過疎の町で暮らす際に心配なのは、やはり医療機関の存在です。
幸いわたしが引っ越して来たこの町には、小さな診療所と歯医者はあります。
複雑な病気はクルマで1時間かけて隣の市まで行かないと大病院はありません。
先日、以前治療してあった左上の奥歯の詰め物が取れてしまいました。
早速町に唯一の歯医者さんに不安半分で出掛けて治療をお願いしました。
案ずるより産むがやすしでこの歯科医院には立派な設備が整っておりました。
レントゲンを撮って治療の方法を詳しく歯科医さんから説明を受けました。
この歯医者さんは御年62歳だとおっしゃってました。
風貌が以前通っていた歯科医院の方とよく似ておりました。
歯科医院に行きますとほとんどの歯医者さんがわたしに言うセリフがあります。
「奥の親知らずは抜いた方がよろしいよ」と今まで何度も聞かされて来たセリフを
またこの歯医者さんからも頂戴しました。
どうも歯医者さんの世界では「親知らずは抜くべし」が定説になっているようです。
わたしとしては「またかとな」いう感じでしたがきっぱりと抜かないと申告しました。
最後の4本目の親知らずの時は苦痛は伴ってましたが何となく愛着が湧きました。
最後の親知らずは最初は隣の奥歯に垂直に向いて生えて来ました。
長い期間何度も痛さに悩まされ続けたことを今も鮮明に記憶しております。
ところが、最初横向きに生えて来ていたこの親知らずが徐々に向きを上向きに変えて
普通に近い状態まで「自然矯正?」して来たときは感動ものでした。
今ではほほ上向きになっています。わたしはこの親知らずの成長過程が愛おしくて
とても抜いたりなど出来ませんと歯医者さんに言った次第です。
親知らずという歯は奥の上下4本生えて来ますが同時に生えて来ることはなく、
1本1本時期をずらして生えて来るようです。それも普通には生えて来ません。
横向きに生えて来たり、あらぬ方向に延びて来たり、かなりの拗ね物です。
実はこの延び方が隣の歯や歯茎を刺激して実に不快(=むしろ痛い)なのです。
生え終わるまでかなりの時間にわたって苦痛に耐えないといけません。
歯医者さんが親知らずを抜くように勧める一つの理由はこの苦痛を避けるためでしょう。
ここで思い出したことがありました。
かつて盲腸炎(=虫垂炎)になるから虫垂は取った方が良いとか、
虫垂はあっても無くてもよい器官だから取っても害は無いとか言われてましたが、
最近はほとんど虫垂を取ったりしないのが医学の常識?と変化してるように思います。
わたしは人間が有するすべての器官はどれ一つ不要なものはないと思っています。
「親知らずは抜くべし」という現在の歯医者さんの常識も
そんなに遠くない日にコロッと180度転換するような気がしてなりません。
幸いわたしが引っ越して来たこの町には、小さな診療所と歯医者はあります。
複雑な病気はクルマで1時間かけて隣の市まで行かないと大病院はありません。
先日、以前治療してあった左上の奥歯の詰め物が取れてしまいました。
早速町に唯一の歯医者さんに不安半分で出掛けて治療をお願いしました。
案ずるより産むがやすしでこの歯科医院には立派な設備が整っておりました。
レントゲンを撮って治療の方法を詳しく歯科医さんから説明を受けました。
この歯医者さんは御年62歳だとおっしゃってました。
風貌が以前通っていた歯科医院の方とよく似ておりました。
歯科医院に行きますとほとんどの歯医者さんがわたしに言うセリフがあります。
「奥の親知らずは抜いた方がよろしいよ」と今まで何度も聞かされて来たセリフを
またこの歯医者さんからも頂戴しました。
どうも歯医者さんの世界では「親知らずは抜くべし」が定説になっているようです。
わたしとしては「またかとな」いう感じでしたがきっぱりと抜かないと申告しました。
最後の4本目の親知らずの時は苦痛は伴ってましたが何となく愛着が湧きました。
最後の親知らずは最初は隣の奥歯に垂直に向いて生えて来ました。
長い期間何度も痛さに悩まされ続けたことを今も鮮明に記憶しております。
ところが、最初横向きに生えて来ていたこの親知らずが徐々に向きを上向きに変えて
普通に近い状態まで「自然矯正?」して来たときは感動ものでした。
今ではほほ上向きになっています。わたしはこの親知らずの成長過程が愛おしくて
とても抜いたりなど出来ませんと歯医者さんに言った次第です。
親知らずという歯は奥の上下4本生えて来ますが同時に生えて来ることはなく、
1本1本時期をずらして生えて来るようです。それも普通には生えて来ません。
横向きに生えて来たり、あらぬ方向に延びて来たり、かなりの拗ね物です。
実はこの延び方が隣の歯や歯茎を刺激して実に不快(=むしろ痛い)なのです。
生え終わるまでかなりの時間にわたって苦痛に耐えないといけません。
歯医者さんが親知らずを抜くように勧める一つの理由はこの苦痛を避けるためでしょう。
ここで思い出したことがありました。
かつて盲腸炎(=虫垂炎)になるから虫垂は取った方が良いとか、
虫垂はあっても無くてもよい器官だから取っても害は無いとか言われてましたが、
最近はほとんど虫垂を取ったりしないのが医学の常識?と変化してるように思います。
わたしは人間が有するすべての器官はどれ一つ不要なものはないと思っています。
「親知らずは抜くべし」という現在の歯医者さんの常識も
そんなに遠くない日にコロッと180度転換するような気がしてなりません。