yellow korean

元・在日韓国人の独り言。

続・愛国心~映画「JFK]を見て~

2005-10-19 05:58:35 | 独り言
皆様こんばんわ。
引越し作業中ながら、どうしても書きたかったので漫画喫茶にてエントリします。

今日テレビで「JFK」という映画をみました。
ってもラスト30分ぐらいだけですけど。
(多分ケビンコスナーだと思う)検察官がケネディ暗殺の陰謀を糾弾する、という内容なのですが
その中で
「この国で生まれたけれど、この国で死にたくない」
とう台詞がありました。

これは政府がケネディを邪魔者なので消してしまい、その上犯人をでっち上げ、勿論都合の悪い事には対応しない(情報隠蔽、操作、など)
そして最終的には仕立てた犯人まで消してしまう、ということにケビンが怒り心頭、こんな国の政府はぶっ潰すべきだ!!!と言って
問題提議する場面での台詞です。
人民による人民のための政府でなければ意味が無い、とも言っていました。

なんだかこれを見たときにピーンときた、というかしっくりしたのです。
以前私が愛国心について???で日本人にとっては暴言と思われることを言いましたが、私の心情的にはこの台詞がピッタシだと思いました。

私は日本で生まれ今日まで日本で生きてきた。これは皆さんもご存知のとおり。
今まで生きてきた中で韓国籍であったが故、悩んだり、腹立たしい出来事があったりもした。
しかしそれで日本人を嫌いになったり、日本という国を嫌いになったわけではなく、
もともと韓国人だとか日本人だとか、本当の意味で思って生きてきたわけではないな、と。
若かりし頃はミョーに韓国人であることを意識してみたりもしたが、それも心からではなかったと思う。
なんとなく反発してみたかっただけで、韓国人だからいじめられるんなら開き直ればいいや、という感じで。
そして年を重ねることに韓国籍だと生きにくい(不便でもあるし)と感じ、
面倒だが(手続きが)帰化することを決意。
帰化する理由に子供のことは大いに関係する。
やはり韓国嫌いの人は多いし、どんどん増えている。
親が(ましてや片親なのに)そんなんだったらどんな悪影響を及ぼすかもわからない・・・
そう遠くはない未来に子供の足を引っ張るかもしれない
私の出自のせいで・・・

そりゃ韓国&在日のやってきたことはおかしいし、理不尽な要求には断固反対するべきだと思う。
そしてつけあがらないように、日々監視することも必要。
それと身の程をわきまえて行動することも教えなければいけない。

けれど私はそんな奴等とたまたま国籍がいっしょだったから、ハイリスクグループの一員にされ糾弾される。
確かに自浄作用がなく、救いようの無い人間が在日には多い。
でもそうでない人間も存在するし、これからも変われるかもしれない。
現に私がそうであるし、少し話をすれば理解できる人間はいる。
私はそういう在日を一人でも多くして、自浄作用を高めていければと思っている。

ちょっと話がズレてしまったけど、韓国籍であるが為にいらぬ苦労はしたくないし、
ましてや子供に迷惑はかけたくないのだ。
在日&韓国問題を韓国籍だからといって、「それも運命だ」なんて私は受け止めたくない。
月並みだけど、親を子が選べないように、生まれる国も国籍も自分では選べない。
ならその次に選択できる事があるのであれば、自分で決めるのは当然かと。

それが恩恵であろうが、当然の権利であろうが、本音は何だっていい。
溺れる者はわらをもつかむ、というヤツでは?

「利用できる物があれば何だって利用するし、時には鬼になることもあるかもしれない。」
これが私の子育てのスタンスで、また非難ゴーゴー!だと予想されますが、
これくらい思ってないと自分の子供ですら守れない世の中だと認識しています。
ま、あくまで母親の立場からの見解ですが。

一人の人間としては、愛国心も無いのに帰化するのは間違いなような気が。
なんだか悪いことをするような。
やっぱり(納豆賢人さんが言っておられた)日本人の感覚は好きではないし、どうしてもできない。
だからって日本人が全て嫌いか?といえばそうではない。
なぜなら実際には日本のことしかわからないし、自分も日本人の感覚をすでに持っているし、
結局日本が一番しっくりくるのだから。
味噌汁がないとご飯を食べた気にならないのも、
カラオケでついついアニソンを歌ってしまうのも、
侘びさびの良さがわかるのも、あげれば限が無いが日本に生まれたから
そうなったと思う。

完全な日本人ではないが、ほぼ日本人として生きてきて20云年。
今の日本が心から好きと、全部好きだと、私は言えない。

街に出れば違法駐車だらけで歩道なんてマトモに歩けない。
ひったくりや交通事故も日常の一部になりつつある。
大人が子供を守ることすらできない。
強盗、殺人、虐待、買春、詐欺、なんでもござれで、一生懸命育ててもどこにも安心できる場所が無い。学校ですらそうだ。
政治家は自分たちの利益だけの為に動き、そうでない者は淘汰される。
弱者は生き残れない、それが今の日本ではないかと思う。
権力か財力か?
芸術を理解する前にどうすれば金になるかを考える。
それが資本主義のいたしかたないトコロなのか?
「文化じゃ食えない」
豊かになったのは物だけ。

