で
地方の富豪の妻、2児の母という立場を捨てて
ひとりトウキョウへ出てきており・・という感じで
そんなに頑張って夫のために朝から晩まで働いて
最後は夫の恋人に子供ができたからって捨てられてしまうの?
・・と、いう感じ。嫌われ松子の林真理子版なのだろうか?
テンポはよいけど、何を言いたかったのかわからない本だったかも。
っていうより、、、
んー。だったら、夫のために働いてもどーしょもないじゃん
って思えてしまうような、そんな内容だったので
農家のヨメ1年生としては、モチベーションが下がる内容だったかな。
昨年度、NHK大河ドラマで放送された風林火山の原作です。
まだ私が練馬に住んでいた頃
一度この本を図書館で借りたものの時間がなくて読みきれず・・
先日、現在の住まい・千倉の図書館で見かけたので再挑戦して手に取りました。
有名な作品なのでご存知の方も多いと思いますが、
この作品の主人公は武田信玄のもとで軍師として活躍した山本勘助です。
子供の頃、何かの教材だった「武田信玄」というタイトルの漫画を愛読していて
なんとなく内容を覚えていたのだけど、、、
山本勘助の目線で描かれたこの物語は
山本勘助が戦死した川中島の決戦で幕をおろします。
最後の最後、の瞬間が読みながら想像できてしまうんですが
物語の最後が来てしまうことが切なくなってしまう感じ。
なんだか「感情の嵐」なんですね。
読み進めていくうちに、勘助の熱意を感じてしまっていて
最後の数ページは、なんだかものすごくじーーんときてしまいました。
正直なところ、最初の半分くらいまでは
そこまで面白く感じなかったのですが
由布姫が出てきたあたりから少しずつ引き込まれて
最後のほうは深夜ひとりでページをめくって読破した、という感じ。
読みきった満足感は、想像以上のものがありました。
なかなか印象的な作品です。
まだ私が練馬に住んでいた頃
一度この本を図書館で借りたものの時間がなくて読みきれず・・
先日、現在の住まい・千倉の図書館で見かけたので再挑戦して手に取りました。
有名な作品なのでご存知の方も多いと思いますが、
この作品の主人公は武田信玄のもとで軍師として活躍した山本勘助です。
子供の頃、何かの教材だった「武田信玄」というタイトルの漫画を愛読していて
なんとなく内容を覚えていたのだけど、、、
山本勘助の目線で描かれたこの物語は
山本勘助が戦死した川中島の決戦で幕をおろします。
最後の最後、の瞬間が読みながら想像できてしまうんですが
物語の最後が来てしまうことが切なくなってしまう感じ。
なんだか「感情の嵐」なんですね。
読み進めていくうちに、勘助の熱意を感じてしまっていて
最後の数ページは、なんだかものすごくじーーんときてしまいました。
正直なところ、最初の半分くらいまでは
そこまで面白く感じなかったのですが
由布姫が出てきたあたりから少しずつ引き込まれて
最後のほうは深夜ひとりでページをめくって読破した、という感じ。
読みきった満足感は、想像以上のものがありました。
なかなか印象的な作品です。
ほんとやばーい。
仏像の本にハマりました。
図書館でみかけて上下を借り、なんかつい見入ってしまいハマリ中。
NHKで放送していた番組が本になったって本らしいんだけど
仏像がこんなにすてきだとは思ってもみませんでした。
本の中の写真の仏像にハマったら
あ~テレビでこれを見たかったなぁと思いました。
番組HPを見ると、
●完全保存版「にっぽん 心の仏像100選」再放送!
・8月25日(月) [BS2] 午後4:00~5:49 前編
・8月26日(火) [BS2] 午後4:00~5:49 後編
とのこと。
これって2008年なのかなぁ。
完全保存版!完全保存しなきゃ。
仏像の本にハマりました。
図書館でみかけて上下を借り、なんかつい見入ってしまいハマリ中。
NHKで放送していた番組が本になったって本らしいんだけど
仏像がこんなにすてきだとは思ってもみませんでした。
本の中の写真の仏像にハマったら
あ~テレビでこれを見たかったなぁと思いました。
番組HPを見ると、
●完全保存版「にっぽん 心の仏像100選」再放送!
・8月25日(月) [BS2] 午後4:00~5:49 前編
・8月26日(火) [BS2] 午後4:00~5:49 後編
とのこと。
これって2008年なのかなぁ。
完全保存版!完全保存しなきゃ。