続々・異風塵の雑記帳☆

プロバイダー変更に伴い前のブログが存続不能となりました。
このブログでは飼い猫の話、つぶやき、趣味の短歌を掲載します。

親知らず考☆

2017-10-28 14:41:37 | 日記
過疎の町で暮らす際に心配なのは、やはり医療機関の存在です。
幸いわたしが引っ越して来たこの町には、小さな診療所と歯医者はあります。
複雑な病気はクルマで1時間かけて隣の市まで行かないと大病院はありません。
先日、以前治療してあった左上の奥歯の詰め物が取れてしまいました。
早速町に唯一の歯医者さんに不安半分で出掛けて治療をお願いしました。
案ずるより産むがやすしでこの歯科医院には立派な設備が整っておりました。
レントゲンを撮って治療の方法を詳しく歯科医さんから説明を受けました。
この歯医者さんは御年62歳だとおっしゃってました。
風貌が以前通っていた歯科医院の方とよく似ておりました。
歯科医院に行きますとほとんどの歯医者さんがわたしに言うセリフがあります。
「奥の親知らずは抜いた方がよろしいよ」と今まで何度も聞かされて来たセリフを
またこの歯医者さんからも頂戴しました。

どうも歯医者さんの世界では「親知らずは抜くべし」が定説になっているようです。
わたしとしては「またかとな」いう感じでしたがきっぱりと抜かないと申告しました。
最後の4本目の親知らずの時は苦痛は伴ってましたが何となく愛着が湧きました。
最後の親知らずは最初は隣の奥歯に垂直に向いて生えて来ました。
長い期間何度も痛さに悩まされ続けたことを今も鮮明に記憶しております。
ところが、最初横向きに生えて来ていたこの親知らずが徐々に向きを上向きに変えて
普通に近い状態まで「自然矯正?」して来たときは感動ものでした。
今ではほほ上向きになっています。わたしはこの親知らずの成長過程が愛おしくて
とても抜いたりなど出来ませんと歯医者さんに言った次第です。

親知らずという歯は奥の上下4本生えて来ますが同時に生えて来ることはなく、
1本1本時期をずらして生えて来るようです。それも普通には生えて来ません。
横向きに生えて来たり、あらぬ方向に延びて来たり、かなりの拗ね物です。
実はこの延び方が隣の歯や歯茎を刺激して実に不快(=むしろ痛い)なのです。
生え終わるまでかなりの時間にわたって苦痛に耐えないといけません。
歯医者さんが親知らずを抜くように勧める一つの理由はこの苦痛を避けるためでしょう。

ここで思い出したことがありました。
かつて盲腸炎(=虫垂炎)になるから虫垂は取った方が良いとか、
虫垂はあっても無くてもよい器官だから取っても害は無いとか言われてましたが、
最近はほとんど虫垂を取ったりしないのが医学の常識?と変化してるように思います。
わたしは人間が有するすべての器官はどれ一つ不要なものはないと思っています。
「親知らずは抜くべし」という現在の歯医者さんの常識も
そんなに遠くない日にコロッと180度転換するような気がしてなりません。






ネコ達をワクチン接種に☆

2017-10-20 20:04:24 | 日記
先週の10日(水)、わが家のニャン達をクルマに乗せて動物病院に行きました。
転居前は自転車で20分の場所にあった動物病院ですが、
今度はクルマで1時間強を要します。ネコ達の途中休憩と排便排尿を考慮して
ネコ用トイレも一つ乗せ、それぞれのネコをケージに入れて出発しました。
クルマが動き出した時から年長(14歳)の方のネコが早速鳴き出しました。
その声につられて8歳の方も一緒に鳴き出し、車内はネコの鳴き声の大合唱です。

何しろ初めて訪れる動物病院ですのでわたしの方も少し不安気味です。
地図を確かめながらやっと目的の動物病院に無事辿り着きました。
動物病院の獣医さんは女性の方で幸い誰も患者?さんはいなかったので
直ぐに対応して貰えました。この女医さんはかなり変わった方のようで、
わたしもちょっと対応に戸惑いましたが、しかしよくよく考えれば、
前の男性の獣医さんも少し変人でした。どうも獣医さんには変人が多いようです。

何気ない世間話から入り3種混合ワクチン接種をお願いしたところ、
「当院(この動物病院)は3種は取り扱ってないのですよ」とよもやの返答。
大概の動物病院が扱っているワクチンが無いとはこの動物病院はどんな病院なんや、
と少々呆れました。しかし「5種混合ワクチンならありますけど」との返答。
「それは価格が高いでしょう。室内飼いのネコは3種混合ワクチンでよいのでは」
とわたしが少し渋い顔をして言ったところ、
「それやったら2匹で各1,000円引きにしときますわ」との思わぬ値引きに。
この動物病院の直ぐそばに別の病院もあるのですが、結局ネコ達のことを慮って、
それで妥協しました。値引きをして貰ったので価格面では大差がなくなりました。