以前私が言い放った「日本嫌い」はこのようなことが根底にありました。
ただ単に在日だからではなく、日本で生活して感じること。
どの国にも問題はあるし、どの国の人にも憂いはあることでしょう。
ただこれらの問題は私たちの世代がこれから解消してゆくべきであり、
誰もが住みやすい国になるよう、一人一人が努力しなければいけないんですが・・・

そうゆう気持ちが愛国心なのか?と最近思うように。
ま、そんなことは当たり前のことなのかもしれませんが。
あながちマインドコントロールも嘘ではないかも。
差別されたり、不愉快な思いをすることによって、日本人&日本に対する反発心でみんな帰化を躊躇し、民団なんかに巧く利用されているのかも・・・・・

今の感覚としては自分を何人と固定せず、フラットな立場で物事をみるようにしています。
ただ在日&韓国人が問題や犯罪を起こすと憂鬱ですけど。
いくら私が彼らに異を唱えようとも、帰化して日本国籍を取得しようとも、
どんなに成功しようが、国や世の中に貢献しようが、
「半島系」にカテゴライズされ、私に流れる血のせいで私の性格は韓国人特有のものになるわけだから。
残念なことに世の中はそんなもんなんで諦めました。

これからは、いやこれからもフツーに生きていき、できることなら在日問題に終止符を打ちたいです。
勿論私たちの(そう思いたくないやつもいるが)祖先や、仲間(これも思いたくないが)だと言われる人たちの理不尽な行動、犯罪、数々の悪行には閉口するばかりで、うやむやにはしてはいけないと思います。
けど自浄作用にも限界があり、まだまだこのようなことに異を唱えるものは少数です。
なので敵味方的考えはやめて協力できればいいと思うんですけど。
在日や韓国人は確かに話もできない輩が多いけど、私からすると帰れコール一点張りの日本人も同じに見えます。
歴史問題なんかでも、ぶっちゃけどっちでもいいじゃん?て思います。
結局韓国は仲良くする気なんてないんだし、いちゃもんつけてるだけなんだから、好きに言わせておけばいい。
ただ勘違いしないように躾けるのは大切だから、その辺はきっちりと。
あと金だけはむしりとってやろう、という心構えなので、その辺も騙されない様に気をつけましょう。
在日も然り。
参政権よこせとか、教科書問題とか、差別を利用した悪行を消し去りましょう。

ただ相手も一応人間なので、最後のやさしさだけは忘れないでください。



・・・ってなんだか書いてるうちに意味不明になってきましいました。



こんな感じのことが(かなり遠回りしたけど)今回見たこの映画の台詞がぴったりかと。
いまや国でさえも、いや国だからこそ信用できないのかもしれない日本。
この国が消滅することは望みませんが、やはり国とは心中できません。
こんな国の有様では心中なんてとんでもない、というところでしょうか。

こんなに国は考えてくれたんだから次は私が国の為に、・・・といえる国になって欲しいし、そうしてゆきたい。
そんな気持ちで劇中のケビンはこの台詞を言ったのではないでしょうか?
「この国で生まれたけれど、この国で死にたくない」
自国の恥を誰よりも感じているから、誰より憂いでいるからでは?
子供の頃、親のダメなところ弱いところを見たくなかった、そんな気持ちに似ているかもしれません。


今日思ったことを書きなぐってみました。
ご意見、批判や不満は沢山おありでしょうが、私は日々変わっていきますし
今日書いたことが永遠ではありません。

あ、言い訳じゃないですんで。
ツッコミ所はいっぱいあるし、自分でもわかってます。
ただ簡単に「これだから在日は~・・・」的に言われたくないだけなんで。
ブログやってると「前と違う!!!」とツッコミが入るんで、それを言ってる訳です。
正直に何もかも書く、馬鹿の一つ覚えですがそれがここでの私の信条です。
最初と比べると信じられないでしょうけど(笑)
素直に思ったこと書いてます。
それが気にくわない人にまで理解してもらおうとは、最近思わないようになりました。
別に強がりとかじゃないんだけど、強烈に何かを嫌っている時って何にも周りが見えてなかったりするし、しょうがないかなあと思います。

でも、ここにわざわざ時間を割いてカキコしてくれる方々にはホントに感謝してます。
ただの意味の無い嫌がらせのカキコとかは無いんで嬉しく思うし、いい意味でも悪い意味でも少しは注目されてるのかな?と。

そう思うとまだまだ世の中捨てたもんじゃないと思えます。

そろそろ夜が明けてきたので今日はこの辺で。