ローダー@オヤジ 気まぐれブログ

ロードレーサーとカメラが主な内容の、自分の備忘録のようなブログ。
完全不定期更新

CAAD8のインプレ(エピローグ) ~とある雑誌記事より~

2013-04-28 11:56:54 | 日記
サイクルスポーツの6月号を買ってみた。
あまりこの手の本は読まないのだが、CAAD8のインプレなどが詳細に書かれていたので、この号は購入してみた。


「はじめてのロードバイク選び」
という特集の中にCAAD8(ティアグラモデル)のインプレが載っている。

要約するとこんな評価。
・アルミフレーム最高の乗り心地
・踏み出しはアルミのメリットを生かして軽く、反応がいい。
・踏んでいく下りのワンディングでは滑るような気持ちよさとバイクの一体感が味わえる。
・直進安定性の良さがある。
・路面からの衝撃は伝わりやすいが、アルミとしては良く吸収されている。
・セーブステーは秀逸で、アルミフレームの概念を超えている。
・総評:欠点を見つけられないほどの完成度!

・・・うーん・・・ホントか?

「初心者向けとしては」という大前提つきではあるものの、これほど絶賛するほどのシロモノなのか?
まあ、自分が所有・・・、じゃなくてカミさんが所有するバイクがほめられて悪い気はしないが。(たとえ提灯だとしても)

ちなみに上記は要約だが、実際はヘッドのねじれが云々、BB付近の剛性が云々など、もう少し専門的なことも書かれている。
そのあたりは初心者のワタシには当然ほとんど理解できない。

まあ、「乗り心地」「踏み出しの軽さ」「剛性感」「安定性」等というような、インプレでよく目にするような言葉は、何かとの比較ではじめて成り立つ尺度なんだろう。
現にワタシはFCRの乗り心地に何の不満も持っていなかったし、フラットバーでさえロングツーリング時に不便に感じることもほとんどなかった。
RFX8に乗り換えるまでは・・・。

CAAD8は確かに良いバイクである。
フレーム重量は約1350g
アルミとしては確かに軽い。
乗り心地もソコソコ良い。
きっと一昔前のアルミフレームとは隔世の感があるのだろう。

しかし、ホイールとタイヤを替えただけで抜群に乗り心地は良くなったし、軽快感も増した。
同じバイクとは思えないほどの変わりよう。
(コンポも替えたが、それはたぶんあまり影響はしていないと思う。)

デフォルトのホイール、いくらなんでも鈍重すぎである。

そういう意味で、雑誌記事の「欠点がない」というような意味のインプレにはやや同意しかねる部分もある。

良質なロードをなるべく買いやすく、というのはわかるが、やはりコストダウンする部分は思い切っている。
そういうことはきちんと書いた方が初心者にとって逆に親切なのではないだろうか。

ましてやロードバイクの最重要パーツの一つでもあるホイールとタイヤである。
「リーズナブルだけどやっぱり欠点はあるよ」
「ちょっとここを替えると劇的によくなるよ」
と言ってほしかった。

と、ここまで書いておいて私自身がFCRに数年間、不満なく乗っていたことを再び思い出した。
やはり初心者、入門者には余計な情報は必要ないのだろうか。
言い換えれば完成車を買って、パーツなどに興味を持たずにそのまま乗っていた方が幸せなのかもしれない。

散在しないしね・・・。






CAAD8インプレ(後編)  ~(私的には)アメリカンフィーリング~

2013-04-23 22:30:25 | 日記
今日は休日。しかも晴れ。
久しぶりにRFX8にガッツリ乗った。

ここのところCAAD8ばっかりちょこちょこ乗っていたので、無性にRFXに乗りたくなったのだ。


軽い。
すべてが軽く感じる。
車体重量も軽いが、ペダリングもこぎ出しも、コーナーも。。。
「ヒラヒラ」か「フラフラ」かわからないが、ともかく軽薄なほどの軽さを感じる。
こんなに軽かったかな~?とRFX8のみに乗っていたときには感じられなかった感覚である。

今やフレーム重量1kg未満のモノはたくさんあるが、そんなのを普段乗ってたら、鉄やアルミはさぞかし重く感じるだろうな~と思った。
しかし、軽さが際立って感じたのは最初だけで、すぐに感覚は麻痺し、いつもの?RFXに乗ってる感覚となった。
つまり、軽さは絶対的なモノではなく、あくまでも相対的なモノとしてとらえられるという、ある意味当たり前のことを再認識した。
ロードバイクだからある程度の軽さは必要だが、本当に大事なのはそのマシンの特性であり、スタイルであり、扱いやすさであり、それらをひっくるめて自分の好みにマッチしているかどうかであろう。
RFX8に乗りながら、そんなことを考えていた。

さて、CAAD8であるが、前回のエントリーでのCAAD8の感想は、今読み返してみても何が言いたいのかよくわからない。
もうちょっと乗り込んで、頭を整理してから続編を書こうと思っていたが、やっぱりホイールやタイヤが違う以上、純粋なフレームの比較はワタシには不可能である。
また、雑誌のインプレッションでもないのに、比較する意味があるのか、ましてやシロートが・・・。
などと思い始め、非常にザックリとした感想だけでまとめてみる。