ワクチン注射を終えた後、わたしは買い物のためにスーパーへ行きました。
ネコ達をケージから出して水を与え車内に解放してしばしの休憩です。
買い物を終えて戻って来ると14歳の方のネコが車内のトイレにウンコをしていました。
ニャン達は真逆の性格でウンコも一目見ればどちらのものかわかるのです。
黒くて硬いウンコは14歳の方で8歳の方か軟便なので一目瞭然なのです。
帰りの車内ではニャン達はケージから出したまま帰途に就きました。
ニャン達は助手席下の床下で仲良く並んでうずくまり何とか無事に帰着しました。
以上が搔い摘んだ顛末記です。ニャン達よりもこちらが疲れました。ああシンド!





Praying Mantis (再度の余談)☆

2017-10-15 10:13:08 | 日記
今朝、雨を見つめながら裏庭で体操をした後のことです。
ふと足元近くを見ますと何やら見覚えのある緑の脚が目に飛び込んで来ました。
間違いありません、昨日ショウリョウバッタをガツガツ食べていたカマキリの鎌脚でした。
そう言えば昨夕、近所の茶トラの野良ネコが裏庭を徘徊していました。
わが家のニャン達の食べ残しを裏庭に置くようになってからしばしば訪れるのです。
「そうか、きっとカマキリはあの茶トラに食べられたんや」と合点がいきました。
カマキリの片方の鎌脚を拾ってショウリョウバッタの残骸の傍に置いてあげました。
食べて食べられ、生存競争は過酷なもんです。これも食物連鎖の一環なのでしょう。

親鸞?の歌に以下のようなのがありました。

 明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは

ショウリョウバッタとカマキリのご冥福を心よりお祈りいたします。



Praying Mantis(余談)☆

2017-10-14 11:17:18 | 日記


先日ブログにカマキリ(Praying Mantis)について書かせてもらいましたが、
図らずも昨夕、大きなカマキリが自分と同じか少し大きめのショウリョウバッタを
捕らえて間もないシーンに出くわしました。2本の鎌でショウリョウバッタを
しっかり挟み付けて食事を始めたところのようでした。既にショウリョウバッタは、
頭部分の3分の2くらいを食べられていましたが、まだ脚を動かしていましたので
生きていたようです。カマキリが情け容赦なく頭から生きた獲物をバリバリ食べる
ということを目の当たりに見させてもらいました。
今朝現場を見るとショウリョウバッタの羽が数枚と食べ残しが若干落ちてました。
謹んで亡くなったショウリョウバッタのご冥福をお祈りいたします。

Praying Mantis ☆

2017-10-12 17:21:55 | 日記
山間(あい)に引っ越して来てまず驚いたのは当然のことですが鳥や虫の多さです。
わが家のネコの内8歳になるマンチカンはハチ類や蛾を捕らえて食べてます。
しかし、少し大型の昆虫になるといたぶりはしても食べることはありません。
そんな昆虫の代表格がカマキリです。英名は「( Praying) Mantis 」というようです。
2本の大きな前足を動かしている様が祈り( pray )を捧げているように見えます。
誰が名付けたのかわかりませんがなかなか巧く名付けたものです。

わたしはユーチューブが好きで毎日のように見てますが、
この Praying Mantis の捕食シーンをしばしば観て時に驚き時に感心しています。
小さなオスが交尾の際に大きなメスにバリバリ食べられたりするのは普通です。
またPraying Mantis 同士がいわゆる共喰いするシーンなどもしばしば見られます。
共喰い中に別の Mantis がやって来て共喰い中の Mantis を襲って食べたり、
ついつい笑ってしまいますが共喰いの連鎖が起こったりもするようです。

別のシーンでは Mantis と肉食種のキリギリスが睨み合っていて、
一瞬の差で Mantis がキリギリスに首根っこをバリバリ食われ昇天したりします。
また別のシーンでは小さなネズミを Mantis が捕らえて食べているシーンも見ました。
このような捕食シーンを見てますと種が何代にも亘って生き続けていることは、
人間であれ昆虫であれ実に稀有のことだと思ってしまいます。
自然の営みと言ってしまえばそれまでですが Mantis の捕食シーンを見ていて
「命」とは何なのだろうかといつの間にか考えてしまいます。