CAAD8を車にたとえると「V8OHVの大排気量GT(アメ車)」(ワタシはアメ車に乗ったことはないが・・・)
・まずガッシリとしたカタマリ感があり、俊敏さはないモノの直進安定性が良く、どっしりと走る。
・チューブレスの効果が大きいと思うが、突き上げ感は少なく、乗り心地は良い。
・アップライトのポジションと相まって、ロングツアラー的なマシン。
・のんびり、ゆったり、気分よく走るのが似合っている。
・その気になって回せばダイレクトに加速していく感覚があるが、やっぱり足にきて長持ちしない(燃費が悪い)
・太いチューブがマッチョなイメージ


RFX8を車にたとえると「小型でスポーツよりの日本車」
・軽く、キビキビと走る。
・回転をあげても負荷が少ないので、足が長持ちする(燃費がよい)
・タイヤの特性もあるだろうが、倒し込みも軽くコーナーはCAAD8よりクイック。
・直進性はCAADに劣る。
・細部の丁寧な作り込みがいかにもJAPANメーカー製品っぽい。
・マビックSLSはそんなにガッチガチなホイールではないが、ヤワヤワでもない。しかしフレームの後ろ半分が柔らかいので、乗り心地はマイルド。

本来RFX8こそコンフォート向けのはずだが、ほかのマシンを知らないワタシが比較するとこうなる。

・・・で、比較してどうするの?と問われても答えられない。
ただの自分の「覚え書き」でしかない。

ちなみにコンポーネントの全体的なカッチリ感はアルテグラの方がやっぱりちょっとイイかな~?程度の違いで、乗り比べなければたぶんわからない。

というわけで、CAAD8はとても乗りやすく、快適仕様のツーリングバイクとしての素養がある。
これが8万弱で手に入るのはお買い得なのではなかろうか?
たぶん、ホイールとタイやさえ換えればほとんどの(ワタシのような)シロートライダー、あるいはレースに出ないライダーには完璧である。






CAAD8インプレ  ~アルミフレームって?~

2013-04-17 00:47:43 | 日記
エントリーアルミロードの雄?CAAD8


エントリーカーボンロードのベストセラー RFX8


ウチにはこの2台しかないんだから、インプレというより単にこの2台の比較だったりする。

ましてやホイールやコンポ、ポジションなど、いろいろ違うので、純粋にフレームの比較はできない。非常にザックリとしたただのシロートの印象なんである。

「アルミ」=「カチカチ」
この図式は、ワタシがFCRに乗っていたときに身体に染みついた感覚である。


それなりに楽しんでいたが、尻は痛いし、手はしびれる。とてもロングライドをしようという気には(今思えば)ならないバイクであった。
あれこそまさにアルミの王道を行く乗り心地のバイクではなかったか。
しかし、いろんなインプレを見ると、アルミにもいろいろあるらしい。
特にキャノンデールのCAADシリーズはすこぶる評判が良く、アルミだけどカチカチでなく、乗り心地がイイらしい。(CAAD10のことかもしれないが・・・)
まあ、よーく読むと、「アルミにしては」という枕詞がついていたりするのだが・・・。


さて、我が手で一応組み上がったCAAD8に乗った第一印象。


RFXはフロントのガッシリ感に対してリヤが柔らかいというか、グッと踏むとわずかにワンテンポ遅れて反応が返ってくるような、どこかウネウネした独特の乗り味があるが、CAADは踏むと同時に進む、ダイレクトで無機質的な感じがある。
これはこれでなかなかレーシーなような気がする。
とにかく「アルミはやっぱりアルミであった」というのが第一印象である。

このダイレクト感ゆえか、カーボンよりもアルミの方が好きだという人がいるのも納得である。まあ、安いし。
ただし、このCAAD8にはチューブレスを履かせてあるので、乗り心地は悪くない。

ポジションもかなりアップライトなので、カミさん専用のバイクとしてはなかなか良いのではないかと思う。

事実、先日カミさんとプチツーリングに出かけたときは、非常にお気に入りの様子だった。
「軽~い」「速~い」「気持ちい~」の連呼だった。いいトシして。
まあ、カミさんとツーリングに出かけて本気で走るわけじゃなし、このバイクで十分以上である。
ホリゾンタルに近いスタイルもなかなかかっこ良く見えて、ワタシのモノにしたいくらいである。

なお、誤解なきように言っておくと、チューブレスタイヤという要素を除いても、このCAAD8はそんなに乗り心地は悪くないと思う。
少なくともFCRのような突き上げ感はなく、比較的長距離を乗っても身体に優しい。
現に尻も痛くないし、腕もしびれない。FCRと比べると、同じアルミとは思えないシロモノである。

カーボンもレースに特化したようなものは剛性がすごいと聞くし、要するにそれぞれの素材の特性はあるにしても、製造・加工方法でいかようにも味付けができると言うことなのだろうか。

~続く・・・かも